風水の奥義を行く!第111回 密室の中でモチベーションを上げて暮らす! の巻

2021/05/19
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

 

◆密室の中で暮らす◆

IMG_0931 このコラムを執筆する現在は香港のホテルに隔離中です。
一時帰国から香港に戻った後、30箇所ある政府指定隔離ホテルのいずれかに現状21日間宿泊する必要があります。幸い自宅の寝室よりも広い室内にいるものの、窓を開けられず空気の入れ替えのない密室で過ごしています。隔離でなくともコロナ禍で外出がままならず「もう無理!」という気分になる方もいることでしょう。自宅で映画を観たりコンサートを聴くことはできるし、オンラインで料理教室やヨガレッスンもできるし、SNSやZoomなどを使って家族や仲間と手軽に会話ができるものの、ずっと同じ場所で過ごすのはやはり気が滅入るものです。しかし、ここは情報が集まる香港。テレビやネットのニュースは24時間内外から流れ、仲間との会話からも刺激的な生情報が入ってきます。気が滅入ると愚痴ってばかりもいられません。こうした情報の中には気分の下がる情報ばかりではなく、キラリと光るものもあるからです。

  ◆水エネルギーが持つ知のチカラ◆

 新しいビジネスがどんどん生まれ、澄んだ天空の星のように瞬くのが香港です。先日は「坐月住宿計画」と呼ばれるホテルの産後ケアプランがニュースで紹介されていました。新米ママが肉体的にも精神的にもつらい産後の1ヶ月間ホテルに滞在し、産後の肥立ちを考慮してデトックスや栄養を補う食事を楽しむことができ、沐浴のコツからおむつの替え方まで専門家から教えてもらいながら実践できるのが魅力です。台湾や中国本土、韓国等で流行った産後ケアプランの香港バージョンですが、「こんなサービスがあったらいいな」を実現しています。高価格とはいえ、ホテルならではのサービスが受けられるのもポテンシャルの一つです。
「これから先伸びるだろう」と誰もが思えるビジネスを見出し実行するチカラは、風水では木・火・土・金・水の五行エネルギーの中での水エネルギーと深い関わりがあります。水は風水では「知恵」を司るからです。また、これは、香港の地理的条件とも関わりがあります。香港は高層ビルが並ぶイメージがありますが、実は自然に恵まれ海に囲まれています。極めつけは九龍半島と香港島の間を流れるビクトリアハーバーで、穏やかで絶えることのなくたっぷりの水が流れています。

◆孟意堂風水的水の潤いと柔軟性を活用する奥義◆

 コロナ禍の影響を受けて気持ちが下がることは「これでもか」という程あります。「こんなはずではなかった」という体験をし、マイナス思考に陥りそうになることもあります。気持ちを上げなければと思っても実行するのは至難の業です。その際、必要なのは柔軟性です。これまでに見てきた問題とは別の角度からその問題を見つめる苦しい作業が伴いますが、人は賢いもので、最初は気がつかなくても、見る角度を変えることによって冷静になり、新しく見えた部分からヒントを得ます。自分の命式の中に水エネルギーがあり、考え方に潤いと柔軟性のある方は特にそのチカラがあります。それはメインエネルギーでなくてもサブエネルギーでも良いのです。あとは何とかできます。
水は動くのを生業とし、じっとしていれば腐ってしまいます。バケツの中にある水と同じです。しかし、狭い所にいたとしても動いていれば腐ることはありません。水は狭い場所でも広い環境でも流れ方を変えることができます。温かければ気体になり、冷たくなると固体になり、姿形を変えられる柔軟性があります。風水師が風水の理屈で変えるのではなく、水エネルギーを持っていれば水の原理を生かしてご自身で何かに気がつき、そのことが起きる以前よりもさらに進化できます。そういう姿を見守る度に刺激になり、背中を押した風水師も何とも言えず気分が上がっていくのです。

 


彦坂 久美子
<プロフィール>

名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド・ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
<問い合わせ先>

Line ID: Mannidou2868

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