中環（セントラル）イタリア料理にアメリカのエッセンスを加えた｢CARBONE｣

2015/10/27

CARBONE

ニューヨークのイタリアンレストランチームによる初の海外店として、昨年夏にオープンした中環（セントラル）の｢CARBONE｣。同レストランが目指すのは、イタリア料理にアメリカのエッセンスを加えた｢ニューヨークイタリアン｣。移民であるイタリア人がアメリカに根付き始めた1960年代、少しずつアメリカの文化に馴染んでいったのに伴って料理も徐々にアメリカナイズされていったのがルーツ。そんな米国イタリア移民の世界観を再現したのがこの店だ。
エレベーターを降り店内に足を踏み入れると、スタイリッシュでノスタルジックな空間が出迎えてくれる。少し暗めの照明、アンティーク調のシャンデリア、数々の骨董品、革張りのソファなどが置かれ、往年の時代を感じさせてくれる。有名なジャズシンガー、フランク・シナトラなどの伝説的なアーティストの曲が流れ、エレガントでありながらも居心地の良い雰囲気は古き良き時代のニューヨークのよう。クラシックな｢シーザーサラダ｣や｢生ハムメロン｣、そして「ポーターハウス・ステーキ」など料理の数々にもオールドアメリカを垣間見る事できる。
そんな同店では開業1周年を記念して秋の新メニューを提供する。毎週空輸で仕入れているという数量限定のシタビラメを贅沢にも一匹丸ごと塩コショウで味付けし、小麦粉をまぶし、そしてたっぷりのバターでソテーした「ピカタ（Dover Sole Piccata)」はシンプルな味付けだが素材の味が充分に活かされた一品。仕上げに絞ったレモンとケッパーのピクルスが、淡白な味にアクセントを加えている。ウェイターが目の前で魚の骨抜きをしてくれるのも嬉しいポイントだ。

Dover Sole Piccata

Prawns Jojo

世界的に有名な画家、ジュリアン・シュナーベルの名前にちなんで名づけられたというパスタ｢Fusilli Julian｣は、日本産ウニとチェリートマトに、セージとオレガノを加え風味をプラスしている。濃厚なのに後味さっぱり。最後の一口まで惜しみなく味わいたい一品だ。メインには、シンプルながら海老のエキスがたっぷりと効いている｢PrawnsJojo｣をどうぞ。エキゾチックな香辛料サフロンで色づけされたウシエビが食欲をそそる。ワインの品揃えも多いので、ソムリエに相談してぴったりのワインを選んでもらうのも良い。
さあ、あなたも旧き良きニューヨークの雰囲気と料理を味わいに出かけてみては。

Fusilli Julian

生ハムメロン

CARBONE
住所：9/F., LKF Tower, 33 Wyndham St., Central
電話：(852)2593-2593
時間：月～木　ランチ 12:00～14:30、ディナー 18:00～23:30
金土　ランチ 12:00～14:30、ディナー18:00～24:00
日　18:00～24:00
ウェブ：http://www.carbone.com.hk