尖東(チムトン)伝統広東料理「桃里(タオリー)」期間限定で

2015/04/20

スープ チャーシュー  蒸し鶏

チムサーチョイ・イースト(尖沙咀東)にあるニューワールドミレニアム香港ホテル内の中華料理レストラン「桃里(タオ・リー)」では、9月30日までの期間限定で伝統的な広東料理を提供している。日航ホテルが新しく生まれ変わってできた同ホテル。これに合わせて日航時代からあったレストラン「桃季」も名を変え「桃里」として再スタートした。店内の大きな窓からは香港島側の景色と共にハーバービューが楽しめる。

腕を振るうのはこの道40年以上、広東料理の達人ソーシェフ。そんな彼が手掛ける期間限定の特別料理の一部をご紹介しよう。スープは広東料理には欠かせない。なかでも「魚の具だくさんスープ(Fish HeadBroth with Bean Curd, Black Mushroom and Egg 鳳凰魚雲羹)」はシェフのおすすめ。丁寧に骨をとったとろとろの魚の頭と、鶏肉レバー、バーベキューポーク、タケノコ、みかんの皮などが絶妙なコンビネーションを生み出している。

串焼き

「ガチョウ蒸し(Steamed Goose with Plum Sauce梅子砵仔鵝)」もマストオーダーな一皿。5キロもある肉厚なガチョウを四川唐辛子、八角、月桂葉などに漬け込み、甘くて少し酸味のあるプラムソースで味付け。ガチョウのとろける舌触りが病みつきになる。広東語で“金錢雞”と呼ばれる「ポークと鶏肉レバーの3層挟み(Barbecued sliced porkwith chicken liver 香燒金錢雞)」は、最も伝統的な広東料理のひとつ。バーベキューポーク、鶏肉レバー、半透明になるまで砂糖とチャイニーズローズのリキュールで煮込んだ豚バラ肉が3層に重なったユニークなこの料理は、各層が見事に融合し絶妙なハーモニーをかもし出している。また「エビ揚げパン(Deep-fried Shrimp Toasts 懐舊蝦多士)」は、黄金色に香ばしく揚げられたプリプリのエビを揚げパンに載せた一品。軽いおつまみにはピッタリだ。香港内に数ある中華レストランのなかでもわずか数店でしか食べることができないという「豚肉のスパイシーソース炒め(Stir-fried Pig’s Stomach with Black Bean and Pepper Sauce 豉椒炒豬肚尖)」は、豚肉のなかでも市場にはほとんど出回らない最高の部位を使って作られる。柔らかく、それでいて肉の食感と風味が感じられるようにベストなタイミングで調理された身が、ちょっぴりスパイシーなソースに絶妙にマッチ。期間限定にしておのがもったいない美味しさだ。この機会にぜひ伝統の広東料理を堪能しよう。

桃里桃里Tao Li
住所:2/F, New World Millennium Hong Kong Hotel ,72 Mody Rd., TST East
電話:(852)2313-4225
時間:ランチ12:00~15:00(日祝10:00~15:00) ディナー18:00~23:00
ウェブ:http://www.newworldmillenniumhotel.com

Pocket
LINEで送る