【香港】尖沙咀の観光・お出かけスポット紹介

2020/10/03

【香港】尖沙咀の観光・お出かけスポット紹介記事・チムサーチョイ・Tsim Sha Tsui

尖沙咀チムサーチョイ・Tsim Sha Tsui お出かけ観光スポット記事見出し

ブルースリー像や半島先端から眺める香港島の夜景、博物館など、尖沙咀には出張・駐在・旅行を問わずに香港滞在中に是非一度は訪れておきたいポイントが目白押し。


香港歴史博物館

じっくり見たら半日は要する見ごたえ、入場無料の常設展示で香港の歴史を知ろう

香港歴史博物館1香港政府の出資により1998年に尖沙咀東に17,500㎡の規模で開館した香港歴史博物館は、原始時代から1997年の中国返還までの民族文化や生活様式など、香港の歴史をわかりやすく展示紹介している博物館。「香港文化の保存および振興」を目指し、香港の歴史を深掘りしたその展示には圧倒される。展示は特別展示と常設展示とに分かれ、常設展示「香港故事(The Hong Kong Story)」は、当館の3フロアにも及ぶ広さで、じっくり見たら半日は要するが、まさかの入場無料での公開となっている。(特別展示は数ヶ月ごとに変わり有料)

香港歴史博物館のエントランスを入ってすぐ左手には案内所があり、館内の説明を日本語で受ける事ができる音声ガイダンスのレンタルが可能だ。また、日本語で書かれた館内案内用のパンフレットも取得しよう。

香港歴史博物館2 香港歴史博物館4 香港歴史博物館3-2 香港歴史博物館5

常設展示は第1区:自然生態環境、第2区:史前時期の香港、第3区:漢から清朝時代、第4区:香港の民俗、第5区:アヘン戦争と香港割譲、第6区:香港発展初期、第7区:日本占領時、第8区現代都市化と香港返還、と第1区から8区に分かれているが、面白くなってくるのは、第4区あたりの展示からなので、旅行などで時間が限られている人は、第1区などの原始時代は早歩きでスルーされたし。

香港歴史博物館7 香港歴史博物館6-2

どのエリアも当時の生活用具や再現された建築物、実際の衣服をまとった人形などと共に展示され、そのシーンを表現した音響が施され、タイムスリップしてしまったかのような感覚を覚えるくらい、当時の様子がリアルに伝わってくる。第4区は昔ながらの風習・伝統文化が再現されており、嫁入りの様子や、春節の獅子舞、長洲島の饅頭祭、広東オペラ(粤劇)など見ごたえがある。第5区のアヘン戦争に関しては、アヘンを取り締り没収しては燃やしていた様子や、取り締まりに力を入れた清朝の官僚 林則徐の銅像が立っている。また、第6区は古き良き香港の街並みが再現されており、薬局、乾物屋、レストラン、お茶屋などの店舗が並び、建物の階段も昇る事が出来る。階段を上り奥まったところにいくと、歴代の香港総督の写真が飾られていたりもする。第7区の日本占領時の展示は我々には目が痛いが、ここで放送されている動画上映は訪れた人の気を引く用だ。第8区は公営住宅が建って行く様子など近代史が展示され、最後はイギリスから返還されるところで常設展示は終わる。

香港歴史博物館10 香港歴史博物館9 香港歴史博物館8 香港歴史博物館9-2

 

住所:100 Chatham Road South, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
電話番号: 2724-9042
営業時間: 10:00〜18:00(月&水〜金曜) 10:00〜19:00(土・日・祝) ※クリスマス・イブ及び旧暦の大晦日は17:00で閉館
休館日: 毎週火曜および 旧正月(春節)元日とその翌日
料金: 常設展示は入館料無料、特別展示は有料
▶HPを見る   ▶地図を見る


