香港在住の日本人主婦によるリレーエッセイ Vol.222

2022/08/03

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Vol.39

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子どもの可能性を引き出してくれるもの

日本は今やブームなのかお受験戦争大国。ひと昔前の私の時代は学年に2人くらいしかいませんでした(少なすぎか?治安が悪かったので多分みんな勉強なんてしてなかったと思う。いいすぎ。笑)

長女も6年生。中学受験を考える時期にきました。というか、日本の子は3年生から塾通いして今の時期は最後の追い込みだと思うんですよね。
P11 Takeuchi_846_v2ひえ~。

香港に住む日本人家庭の受験に対しての雰囲気はのんびりしていて、家庭教師をつけるなどご家庭でサポートしていないと、勉強の進み具合も遅くなりがちです。ここ最近では日本人もかなり減ってきていて、中学受験する人も極端に少なくなっている気がします。進路として、日本人学校中学部、インターナショナルスクール、もしくは早々と5年生の終わりに母子で帰国してしまうパターンが多いんです。

いかに、ここ香港でモチベーションを保って挑むのが大変か。早々と帰国してしまう理由のひとつとして、日系塾の授業料の高さです!大手の塾は夏期講習に週2回通うとしたら、アマさん1人雇えるくらいかと思います。もちろん利点もあって少人数で手厚いということです。

個人的には、日本で塾に通った方が断然良いと思うんですよね。情報も入りますし、必死で勉強をしているお友達が周りにたくさんいる方が、子どものモチベーション維持も出来るかと思います。

そんな中、6年生から塾をスタートさせた我が家は、遅すぎるにもほどがあります。

これは私の中でスイッチがなかなか入らず申し訳ないことをしました。

予想通り、超マイペースな長女なのでエンジンがかからないんです。親子で話し合って決めごとを作ったのにも関わらず、2時間後にはもう忘れてしまってるんですよね。塾の先生にもかなり厳しい状況だと言われてしまいました。
P11 Takeuc頭をかかえて夫婦で途方に暮れてる最中なんですが、その子のタイプもあるので放置は絶対せずに、いつもの声掛けと温かく見守るに徹するしかないかなって思ってます。(日本でいま必死に頑張っているご家庭から、笑われてしまいますよね。甘いですよね。)

最後は親が信じないといけませんよね。結果がどうであろうと、タイミングやご縁があると思うので、前向きにとらえようと思います。

長女の良い所、素晴らしい所はたくさんあるので、そこを伸ばしていってあげたいです。

学校で一生の人生決まるなんて、そんな時代でもないですよね。

受験を通して家族が成長できたらすごく良いことです!これからあと数ヶ月どうなるかわかりませんが、ガツガツガミガミお受験ママやらずに※非認知能力で、やり切れるのか乞うご期待です。
P11 Takeuchi_8※非認知能力とは「学力テストなどでは数値化されない、子どもの将来や人生を豊かにする力」を指し、幼少期から学童期にかけての取り組みが大事だとされる能力です。非認知能力認定コーチとしてオンラインにてセッションを行っています。詳しくはインスタグラム「eiko0729」で検索を。
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e-ko.のプロフィール

2児の女の子のママ。17年間の某有名アパレル企業で働き、主人の香港転勤により退社。毒舌コラムの評判も上々。AB型のよくいう天才肌で、自己肯定感高めな酒好き。香港のキャリーブラットショーなんて言わしてもらってます。好きな言葉は「なんとかなるさ」

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