街中が花束を持った女性でいっぱいに!?香港ならではのバレンタイン

2016/02/01

男性が女性をもてなす 〝特別で最高な1日〞

バレンタイン1日本のバレンタインデーは、女性が意中の男性へチョコレートを渡し、想いを伝えるのが一般的だが、中国・香港では全く異なる。「情人(=恋人)節」と呼ばれ、この日のカップルたちは日本以上に盛り上がる。愛し合う男女にとっては誕生日や結婚記念日の次に大切な日とされ、プロポーズをする人も少なくない。情熱的な愛の表現を求める香港女性に向けて、男性は花束をオフィスへ送ったり、会社の前で待ち伏せして渡したり、多くの人が行き交う道端で大声でプロポーズを試みたり、新聞に告白文を載せたり、ディナー付きの宿泊プランがある高級ホテルを予約したり…と必死で駆け回るそうだ。街中ではアクセサリーショップやファッションブランドがこぞってバレンタイン商戦を繰り広げ、花束だけでは満足しない女性へのプレゼントを選ぶ男性やカップルで賑わう。プレゼントに数千ドルかけるのは当たり前。恋人のいる男性にとって2月は痛い出費の月となる。既婚者であってもそれは同じで、会社帰りに奥さまへ花やプレゼントを買って帰るのだ。また、日本のホワイトデーと違って、プレゼントをくれた人へお返しをする風習がないことから、バレンタインは女性にとって“特別で最高な1日”なのだ。
大切な人がいるアナタ!香港式のもてなしで記憶に残るバレンタインを演出してみてはいかが?

知っておきたい! 花束の選び方

バレンタインの花束にはやはりバラが一般的で、この時期の花屋には様々な色のバラが並ぶが、日本と同様に色ごとに花言葉がある。定番の赤は「熱烈な愛」、ピンクは「永遠の愛」などとほとんどは良い意味だが、中には悪い意味を持つ色も。黄色は「嫉妬」や「誠意のないあなた」、紅白は「戦争」、黒は「恨み」などとなり、相手が花言葉を気にする人なら避けたほうがいいだろう。また贈る数にも意味がある。1本なら「あなただけを想っている」、3本は「愛してる」、9本は「いつも一緒にいよう」、10本は「パーフェクトなあなた」、99本は「永遠に」、100本は「100%の愛を」、108本は「結婚しよう」などとなる。15本は謝罪の意味があるので、もしバレンタイン直前に喧嘩してしまったりデートに遅刻してしまいそうな場合は、15本のバラを贈ると許してもらえるかも!? ただし、この時期の花束は通常の倍以上の値段になるので要注意。街市の花屋でもバラ1本がHKD80ほどにもなる。事前リサーチは必須だ! バレンタイン2

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