ミャンマー食文化「シャンカオソエ」

2016/07/06

亜細亜のFree Paperから
香辛料たっぷりなソースに、お米の麺
高温多湿な朝にぴったり
From ミャンマー食文化
気軽に食べられる香り豊かな料理シャンカオソエ
ミャンマー シャンカオソエアトゥ

ミンガラーバ!よく、日本からくる方にミャンマー料理って「タイ料理とインド料理、どっちに似てる?」と聞かれます。ミャンマーの食事って、なかなかイメージがわかないようですね。ミャンマーの食事をひとことで表すと・・・うーん、確かに難しい。ミャンマーは、日本の約1.8倍の国土をインド・中国・ラオス・タイ・バングラディッシュに囲まれています。日本料理とひとことでいっても、沖縄、九州、関西、名古屋、東海、関東、東北、北海道いろんな料理がある様に、ミャンマーにも沢山の料理があります。日本米の様なお米の取れるシャン州。海鮮料理のおいしいヤカイン州。地方や部族によって、味もおおきく変わります。
今日はそんな、ミャンマーの東に位置するシャン州の朝ごはんをご紹介します。シャンカオソエ、もちもちとしたお米の麺に、香り豊かなソースをかけていただきます。ソースの中身は、ナッツ・唐辛子・パクチー・ねぎ・チキンスープ・その他たっぷりの香辛料。スープがあるものをアイェ(A yay)、スープがないものをアトゥ(A Thote)と呼びます。わたしのお勧めは、断然アトゥ!ナッツのコクの中に、ぴりりと響く香辛料。高温多湿なヤンゴンの朝にぴったり。
シャンカオソエは屋台でもミャンマー料理屋でも気軽に食べられる料理です。ちなみに、シャンカオソエは細麺。太麺派のあなたはミーシィ(Myeeshay)をどうぞ。ソースやスープはおなじ味なので好みや気分で変えるのもいいですね。チェーズーテンバーデ!

雑誌文:ミャンマーANARAY編集部 Yuko Kato
「完全地元密着」「地元社会貢献」をテーマにミャンマーとASEANを情報でつなぐ無料情報誌。KANARAYはミャンマー語で「ちょっと待って」「ちょっとちょっと」という意味の言葉です。ちょっと立ち止まって、手にとって、読んで下さった方が笑顔になる。そんな雑誌を目指し、経済・生活・趣味スポーツ・現地インタビューなどなど、多彩な現地の“生”情報をご提供します。10月末プレ創刊号をおたのしみに!

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