日本のポスター文化「広告展覧会」を将軍澳で開催

2014/12/29

 日本のポスター文化「広告展覧会」

ユニークな日本のポスター文化。優れたグラフィックデザイナーによる広告ポスターは一種の芸術と捉えられ、その色調やデザインの絶妙なバランスには神秘的なメッセージさえ感じられる。また見るものを挑発するユーモアさと視覚的トリックは、単なる広告ではなく社会性をもったアートとして、日本の社会や暮らし、ものの見方、価値観を垣間見ることができる。
そんな芸術的なメッセージやイメージを含むポスターの数々が展示される展覧会「Japanese Poster Artists」が、3月30日まで調景嶺(チウケイレン)にある香港知専設計学院(HKDI)で開催されている。日本を代表する有名グラフィックデザイナーの作品など、1950年代から今日に至るまでの広告の発展を物語る200点以上のポスターが展示される今回の展覧会。シンプルな色彩と形態でありながらも重厚なメッセージの含まれた福田繁雄の作品や、独特な表現で描いた動物が特徴的な永井一正の作品、日本の伝統を西洋的な表現で示し、洗練された格調のなかにもユーモアが見え隠れする田中一光の作品など、まさに現代アートといえる作品が並ぶ。昔訪れた懐かしい場所やイベントのポスターにも出会えるかも。ぜひこの機会に日本の生んだポスターアートに触れてみて。

Japanese Poster Artists-Cherry Blossom and Aseticism
期間:3月30日まで
場所:香港知専設計学院(HKDI)
G/F., d-mart, HKDI, 3 King Ling Rd., Tseung Kwan O
電話:+852-3928-2566
ウェブ:http://www.hkdi.edu.hk
休館日:毎週火曜 1月4日(日)

 

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