牛頭角(アウタウコック)カフェ「談風:vs:再說」

2014/12/15

談風 vs 再說

テーブル 店内

1950年代から1970年代にかけ工業地区として発展したアウタウコック(牛頭角)。1980年以降は住宅地としても発展したこの地区の一角に、落ち着いた雰囲気のカフェ「談風:vs:再說」がある。同店は、香港のバンドである「tfvsjs」がプロデュースをしている。バンド歴は10年を超えるが、ベースのメンバー以外、皆飲食業の経験はない。彼らは自分たちの夢を叶えるため、勉強を重ねお互い協力をしながら同店を開いた。壁を塗り、テーブルとイスも彼ら自身で作り、メニューを考え、6人のバンドメンバーで全てを1から創りあげた。カフェのデザインはシンプルでスタイリッシュ。おしゃれな空間の中で、ゆったりとしたカフェタイムが過ごせそう。

メニューデザート
メニューはシーズンごとに変えている。その中でも現在の一押しは「DUCK LEG」というメニューだ。ダックレッグにニョッキと洋ナシを加え、赤と緑のパウダーをトップに振り掛けて、クリスマスにふさわしい1品に仕上げている。ドライベリーで赤色、イタリアンパセリで緑色のクリスマスカラーを表現し、このベリーとパセリの味が料理を引き立ている。手作りのニョッキはとても軽くふわふわだ。また「Beer」というケーキは、オレオビスケット、麦芽チップ、ピーナッツバター、ポップコーン、ドイツライムギビールで作られている。ケーキとチップを一緒に味わうと、小麦の香りを強く感じることができ、ピーナッツバターの味が、麦芽チップとビールケーキに特に合うのに驚かされる。

パンナコッタ

さらに「WHITE RABBITCANDY」は見逃せない。彼らは香港の人々の記憶に残るような甘いデザートを見つけたいと話し、白ウサギの飴にミルクとゼラチンでつつんだパンナコッタを作った。ミックスベリーとミントソース、イチゴチップを加え、さらに四川ペッパーがかかっている。このデザートを口にすると、少し辛くしびれたような味も楽しむことができる。甘さと辛さが同時に味わえるおもしろい感覚の1品だ。常に新しいメニューを考えているバンドメンバーたちによって、全ての料理が実験のように次々とあみ出されていく同店。新しい場所には新しい発見がつきもの。ぜひ足を運んでみて。

 

ドア

 

談風:vs:再說
住所:Shop No.B, 10/F., Gee Luen Factory Bldg.,316-318 Kwun Tong Rd., Ngau Tau Kwok
電話:+852-2415-4999
時間:月 18:30~22:00、 火~土 12:00~15:00/18:30~22:00
ウェブ:http://www.facebook.com/tfvsjs.syut

 

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