マリリンのぶらグル巡り Vol.123

2020/01/22

maririn

マリリン:話題のお店を中心にローカル店など数多くのお店を食べ歩きながら、趣味のヨガやハイキングも楽しむ香港在住歴11年の日本人女性ライター。

2020年ミシュランガイドのおススメレストランの
湾仔の
人気タイレストラン待望の2号店を上環にオープン!「Samsen」

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ビンテージなインテリア

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エグゼクティブシェフのアダム氏

 湾仔(ワンチャイ)といえば、東洋と西洋が入り混じりレストランやバーが立ち並ぶ、落ち着いたお洒落なエリア。そんな湾仔に2016年にオープンしたカジュアルタイレストラン「Samsen」。同店のオーナーはもともと上環(シャンワン)にある人気タイレストラン「CHACHA WAN」のエグゼクティブシェフを務めていたオーストラリア出身のアダム氏で、バンコクの有名レストランで勤務経験があり、タイ料理を熟知している。そんな彼がオープンした同店は、タイの屋台をコンセプトに良質な季節の食材を併せた屋台料理を提供する。オープン以来、4年たっても毎日行列が絶えない人気店だ。去る12月に発表された2020年のミシュランガイドでもおススメのレストランとして紹介されている。そんな「SAMSEN」待望の2号店が上環にオープンした。

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お店の人気メニュー「Boat Noodle」

 湾仔店では、スープヌードルなどのタイの屋台料理がメイン。ノスタルジックなタイ・ビンテージインテリアで、タイの街中に溢れる屋台の雰囲気を再現したカジュアルなスタイル。屋台料理はその国の食文化を語るといわれている。タイの庶民の胃袋を支え、世界中のグルメたちを虜にする屋台料理の中でも、街中で食べる伝統的なスープヌードルはその良い例で、シンプルだけど一度食べると虜になる味。湾仔店ではエグゼクティブシェフのアダム氏も大好きだという「ボートヌードル」をメインに料理を提供している。ボートヌードルとは、タイの水上マーケットで働く人たちが日常的にボートの上で食べていた、小さなスープヌードルの事。

 

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上環店の新看板メニュー「Khao soi」

 タイ料理のシェフとしての長年の経験と情熱を注いでいるアダム氏は、2号店ではボートヌードルも健在だがチェンマイをはじめとするタイ北部とルアンパバーンをはじめとするラオス北部で広く食べられている麺料理の「カオソーイ」をメインに、バラエティー豊かなタイ料理を提供する。カオソーイとは、濃厚なカレースープをベースに茹で麺と揚げ麺の2種類の食感が楽しめるユニークな麺料理。日本人の好みにもぴったりハマっていて、一度でもカオソーイを食せば「なぜこれが今まで日本で流行らなかったのか?」と驚くことだろう。他にもカレーやタイ風焼き鳥なども新しくメニューに加わっている。

 さっそくそんな大人気タイ料理に誰よりも早く足を運んでみては。

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2020年ミシュランガイドおススメのお店

 


SAMSEN 上環店
住所:G/F., 23 Jervois St., Sheung Wan
電話:(852)2234-0080
時間:18:30~23:00 (月休)

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