規制緩和で千葉の梨が尖沙咀「元気一杯」に登場

2018/09/26

本年7月24日、東日本大震災後の2011年3月24日より香港への農産物輸出が停止していた茨城、栃木、群馬、千葉の4県産の農産物に対する輸入規制が緩和され、千葉県「豊水」240玉、100kgがチムサーチョイ(尖沙咀)の「居酒屋 元気一杯」(河野正仁店主)に並んだ。1玉420~450gと大きく糖度の高いジューシーさが好評で、販売から即日完売。日本全国の産品を産直輸送し、千葉にゆかりのあるスタッフも多い「香港ヤマト運輸」が、日本国内のヤマトグループと連携して集荷から配達まで一貫保冷輸送を行った。今回の梨の輸入販売では「JAPAN産直マルシェ」の企画として「千葉県を応援し隊」が結成され、予約販売と店頭販売が行われた。

NANA FARM、香港ヤマト運輸、元気一杯が手を取り合い開催された。

NANA FARM、香港ヤマト運輸、元気一杯が手を取り合い開催された。

宮崎県出身の大原 奈々氏が立ち上げた「NANA FARM」が地元の生産者支援と県産品の普及を目的に今年3月から「宮崎ひなたマルシェ」を毎月開催していることに端を発し、その配達を手掛ける香港ヤマト運輸が中心となって「JAPAN産直マルシェ」を発足。今では「青森ねぶたマルシェ」など他の自治体にも広がりつつある。現在では「NANA FARM」の契約農家数も20を超え、宮崎から産地直送で輸入する食材は同じく宮崎出身の河野氏が営み、香港宮崎県人会の事務局にもなっている「居酒屋 元気一杯」にて味わうことができる。「宮崎の農産物は関西や大田市場に流通していて、主に築地や福岡から仕入れをする香港にはなかなか入ってきません。宮崎からの産地直送によってご自身の育てた農産物が店頭で販売されたり、レストランで使われたりすると生産者の皆さんも喜ばれますし、モチベーションのアップにもなります。どんな山奥にも集荷に行ってくださるヤマトグループさんのお陰で、宮崎県内の集荷から2日後には新鮮な食材をここ香港で食べることができます。皆さんのご協力によって、楽しく地元のPRができています」と大原さん。

「居酒屋 元気一杯」では、提供するメニューの7割に宮崎食材を用いており、「宮崎牛」、「妻地鶏の炭火焼」、「西米良サーモン」、「都農ワイン」などのプロモーションも日々行っている。その中でも、香港で唯一「NANAFARM」のみが手掛けているのが、「長谷川水産」の津本光弘氏が考案した「津本式究極の神経締め&血抜きによる熟成魚」。水揚げ直後の鮮度を維持しながらも熟成を重ねた刺身には、ねっとりと良質な脂が纏わりつき、圧巻。

 

「妻地鶏の炭火焼」

「妻地鶏の炭火焼」

 

「津本式究極の神経締め&血抜きによる熟成魚」

 

この機会に是非、訪れてみては。

「YouTube津本光弘」で検索!

 


元気一杯
住所:Unit 4E, 4/F., Miramar Shopping Centre, 132-134, Nathan Rd., TST
電話:(852)2375-8100
NANA FARMに関するお問い合わせは Facebook「 NANA FARM」または「香港宮崎県人会」のメッセージから

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