セントラル注目の新感覚バー　「アイアン・フェアリーズ」

2016/11/15

Iron Fairies

バンコクの本店をはじめ、日本の銀座に店を構える神秘的空間でユニークなカクテルを楽しめるバー「Iron Fairies（アイアン・フェアリーズ）」。去る9月に待望の香港店が中環（セントラル）にオープンした。同バーは4月に湾仔（ワンチャイ）にオープンした、孔雀をイメージした神秘的な内装と妖艶な雰囲気が人気の「Ophelia（オフェーリア）」、そしてニューヨーク出身の有名バーテンダー、ジェイ・ブロスキのカクテルが楽しめる｢J.Broski｣のデザインを担当したオーストラリア出身のコンセプター兼デザイナーのアシュリー・サットンが手掛ける店。

アシュリー氏はデザイナーになる前は炭鉱で働いており、その後炭鉱を舞台にした童話「Iron Fairies」を出版。バンコク、日本、香港のそれぞれのお店はその童話の中の異なった物語をコンセプトにしている。香港店は12種類の妖精が炭鉱を守るという設定で、テーブルには妖精のオブジェ、壁には妖精が飛び交うのに必要な魔法の粉のボトルが並ぶ。バーには炭鉱で使う道具が並び、天井を見上げると一万匹を超える蝶が飛び交い神秘的な独自の世界観を演出している。側に置いておくと幸せを運んでくれるという妖精のオブジェは購入可能。ドリンクを楽しみながらお気に入りの妖精を選ぶのも楽しみ方の1つだ。

現実とはかけ離れた神秘的な世界で大人をワクワクさせてくれる同店では、毎日ジャズとブルースのライブ演奏を楽しむことができて、粋な時間を過ごすことができる。まだオープンしたばかりで週末は混み合うので、ゆっくりと音楽とドリンクを楽しみたいなら平日の夜がオススメだ。また、同店はフードにもこだわっている。食べ応え抜群のオージービーフのハンバーガー｢Fat Gut’s Overloaded Burger｣や「a range of hand-crafted Australian burgers」は満足のラインナップ。クラフトビールやワインと合わせて食べたい。その他、ドリンクのおつまみに最適な生ハムやチーズの盛り合わせもある。

Fat Gut’s Overloaded Burger

ドリンクだけという人にはお店自慢のカクテルをジェイ・ブロスキ氏のユニークで美味しいカクテルにトライしてみよう。オーガニックハニーと魔法の粉で焦がしたマシュマロを添えたスイカのダイリキ（HKD115）は甘すぎないスムースな味が魅力。煙をためたグラスに目の前でブルーベリーウォッカとエルダーフラワー（ニワトコ）に自家製のセージコーディアルを加えたスモーキーな味が特徴のThe Smoke in a Bottle（ HKD120）もオススメだ。