中環の隠れ家的なフレンチビストロ「Figaro」

2016/07/11

フレンチ中環(セントラル)と言えば多くのレストランが軒を連ね、香港屈指の人気グルメスポット。そんな中環の中心部からハリウッドロードを下った南側のエリアの「NOHO」はここ数年でお洒落スポットして発展を見せており、次々と話題の店がオープンしている。そんなNOHOの石畳階段がある閑静な雰囲気の路地裏の善慶街(Shin Hing St.)には穴場ともいえる、フランス人オーナーのレストランやバーなどが店を構え、多くのフランス人で賑わう。まるでパリの路地に迷い込んだような錯覚に陥ってしまいそうだ。
今回はそんな善慶街にある、ワイン通、食通の間で密かに人気上昇中の「Figaro」を紹介しよう。パリのビストロスタイルの店で、ワインとフランスのクラシックな料理をタパス感覚でシェアして楽しむ事ができる。グランドフロアはバー。1階は2,000本以上のワインが揃うワインセラーと、20席のダイニングスペース。カジュアルでフレンドリーな雰囲気とアートでオシャレなインテリアが食事をさらに楽しくしてくれる。シェフ歴20年、パリのミシュランレストラン「Akrame」や「Restaurant Pierre Gagnaire」などで勤務経験のあるシェフの作る料理は、高級レストランの味にもひけを取らないレベルだ。それでいて、なんと全ての料理がHKD150 以下というから驚きだ。
その料理の数々を紹介しよう。まずは、シェフオススメの「Langoustine Tartare with Cucumber Consomme(フランス産海老ランゴスティーンのタルタル・きゅうりのコンソメスープ添え)。アートの様に見た目が鮮やかで、コクがありながらもきゅうりであっさりと仕上げられたスープがタルタルにマッチ。スパイスの効いたラム肉ミートボールをシソとリンゴの2通りの爽やかな味でいただく「Sweet & Sour Lamb Two Ways with Apple & Shiso」はラム特有の臭みもなく赤ワインと合わせたい一品だ。最後は、淡白でさっぱりした味わいの鱈にオイスターとジンを合わせてイクラと数の子をソースにして和えた「Pollock, Asparagus, Oyster, Gin Emulsion, Salmon & Emulsion, Salmon & Herring roe」。こちらは編集部オススメの一品だ。
食事の締めくくりにはデザートもお忘れなく。伝統的なフランスのスイーツ、タルト・タタンをモダンにアレンジした「Deconstructed Tarte Tatin」や、ポーチド・ピーチの上にレモングラスシャーベット、カルダモンムース、スモーククリームを盛り合わせた、口当たり優しい爽やかな味の「Poached White Peach, lemongrass, Sobet, Cardamon Mouse, Smoke Cream」は食後の口直しにぴったり。
さあ、さっそくワインと絶品料理を味わいに足を運んでみよう。
フレンチフレンチフレンチ

Figaro
住所:2 Shin Hing St., Central
電話:(852)2757-1777
ウェブ:www.figaro.com.hk
フェイスブック:@figaro_hk
外装内装

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