PPWおすすめドキュメンタリー映画「The Salt of the Earth」

2015/03/24

写真家セバスチャン・サルガド氏の世界

The Salt of the Earth映画ファン待望の第39回香港国際映画祭が3月23日ついに開幕。同映画祭では第87回アカデミー賞にノミネートされた4つの映画が上映される。その中の1つであるドキュメンタリー映画「The Salt of the Earth」は、第67回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門特別賞を獲得。同映画は、ブラジル出身の写真家「セバスチャン・サルガド」の仕事を追う世界中を舞台とした壮大な映画である。ドキュメンタリー写真・報道写真の分野で活動する同氏が、仕事でアマゾンの奥地、パプアニューギニア、北極圏など世界の奥地に行き撮影を行ったもの。世界中に足を運び、変わりゆく人間の生活の足跡を巡り国際紛争、飢餓、集団移住など近年の歴史に大きな印象を残した出来事をカメラに残してきたが、同映画は地球の美を称える壮大な写真プロジェクトで美しい風景の残る未開の土地、野生の動植物を追い求める。監督は、同氏の息子であるジュリアーノ・リベイロ・サルガド氏とドイツ出身の映画監督ヴィム・ヴェンダース氏が務めセバスチャン・サルガド氏の人生と作品が2人の視点から解き明かされていく。息を呑むほどの美しい世界、厳しい自然界―あなたも香港の喧騒から離れサルガド氏が魅了された壮大な世界に浸ってみてはいかがだろうか。香港国際映画祭の一環で上映されるため、詳細は同映画祭のウェブにて確認しよう。

The Salt of the Earth
監督:ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
出演:セバスチャン・サルガド
上映日時:3月30日14:30~、4月5日21:30~
ウェブ:http://hkiff.org.hk/eng/main.html

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