PPWおすすめ映画「You’re Not You」アイスバケツチャレンジで注目された難病が題材 - 映画・音楽・芸術・アート投稿

昨年、大流行したアイス・バケツチャレンジ。一般人のみならず、ビルゲイツなど世界中の名だたる著名人が次々に頭から氷水を被る動画をネットに上げたことにより一躍話題を集めたが、それが何の病気を支援する活動だったのか、忘れてしまった方も多いのではないだろうか。答えは、重い筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患、ALS（ルーゲーリック病）だ。そんなALSを患ったピアニストの半生を描いた映画「You’re Not You」がこのたび公開を迎える。

やりがいのないバイトと、教授との不倫の日々で、特に目的もなく大学生活を送っていた女子大生のベック（エミー・ロッサム）。何か意味のあることを始めなければと考え始めた矢先、ALSの末期段階にあると診断されたピアニスト、ケイト（ヒラリー・スワンク）の夫が募集した世話係の求人広告を目にする。普段の生活を続けていれば出会うはずのなかった2人の女性が、ALSという難病を通じて心を通わせ、次第にお互いの支えとなっていく―。

原作は、女流作家ミシェル・ウィルドゲンの同名小説。ケイトの夫役はトランスフォーマーシリーズでレノックス大佐を演じたジョシュ・ドゥアメルが熱演する。ALSとはどんな病気なのか、この映画を通して今一度深く学んでみてはいかが？

You’re Not You
1月15日公開
監督：ジョージ・C・ウルフ
出演：ヒラリー・スワンク、エミー・ロッサム、ジョシュ・ドゥアメルほか