3月15日 銅鑼湾に海外初出店 賛否両論 笠原氏が来港!

2017/03/13

賛否両論  笠原氏が来港!
3月15日 銅鑼湾に海外初出店

笠原氏(左)と小山氏

笠原氏(左)と小山氏

2004年の開店以来、いまだに予約が取れない店として有名な「賛否両論」。2013年に名古屋、2014年には広尾と立て続けに出店し、メディアにも引っ張りだこのオーナーシェフ・笠原将弘氏がこのほど、海外初出店となる香港にお忍びで来港。滞在12時間という超過密日程の合間を縫って、抱負を語ってくれた。

「賛否両論」人気の秘訣は、笠原将弘氏が掲げる「圧倒的に美味しいのに安い」というコンセプト。日本国内では、食材にこだわり抜いた和食をコース限定で提供しているが、満足できるくらい飲んで食べて、1万円でお釣りが来るという価格設定は他を圧倒。「吉兆」仕込みの一流料理人である同氏が腕を振るい、自ら料理や飲み物を提供するタイミングにも細心の注意を払うにもかかわらず、料亭のように敷居が高くなく、若い20~30代も気軽に足を運べる点も要因だ。屋号の由来は「万人に好かれなくても、自身の料理とやり方を認めてくれる人が来てくれれば」という想いだったそうが、現在の盛況ぶりが賛否を物語っている。

そんな押しも押されぬ人気店が3月15日、飲食店ひしめく銅鑼湾(コースウェイベイ)の登龍街(タンロンガイ)に上陸。「あらゆる食材や人が集まる東京だからこその和食を感じてほしい。美味しく、かっこよく、楽しい料理を目指します」(笠原氏)という想いの込められた「東京和食=東京最前線の和食」を懐石コースにて提供していく。

料理長として現場を取り仕切る小山雄史(たけし)氏は、新宿の伊勢丹本店で世界各国の様々な料理を再現する「再現料理」に長年従事してきた百戦錬磨の料理人で、その確かな技術に裏打ちされた表現力と独創性に惚れ込んだ笠原氏がオファーを出し、実現した。

店内はカウンター13席、8名用のテーブル1席(個室)と落ち着きのある空間で、ビールをこよなく愛する笠原氏の強い要望で、「サッポロ黒ラベル」を始めとした、料理と相性抜群の日本各地の地酒を取り扱う。さらには、予約3カ月待ちが当たり前の「賛否両論」日本国内店への特別予約なども行っていく予定で、在留邦人の楽しみは尽きない。

笠原氏は「国際都市で自分の料理がどこまで受け入れられるかチャレンジしてみたい。和食の真の素晴らしさを広め、職人を志す若い世代の刺激にもなれば」と、言葉を寄せた。

笠原 将弘
1972年東京生まれ
「正月屋吉兆」で9年間の修業後、武蔵小山にある実家の焼鳥店「とり将」を継ぐ。
店の30周年を機に閉店し、2004年に自身の店「賛否両論」を恵比寿に開店。独創的な感性で作り上げる料理が話題を呼び、たちまち予約の取れない人気店となる。
2013年に名古屋で「賛否両論名古屋」、翌年には「賛否両論メンズ館」を広尾に開店。和食給食応援団東日本代表を務めるなど、食育、和食推進活動にも注力し、家庭料理から専門料理まで、和食の魅力を伝える著書も多数。私生活では、三児の父。

賛否両論
住所 : 4/F., V Point Bldg., 18 Tung Lung St., CWB
電話 : (852)3705-2672
ウェブ : www.sanpi-ryoron.com

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