世界が注目する“クラフトビール界のキング”! 日本を代表するクラフトビール、香港工場をオープン!

2016/08/23

HITACHINO NEST Hong Kong Brewly

常盤野ネストビール

近年、クラフトビールブームが熱い香港。クラフトビールとは、小規模なビール醸造所(ブルーワリー)でビール職人が精魂込めて造るビール。ビール職人が作り出す高品質なビールを「手工芸品(Craft)」にたとえて名づけられたのだという。たかがビールと思う人もいるかもしれないが、クラフトビールの世界はとても奥が深く、日本でもその数は100種類以上といわれる。美味しさとともに、その味わいの多様性もとても魅力的だ。

ビール醸造所

日本だけに留まらず世界のクラフトビールのトップを走り続けて高い評価を受けている名柄がある。それは、約200年の歴史を誇る茨城県の老舗酒造会社の「木内酒造」が醸造している「常陸野ネストビール」。1995年に醸造をスタートしてから現在まで、「世界に通用するビール」を目指し、様々な味のビール造りに挑戦し続けきた。そして1998年からは、海外での販売を開始。早くも、その年にアメリカで開催された世界最大のビールコンベンションで「ワールドビアカップ」のタイトルを獲得。これを皮切りに、世界の様々なコンテストで金賞を獲得し、他では真似の出来ない“唯一無二”の日本を代表するクラフトビールとして世界で確固たる地位を築き上げてきた。そんな「常陸野ネストビール」の海外2つ目となるブルーワリーが新界(ニューテリトリー)のMTR火炭(フォータン)駅近くにオープした。

ビール醸造所

ビール醸造所

気になるのはその味。作り方が同じでも肝心の水が違う。日本の水に比べると香港の水は、ミネラルや栄養成分がほとんど含まれておらず比較的シンプル。それがネックになるかと思いきや、逆に調節がしやすくてクラフトビール造りには適しているのだという。規模は日本の1/10ながら、日本と同じ設備を導入し、香港では最先端の技術を駆使したブルーワリーだ。ビールの本場のベルギーとイギリスから麦芽を、ホップも厳選したものを直輸入。月2~3回は日本からスタッフが来港し品質のチェックと管理に努めている。

ビール醸造所

香港工場では4種類のビールを醸造する。モルトの旨味、ホップの軽快な風味が特徴的な「常陸野ネストラガー」、福来みかんの爽やかな香りとホップの持つ苦味が絶妙なバランスな「だいだいエール」、芳醇で濃厚なコーヒービールの「エスプレッソスタウト」、そして、発売以来数多くの受賞を重ねてきた切れのある後味が特徴の「ホワイトエール」を醸造する。さらに、近い将来中華料理との相性もばっちりな「サワーエール」などの香港限定のフレーバーも醸造する予定だというから、その発売が待ち遠しい。

常盤野ネストビール

ブルーワリーでは、毎週土曜日には「常陸野ネストビール」のこだわりの製法や、うまさの秘密や魅力などに触れることの出来る見学ツアーを開催する。第一回目は8月27日(土)14:00~15:30。HKD200で見学後は出来たてのビールの試飲をすることもできる。火炭だとちょっと遠いと感じる人もるかもしれながクラフトビールファンなら行く価値あり。「常陸野ネストビール」の魅力を味わいに出かけてみよう。

HITACHINO NEST Hong Kong Brewly
住所:Unit A1, Unison Industrial Center, 27-31 Au Pui Won St., Shatin
電話:(852)2620-0095

Pocket
LINEで送る