湾仔(ワンチャイ)フレンチ「Akrame」

2014/12/23

Akrame

フレンチ      マドレーヌ

フランスのパリの高級住宅地と知られる16区に2011年にオープンし、1年でミシュラン1つ星を獲得し瞬く間に話題の人になった若干33歳の実力シェフ、アクラム氏のフレンチレストラン「Akrame」。オープン当初から分子ガストロノミー(分子美食家)手法を取り入れた斬新なパリの最先端の料理を求めて、予約が難しいといわれるほどの話題になった。昨年には初の海外店として香港店をオープン。今話題の湾仔(ワンチャイ)のシップストリート(Ship St.)にオープンした香港店はパリの本店同様グレーを基調にし、アクラム氏の大好きな色だという黒でアクセントをつけモダンシックで落ち着いた雰囲気だ。ユニークで遊び心があり、見ても食べても楽しめる新感覚のメニューが味わえる。そんな同店が、先月発表されたミシュラン2015でパリの本店同様、なんとオープン1年目で1つ星を獲得するという快挙を成し遂げた。

記念すべきミシュラン星獲得に加えて、パリを拠点にアクラメ氏の下で2年間働き、数々のミシュラン3つ星や2つ星レストランでの勤務経験のある、Jon Irwin氏が11月よりキッチンで指揮をとる。

メニューはランチは2品、3品、4品コース、ディナーは4品、6品、8品コース。どんな料理が出てくるのか、わくわくしながら驚きと感動を味わって欲しいと、料理はおまかせで出てくるまでのお楽しみ。一皿一皿盛り付けに力を入れており創造性と遊び心が詰まっている。まるでお皿の上に描かれたアートを楽しんでいるかのよう。

スープ      魚

彼の新メニューをいくつか紹介しよう。カボチャのスープに贅沢にもウニを加えた「カボチャとウニのスープ」は濃厚な食材同士なのにそれぞれの味を引き立たせ、味のバランスの取れたスープだ。盛り付けが魅力的な「オイスターにヘイゼルナッツ、プララインとレモン」はヘーゼルナッツの砂糖のほのかな甘さ、レモンゼストの酸味、そしてオイスターの新鮮なクリーミーさが口の中で混ざり合い新感覚の味わいだ。アクラメ氏が好きだという魚とバターをふんだんに使用した「鯛のグリル、白バターとレモンソース添え」は淡白な白身魚のタイを濃厚なバターが包み込みレモンの酸味であっさりとした味。パリの本店でも人気メニューの「貝の出汁のエスプーマ、ワイン仕立て」は新鮮な貝とワインソースを泡状にし、ワインソースを新鮮な貝の上にかぶせた食感と味のマリアージュを一度に楽しめる一品になっている。

食事の締めくくりには同店自慢のマドレーヌと自家製の塩チョコレートを。食べきれなければチョコレートはお持ち帰りも可能だ。

さあ、さっそくミシュランシェフの味を味わいにいってみては。

牡蠣

Akrame
住所:Shop B, G/F., 9 Ship St., Wan Chai
電話:(852)2528-5068
時間:月~日 12:00~23:00
ウェブ:http://www.akrame.com.hk

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