深水埗(サムスイポー)カフェ「Urban Coffee Roaster」

2015/03/24

お茶雑貨自転車

コーヒーは忙しい日々を過ごす人たちにとって、毎日の生活に欠かせない飲み物の1つ。かつて香港では、上質のコーヒーといえばホテルや高級レストランなど限られたお店でしか味わうことができなかったが、近年では厳選したコーヒー豆を使用したこだわりのコーヒーを味わえるお店が増えてきている。今回編集部が紹介するのはサムスイポー(深水埗)に昨年オープンした「Urban Coffee Roaster」。店内でコーヒー豆を煎り、自家焙煎の最高品質のコーヒーを提供している、コーヒー好きにはたまらないお店だ。

オーナーのギャリーさんは大のコーヒー好き。それが高じて当時の仕事を辞め、カフェをオープンするまでに至った。コーヒーの味は原産国、種類、豆の収穫の仕方、保存の仕方、そして焙煎の技術によって大きく異なり、最高品質のコーヒー豆は、原産地の栄養たっぷりの土壌と良好な天候がコーヒーの味を左右する。

同店では9種類のコーヒー豆を使用。多くはケニア、パナマやコスタリカなどの南米のもので、幾く層にも重なる深い味を楽しむことができる。ギャリーさんのオススメは、エチオピア産の“Ethiopia Yirgacheffe Gelana Abaya”。最初の一口は薫り深いアロマの風味。その後に、強いブルーベリーの花とビャクシンベリーの花の香り、フルーツの甘さを味わうことができる。苦さの中に甘さも味わうことのできる一杯だ。その他、コスタリカ産の“Costa Rica Herbazu San Juanillo”も一押し。コーヒー初心者でも楽しめる比較的軽めの飲み口が特徴だ。異なる種類のコーヒーを試して自分にぴったりのコーヒーを見つけてみよう。

バリスタ

同店はサムスイポーのお店の他にライチーコック(荔枝角)にあるローカルホステル“Wontonmeen”の共同ラウンジエリアにて、コーヒーカウンターを設け宿泊客にコーヒーを提供している。同ホステルにはネオンサイン、サインボード、ポスター、タイプライターなどの雑貨が飾られており、古きよき時代の香港の歴史を感じながらコーヒーを味わうことができる。また、定期的にローカルアーティストの展示会が開かれている他、毎週火曜日には映画ナイト、毎週日曜日にはコーヒーの会が行われている。宿泊者でなくても気軽に立ち寄ることができるので、ぜひ足を運んでみて。

香港でもまだまだ少ない本格的なコーヒーショップ。良質なコーヒーとともにほっと一息ついてみては。

コーヒー豆

Urban Coffffee Roaster
住所:135 Lai Chi Kok Rd., Sham Shui Po
電話:(852) 9362-1619
時間:月~日 10:00~19:00
フェイスブック:Urbancoffeeroaster
メール:info@ucr.hk

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