Vol.53

香港で夢の島暮らし

香港はイッツ・ア・スモールワールド。端から端まで1時間で往来できてしまう非常にコンパクトな街。その気軽さがやみ付きになるのです。学校の近くに住まなくても30分もあれば、結構離れている離島から通学している子もたくさんいます。憧れの島ライフも夢ではありません。
離島はデモ前は超お金持ちのアッパー層が暮らす場所というイメージでしたが、デモ、コロナの影響でパイロットの方などが離島から離れたこともあり、賃料も一気に下落し、ちょっとハイスぺなサラリーマンでも手が出せるようになったらしいです。（うちは無理ですが笑） 　海が好き、自然が好き、お洒落が好き、お酒が好きなウエスタンの人たちが好んでたくさん住んでいるので、ここは香港？と訳が分からなくなってしまうことも。
さて、話は超高級住宅地のディスカバリーベイ（ランタオ島）ライフを始めた友人宅にお邪魔してきたことを。しかも2週連続で笑。海外からきた駐在員が多く住むことでも知られています。
中環からフェリーでたったの25分でディスカバリー埠頭に到着します。フェリーを降りたらDBプラザというモールがあり、色々なレストランがあります。お酒大好きな西洋人のために種類豊富に取り揃えているお店が多いです。言うまでもなく友人宅に付く前にアペリティフを始める私たちなので、着く前から酔っ払い。出迎えてくれた友人との温度差の違いに、すみませんでしたー。しょうもないですねー。笑。これも島マジックの一つ、開放的な地域環境なので酔いも早いんです。
この島の特徴は、車禁止！！特別居住区は、ゴルフカート移動のみ。これが1台2,000万円以上する代物なのです。
さて、ほろ酔いの我々が向かった友人宅は、低層2階建て庭付きの家。内装はお洒落にリフォームされており、前住人はイギリス人が住んでいたそうな。白を基調とし、広々していてリビングからそのまま庭に通ずる開放的な設計でした。庭にBBQコンロがあり、焼き仕事は男の役目という上級国民のライフスタイルがそのまま感じられました。 　酔いも程よくまわった我々は、プロジェクターに流れるジャスティンビーバーのPVに合わせ狂ったように踊りまくりました。この日は結局3本はシャンパンを開けました。正直帰りはどうやって帰宅したか定かではありません。島ライフが出来る民は、自己管理が出来る前提ですね。お酒は好きでも、自制心がある方こそ、離島への引っ越しをお勧めします。色々な顔を持つ香港が大好きで仕方ないです。

ｅ－ｋｏ．のプロフィール

2児の女の子のママ。17年間の某有名アパレル企業で働き、主人の香港転勤により退社。毒舌コラムの評判も上々。AB型のよくいう天才肌で、自己肯定感高めな酒好き。香港のキャリーブラットショーなんて言わしてもらってます。好きな言葉は「なんとかなるさ」