心の戸締まり

仙台で時間ができたので
『君の名は。』を代表作に持つ新海誠監督の『すずめの戸締まり』を観ました。

前評判がすごかっただけに観終わった直後は「ふ～～ん」という感じでしたが
翌日「あ！ あれはそういうことだったのか」とか
「なるほどここに繋がるのね」と気づきがありました。

さすが新海監督。
いろんなものがパラレルに交差して
観る人の経験値、環境、価値観でその人に合った「気づき」を生み出すのです。

私の「気づき」としては
悩みの90%は人間関係。
自分以外はすべて異文化の中
「分かり合う」でなく「認め合う」をモットーにしておりますが、
なかなかこれが修行であります。

家族や友人など、特に大切な人には
「分かって欲しい」気持ちが強く働きます。
考え方や価値観が大きく異なった場合、
落胆とともに悲しみや時には怒りまで湧いてきます。

人生に強い影響を及ぼす感情に「怒り」があります。
良くないのは、これを感じているのに
「仕方ない」「どうすることもできない」と
諦めていることだと感じてます。

怒りに変わる前に、自分は
「がっかりしてる」
「とても悲しい気持ちだ」
と相手に伝えることがとても大切だと思い
講座でもその方法をお伝えしていますし、私自身実践しています。

けれどその人との関係がとても親しい場合や利害が絡んで伝えにくい場合など
時にシンプルだった問題がこじれることがあります。

そんな時お互いの「違和感」が大きく膨らみ
事実の上に自分を守る「エゴ」が働きどんどん大きくなり、怒りとなって
映画のように手がつけられないものとなって暴れだすのです。

日本人は「和をもって尊しとなす」民族。
ついつい周りとの調和を考えて溜め込みがちですが
感じたことを感じたままに
大切な人には伝えていきたいと思いました。

 Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪
zets_ppw@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。

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