香港在住の日本人主婦によるリレーエッセイ Vol.228

2022/10/05

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Vol.45

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自分のエネルギーレベルの高さで人をジャッジしてはいけない

先日お友達と盛り上がったテーマの一つ、「一生懸命の度合いは人それぞれ違う」ってこと。スクリーンショット (1917)

その昔、私がガツガツ働いてた時代、「男は女より汗水たらして働くべきだ」という自分勝手な考えを持っていました。女の私がきつい思いしてここまで働いてるんだから、一生懸命働いていない男が大嫌いでした(笑)。当時、ダンナは私より仕事のお休みが多く、帰りが早いので「(ダンナは)頑張ってない! 楽してる!」と、勝手に決めつけていて、もろに態度に出ていました。スクリーンショット (1918)  今考えると恥ずかしい、愚かな人間でした。
今思うこと、それは人には人の容量があり、エネルギーレベルが違うんですよね。
それを、「自分のレベル値まできていない人間をダメだ。熱量がない。一生懸命やってない」と、ジャッジしてたんです。
部下にもやってしまっていた時期もあったかもしれません。
今考えるとパワハラですよね。
どうして気づいたかというと、ダンナの一言で我に返ったんです。

「人に頑張ってないってよく言ってるけど、その人なりに頑張ってるんだよ。人がどのくらい頑張ってるなんか、分からないのに…」

その時ハッとしたんですよ。今まで、自分しか見ていませんでした。
物静かにひた向きに頑張ってる人、エネルギーレベルがもともと高くない人、自己表現が苦手な人、色々なんです。
その人なりの頑張りを見ないといけないんですよねー。
うちの夫婦は、私がエネルギーレベルが高くてダンナは一気にエネルギーを出さずにコントロールして安全に無駄がないように事を進めるタイプ。
なので、どうしてもダンナががむしゃらに働いているイメージがつきにくいんです。
表向きだけで判断してはダメですよね。
逆のパターンもあるようで、ダンナ様がエネルギーレベルが非常に高く、奥様が表向きでは出さないタイプで、やはりエネルギーが高く高揚している方はパワーが強いので、相手にも強く求めてしまいがちですよね。
以前の自分もそうだったので、分からないでもないんですが。
今は、内に秘めつつ自分の物差しの中で、マイペースに頑張っている人を凄くステキだなって思うんです。このような人は自分軸があり、芯のある人ということが今ならとても理解出来ます。スクリーンショット (1916)  子どもに対しても言えることで、自分のパワーレベルを押し付けてはいけないということ。
その子のMAXのエネルギーレベルを見てあげて、その子なりの頑張りを認めてあげるっていうのも、大切なことですよね。
目に見えない物って、残酷に評価をつけてしまいがちですが、ここは相手を注意して見る。認めてあげることにつきますよね。
全ては自分基準で考えてはいけませんね、いわゆる「自己中」にならぬよう要注意ですね!

リサーチソース
エネルギーレベルは人それぞれ
みんな一生懸命頑張ってる

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スクリーンショット (816)

e-ko.のプロフィール

2児の女の子のママ。17年間の某有名アパレル企業で働き、主人の香港転勤により退社。毒舌コラムの評判も上々。AB型のよくいう天才肌で、自己肯定感高めな酒好き。香港のキャリーブラットショーなんて言わしてもらってます。好きな言葉は「なんとかなるさ」

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