読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第9回 自分コントロール法

2016/12/22

卒論保護者会で日本に来ています。

我が家の長男は現在高校3年生。
来春からは大学生です。

海外に住んでいると、男の子なのでなかなか話さないこともあり、学校のことはさっぱりわかりません。

毎回面談で「遅刻が多い」「ITのプレゼンでクラスを笑わせました」など、
毎回母の知らない一面を聞くことができます。笑

今回の面談は卒論提出の前日。
卒論を提出しないと大学進学ができません。
2万文字の卒論がまだ1000文字しか書けていないとのこと。

「えーーーっっ!?」
びっくりしましたが、モチベーションをあげるのに、時間がかかる長男。
そのかわり、上がると短時間で成果を出すことのできる子です。

かなり心配そうな先生を横目に
「大丈夫だと思います。連絡しておきます」
と答えました。

電話してみると、予想通り!!
1日で1万3000文字書けていました。
「なんとかなる」ということだったので一安心。

勉強の効果的な進め方は子供によって違います。
自分で試行錯誤しながら確立していくしかありません。

①淡々とルーティンでこなせるタイプ
②モチベーションを上げないと成果が出ないタイプ

①のタイプはできるだけ、規則正しい生活の中で、ゴールデンタイム(やる気になる時間帯)を見つけることが重要です。
朝なのか?
遊ぶ前なのか? 後なのか?
ご飯の前なのか? 後なのか?

見つかれば、日々のルーティンでより効率的な成果を上げることができるようになります。

②のタイプは、どうしたらモチベーションがあがるのか?
やる気になるのか?
考える必要があります。

音楽をかけたらやる気になる。
特定のDVDを見たらやる気になる。
軽い運動をした後に効率があがるなど。

本人にしかわからないことです。

お母さんがつきっきりで指示、命令していては、自分がどんなときに最高のパフォーマンスができるのかが分からないまま大人になります。

それは、自分を最大に表現できないということ。
子供の可能性を潰すことです。

お母さんは、子供をよく観察してうまくいったときをフィードバックしてあげてください。

「朝起きて宿題したら短時間でできたね」
「この音楽聴くとやる気になるみたいだね」

できれば10歳までに、色々試して失敗して、子供自身が「自分コントロール法」を確立することが大切です。

きっとその後、よりよい人生をいきるための素敵な羅針盤になりますよ。

Kyou氏 プロフィール

Kyou氏

海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。1998年に「社会福祉士」を取得し、現在は上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」を展開中。

ブログ:上海で子育てコーチング~きょうのあしあと~http://s.ameblo.jp/kyon3boys
ネットラジオ:子育て相談「ままサプリ」:http://livaia.com/ja/category/mama_supplement/

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