PPWおすすめ映画「Boyhood」アメリカの人気ドラマ

2014/12/29

Boyhood

アメリカの人気ドラマ映画が1月8日、ついにここ香港でも公開される。監督・脚本は「恋人までの距離」や「ビフォア・サンセット」を手掛けたリチャード・リンクレイター氏。本作は第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で監督賞を受賞したことでも知られる。
父母の離婚後、母親に引き取られ暮らし始めた6歳の主人公メイソン・ジュニアが青年に成長していく姿を描いたこの作品。撮影は2002年から2013年までの12年間を通して継続的に撮影されたもの。4人の役者がまるで本物の家族のように演じることで、家庭や学校のさりげない日常のひとコマや、引越し、母親の再婚、初恋、失恋など思春期の少年の内面に渦巻く葛藤や悲しみを繊細に描写している。また劇中ではアメリカの政治の移り変わりや、ゲーム機なども時代を表す象徴として登場。時の流れを物語る演出によって、日常に根差して人生を語ろうとするリンクレイター氏らしいこだわりが感じられる作品に仕上がっている。日本では「6才のボクが、大人になるまで。」の邦名で11月に公開され、人生を考えさせる奥深い映画と評価の高い同作。乞うご期待!

 

Boyhood
1月8日公開予定
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
出演:エラー・コルトレーン、パトリシア・アークエット、
ローレライ・リンクレイター、イーサン・ホークほか

Pocket
LINEで送る