1881 Heritage
歴史と現代が融合する複合施設 尖沙咀前水警總部

香港尖沙咀1881heritage高級ブランドショップがずらりと並ぶ広東道の最も海よりに位置する、1881 Heritage。かつて水上警察が置かれた小高い静かな丘は、現在ショッピングモールやホテル、レストラン群として連日多くの観光客で賑わう。
構成される5つの歴史的建造物は、1880年代初頭に、ヴィクトリア・コロニアル調と新古典派を組み合わせた設計で建築された。なかでも中央にそびえる「香港警隊前水警総部(水上警察署)」は、1884年から1996年まで100年以上の長期に渡り使用されていたもので、1994年には香港の建築物文化遺産として政府に認定されている。噴水や季節ごとに変わるオブジェも楽しむことができ、ウエディングの撮影場所としても人気がある。

複合施設 尖沙咀前水警總部1 複合施設 尖沙咀前水警總部2香港尖沙咀1881 Heritage2

住所:2A Canton Rd.,TST
電話:(852)2926-8000
▶HPを見る  ▶地図を見る  ▶当施設内のお勧め広東料理店の記事はこちら


アベニュー・オブ・スターズ(星光大道・Avenue of Stars)

ブルースリーと香港島の景色を写真に収めよう

アベニュー・オブ・スターズ(星光大道・Avenue of Stars)

『燃えよドラゴン』におけるブルース・リーを模った高さ2メートルの銅像でお馴染みのアベニュー・オブ・スターズ(星光大道・Avenue of Stars)は、香港映画業界の発展に貢献した人物を讃えるために建造。香港の映画界で著名な人物の名前、手形が彫られた100枚以上に及ぶ記念プレートが年代ごとに設置されている。ここを訪れてブルースリー像と写真を撮らないと香港観光は始まらないのでは。近年は尖沙咀先端の開発が進んでいる為、幾度となく移設を繰り返しているが、複合施設K11 museaの竣工に伴い現在地に落ち着いた模様。

▶地図を見る


 

Knutsford Terrace(ナッツフォード テラス)と、尖沙咀東沿岸【尖沙咀中心】一帯

テラス席でくつろぐ至福の一杯

香港尖沙咀Knutsford Terrace尖沙咀のレストラン街を2つご紹介しよう。ひとつ目は尖沙咀北側に位置する天文台のお膝元にある Knutsford Terrace(ナッツフォード テラス)だ。各国の料理店が小高い丘に立ち並びテラス席が道に飛び出るように設置されている。ショッピングモールのMira Place や The Oneなどで買い物に疲れたら立寄ると良いだろう。

もう一方は、尖沙咀東エリアの沿岸部にある尖沙咀中心というビルの一帯だ。ここはビクトリア湾の向こうに見える香港島の景色を楽しみながらテラス席で食事ができる。

▶Knutsford Terrace(ナッツフォード テラス)を地図で見る

▶尖沙咀東沿岸【尖沙咀中心】一帯を地図で見る


訊號山公園

尖沙咀先端にある隠れた名所

訊號山公園Signal Hill2香港で尖沙咀や九龍などの大規模埋め立てが始まる前、かつて岬だった場所「シグナルヒル(訊號山)」を知っている人はどれほどいるだろうか。ブラックヘッドポイント、尖沙咀ポイントとも呼ばれた岬は、現在は小さい丘が残り公園として市民の憩いの場へ生まれ変わった。

そこは香港でかつて台風シグナルを発信していた場所だった。ヴィクトリアハーバーの中間に位置しその周辺では1番高い丘であったこの場所に、レンガ作りのシグナルタワーが建てられたのは1907年のことだった。それまで港の船に正確な時間を知らせるタイムボール(時球)は香港警隊前水警総部の近く(現在の1881Heritage)にあった。タイムボールは1908年1月~1933年6月まで香港天文台により運営され、1908年~1920年までは1日に1回、1933年までは1日に2回ボールを落として時間を知らせていた。海洋クロノメーターをチェックするために用いられた同方法は、無線と電話技術の発達により時代遅れとなり幕を閉じたのである。

そして、その後は公園となりシグナルヒルガーデンが1980年にオープン。シグナルタワーは1981年に香港二級歴史建築に指定され、2009年には香港一級歴史建築に登録された。尖沙咀にあるとは思えないほど静かな公園であり、埋め立てにより昔の眺めは変わってしまったが残されたシグナルタワーが昔を今に伝える。

