日本男子は草食系。株式会社クロス・マーケティングの調査

2014/08/25

経済成長度とコミュニケーションスキルは反比例するのか!?

株式会社クロス・マーケティングは、日本・シンガポール・ブラジル・ロシア・中国の各国に在住する20~49歳の男女を対象に、「意識・感覚に関する5カ国調査」を実施した。

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■調査背景・目的

日本人は海外の人から「時間や約束を守る」「自己主張が弱い」「礼儀正しい」などといった表現をされることが多いが、対して他国の人々はどのような特徴を持ち、表現されているのだろうか。そこで今回は、今話題のBRICsからブラジル・ロシア・中国を、アジア圏からは日本・シンガポールの5カ国をピックアップし、意識・感覚の違いに関して調査した。本調査結果は各国の特徴分析や比較をテーマに、全3回のレポーティングを行う。第一弾は【待ち合わせ・デート】時の意識や感覚として、待ち合わせの理想到着時間やデート相手との外食頻度、支払いは男女どちらでその割合などを調査し、実態を明らかにした。

■調査結果
●男性篇
日本:そもそも出かけないThe草食系・・・友人などを家に呼ぶことが少なく、デートの頻度も低い
中国:律儀なジェントルマン・・・デートの待ち合わせでは早めに来て、外食時には自分が払う
ロシア:ロマンチストか尻に敷かれタイプ・・・待ち合わせで相手がどんなに遅刻しても許してしまう人が多い
シンガポール:バランス/目立った特徴なし・・・日本と似た傾向で、先進国に見られる“草食化”が見られる
ブラジル:ルーズ・俺様タイプ・・・相手の遅刻は許せないが、自分は遅刻するという傾向が見られるデートの際に食事代は誰が払うか訊いたところ、中国×男性とロシア×男性は約8割が「ほとんど自分が支払う」と回答。日本×男性では、「ほとんど相手が支払う」と回答した人が1割。「割り勘」と合わせると38%。ブラジル×男性では30%が「割り勘/それぞれ自分の分を支払う」と回答。
自宅に人を招く時に、どれくらいの遅刻なら許せるか訊いたところ、ロシア×男性では46%が「いつまでも許せる」と回答。日本×男性は7%が「少しでも許せない」と回答し、「5分後まで」と合わせると15%。ブラジル×男性では「5分後まで」と回答した人が20%。しかし、招待された時にいつ到着するのが良いと思うか訊いたところ、13%が「約束時間の後」と回答し、5カ国で最も高い。

●女性篇
日本:自分大好き/一人が大好き・・・日本人男性同様、人と接触する頻度が低く、恋人がいる割合も低い
中国:時間管理徹底タイプ・・・相手が遅刻するのは許せないし、自分も約束時間の前に来る人が多い
ロシア:寛容な「かまってちゃん」・・・相手が遅刻しても許せるが、デート時での支払いは相手持ちが多い
シンガポール:バランス/目立った特徴なし・・・日本人女性と似た傾向
ブラジル:女王様気質・・・待ち合わせでは約束時間の後に来る人が多い。外食時の支払いは割り勘派が3割。
自宅に知人・友人・恋人をどれくらい招くか訊いたところ、日本×女性では過半数(56%)が半年に1回以下と回答。同じアジアでも中国×女性では「半年に1回以
下」と回答した人は1割程度に留まる。デートの相手と外食する頻度を訊いたところ、日本×女性では年に1回以下と回答した人が25%。日本女性はほかの国の女性
と比べて、自宅の招待・外食ともに最も消極的であることがわかった。
自宅に人を招く時に、どれくらいの遅刻なら許せるか訊いたところ、中国×女性の平均時間は「20分」。ただし、約束時間の15分を過ぎると6割の人が「許せなく
なる」ため、時間にルーズな男性は中国人女性と付き合わない方がベター。中国×女性は過半数が「約束時間の前」に到着するのが良いと回答しており、相手だ
けではなく、 自分に対しても時間管理は厳しい傾向にある。

株式会社クロス・マーケティングの調査

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