訊號山公園
住所:11 Middle Rd., TST

▶地図を見る

 

 

 

 


ラストエンペラーの遠縁の店主が経営
幸福を招く写真館

愛新覚羅州棠(アイシンカクラジョウタン)  愛新覚羅州棠(アイシンカクラジョウタン)

辮髪で満州族の文化を伝える

九龍公園を背に、ネイザンロード(彌敦道)とカントンロード(広東道)を結ぶホイフォンドウ(海防道)を渡ってカンコウドウ(漢口道)へ。右手に立ち並ぶビルの谷間にあるトンネルのような路地の、数えて2本目の奥をのぞくと、愛新覚羅州棠(アイシンカクラジョウタン)さんが切り盛りする写真館「八旗相館」が見える。訪ねると辮髪にチャイナ服姿の州棠さんが迎えてくれた。

州棠さんは、中国清王朝を立ち上げた満州族の初代皇帝ヌルハチの直系子孫で、ラストエンペラーとして知られる愛新覚羅溥儀(フギ)の遠縁に当たる。辮髪は前頭部を剃りあげ、後頭部を長く伸ばして三つ編みにした髪型。映画などで見たことがある方もいるのでは?「なぜ、辮髪にしているのか?」と伺うと「満州族の文化だから。文化は大切にしなければいけない。日本の着物と同じだよ」と教えてくれた。

州棠さんは1962年に広州から香港へ。当時は写真を学べるところがなかったため、独学で写真技術を学ぶ。1976年と77年に香港撮影学会が主催した撮影大会で優勝。1983年に「八旗相館」をオープンした。こぢんまりした店内は30年以上の歴史を重ね少し雑然とした雰囲気だが、ヌルハチの絵や、満州族が所属した8つの組織を象徴する「満州八旗」と呼ばれる旗が飾られている。

龍の絵  椅子

開運・証明写真はHKD110~

州棠さんが得意とするのは人物の撮影。店頭にある美しい女性の写真のモデルは娘さんで、こんな写真を撮ってもらえるそうだ。そして、州棠さんは「ここは幸福を招く写真館なんだよ」と語る。ここで証明写真を撮ったあと、希望する大手企業に就職が決まったり、スキャンダルで失職寸前だったのに復権したりなど、幸運に恵まれている人が多いという。その秘密は、写真を撮るときに座る椅子にある。中国では昔から「天子は南座する(南を向いて座る)」といわれており、明・清の王宮「紫禁城」にある太和殿の玉座も南を向いていた。ここの椅子に座ると南座し、また、椅子の図像は4つの方位を示すもので、風水的に繁栄がもたらされる構造になっているのだそう。州棠さんは「ここでは背景をブルーにして撮ることもできる。空の色も海の色もブルー。人の命にとって大切な色なので、ブルーで撮ると運気がアップする」と微笑む。証明写真は香港パスポートサイズ(40mm×50mm)の6枚セットがHKD110。サイズによって枚数が異なるがだいたいHKD110から。証明写真を撮ったあとは若干の修正もして30分で仕上げてくれる。その他、いわゆる写真屋さん業務全般を手がけている。

多くの顧客に支持され32年

さて、取材中にもこの写真館には次々と顧客が訪れる。中国から出張できたという女性は、フィルムを買いにきたついでに、カメラの使い方をアドバイスしてもらっていた。彼女は近くの店でカメラを購入したとき「対応がいい」とここを紹介してもらい、以来、香港にきたときは必ず立ち寄るという。

「なんでこの店が30年以上も続いているかわかる?それはマジメに仕事をやってきたからだよ」と州棠さん。そんな州棠さんが撮る写真だから、幸運を招くことができるのかもしれない。マンネリした日常を打破して、いい運を呼び込みたいと思う方は「八旗相館」を訪ねてみては?香港の記念に証明写真を撮ってもらうのもいいかもしれない。

八旗相館 D&P SERVICE SHOP

八旗相館 D&P SERVICE SHOP
住所:Shop21, 6/F., Hankow Apt., 43-49A Hankow Rd., TST
電話:(852)2376-1246、(852)9135-7617

▶地図を見る

Pocket
LINEで送る