子育て・教育特集 Part 3

2021/06/23

中国 妊娠・出産にまつわる基本情報
現在の子供と新生児の人口
スクリーンショット 2021-06-22 100649 2021年の国勢調査で0~14歳の人口は2億5,338万人、総人口の17.95%を占めていると発表された。
 2020年に生まれ、公安機関に戸籍登録された新生児は1,003.5万人で、男子が529万人(52.7%)を占めており、女子が474.5万人。2019年の新生児戸籍登録数1179万人に比べ、2020年の新生児は15%減少している。2017年から中国の出生率は下降気味であり、年々減少する出生率に歯止めを掛けるべく、2021年5月31日、中国は三人目まで子供を許可する「三人っ子政策」を決定し、従来の「二人っ子政策」から更に緩和し、妊娠中の女性の福祉等を充実させていく方針。

 

懐妊を告知する時期
スクリーンショット 2021-06-22 100707 妊娠初期の3カ月間、胎児の魂(元神)は最も不安定な状態にあり、何らかの原因で離れてしまう恐れがある。胎児が母親の子宮内で安全に過ごすため、喜神や悪神を避けなければならない。と言われており、一般的に3カ月が経過するまでは他人に告知はしない。
 また、医師が子供の性別を親に通知することは禁じられているが、多くの親は特別な手段で子供の性別を知ることができるという。また、子供が生まれる前に他人に子供の性別を教えることもタブーとされている。

 

定められた産休期間
スクリーンショット 2021-06-22 100727 妊娠1~7カ月目で毎月1日の休暇、8カ月目で毎月2日間の休暇を取得可能。9カ月目以降は毎月4日間(出産予定日をこの中に含める)となる。
 女性従業員は、15日間の産前休暇を含め、出産時に90日以上の産休取得が可能。23歳以上の既婚女性は、初産が遅産となる傾向が強い為、遅産の場合は15日間の産休が追加となり、多胎児の場合には一人につき15日間が追加となる。
 夫側にも休暇が発生するか否かは出産の遅れや各省の規則により異なり、大半の省は「人口と家族計画の管理に関する規則」に則り、出産者が高齢になる場合、夫側に7~10日程度の介護休暇を認めている。さらに河南省などの一部の地域では、特別に1カ月の介護休暇を認めている省もある。

 

妊娠中の労務規定
スクリーンショット 2021-06-22 125855 「女性従業員労働保護規定」第七条により、国家が規定する第三級の肉体労働や妊娠期間の禁忌に従事する労働をすること、または定められた就労時間外で残業させてはならない。従来の労働に適任できない場合は、医師の証明に基づき、労働量を軽減又はその他の労働を手配しなければならない。妊娠7カ月以上では、夜間労働に従事することは認められておらず、労働時間内に一定の休憩時間を手配しなければならない。
 また、定期健診は就業時間内に受診しても就業時間としてカウントされ、それを理由とした賃金控除は認められない。

 

妊娠中にしてはいけないこと(禁忌)や迷信
・親族の結婚にあたりブライダルカーのお迎えは、胎児が怯える為してはならない。披露宴や結婚式で、ケーキやお菓子を食べてはいけない(“喜上冲喜”、喜が重なると反発し合う為)。極力参加しないのが吉。
・葬式への参列や墓地に行ってはいけない。悲しみは胎児に悪影響。
・部屋の内装を変更したり模様替えをしない。ホルムアルデヒドやベンジン等の有害物質が基準を超えると、胎児に影響を及ぼす為。
・民謡は胎児の神に影響を与える。
・妊娠中は生後4カ月未満の赤ちゃんを抱くことはできない。胎児は腹部の胎神によって保護されており、生後4カ月未満の赤ちゃんも未だ胎児の神によって保護されていると考えられ、その影響で胎児が死産を引き起こしたり、赤ちゃんにも悪影響を及ぼすと言われている。
・ハサミやナイフ等の鋭利な道具を使用しない。ベッドの側にナイフを置いたりしない刃物を使用すると、胎児に欠陥が生じると言われている。
・ウサギの肉を食べてはいけない。唇がウサギの様になってしまう。
・かわいい子供の写真を見ることで、かわいい子供が生まれる。
・カニを食べてはいけない。胎児が横向きに生まれ、難産を引き起こす。

 

命名についての規定や習慣、風水の活用
・曾祖父らの年代、同じ村に住んでいた人達は世代ごとに固定された字があり、例えば、曾祖父は李君棟という場合、曾祖父の叔父にあたる人は李君宝、曾祖父の友人にあたる人は張君鋒となり、「君」という字は曾祖父の世代を象徴する字になっている。現在でも一部の農村家庭や、祖父が命名する習慣を持つ家庭ではこの風習が根付いている。
・両親が子供の誕生年、月、日、時刻、干支等を寺院の占い師に診断してもらう。占い師は子供の五行(金、木、水、火、土)から欠落しているもの(一般的に1~2個)を見つけ出し、欠落している属性に関連する文字を名前に加えて補正するという。例として五行に水が欠落している場合、名前には溪、沙、淼を加える。土が欠落している場合は佳など。また、占い師が特定の単語を子供の名前に含める必要があると判断した場合、子供に直接名前を付けることもある。この習慣は現在でも広東省では盛んに行われている。
 最近では日本同様、親が期待や願いを込めて直接名付けることも多くなっている。

 

一姫二太郎といった要素
 特には無いが、およそ40歳を超える目上の世代は孫に男を望む傾向が強かったが、最近は特に男女分け隔てなく望まれるようになった。

 

その他、中国ならではの習慣・迷信
 出産後の母親は「坐月子」という習慣があり、外出を1カ月間控えたり、お酒や冷たい物を飲まない、風に当らない等の習わしがある。また、新生児も同様に外出してはならず、家族以外に会わせたりもしてはいけない。満月の宴(新生児が生まれて1カ月後に催すパーティ)にて、初めて母親と新生児を家族以外の人にお披露目し、外出もできるようになる。


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妊娠したかも!?そんなときはどうするの!?
 これは、日本でも香港でも一緒だと思いますが、まずは市販の妊娠検査薬で調べます。陽性反応が出たら、病院へ行き、出産の登録を行ないます。香港では、公立病院で産む場合も、まずは私立病院へ検査に行って、そこで紹介状を書いてもらいますが、中国では、直接出産を希望する病院へ行きます。

 


Photo01中国の一般的な出産事情とは?

 日本とも香港とも違う点は、クリニックがないことと、産前産後休暇の長さですね。
 中国には、民間のクリニックや助産院のような施設がありません。出産をするなら、公立もしくは私立の病院です。これは香港も同じですが、公立の場合は、住んでいるエリアで通える病院が決められているので、その中で選ぶことになります。
 また、産前産後休暇ですが、中国では、出産予定日前15日、産後83日の合計98日の産休が国で認められています。難産や双生児の場合は、更に15日追加されます。日本も、国で認められているのは、産前6週(42日)、産後8週(56日)ですので、合計98日というのは同じですね。ただ、日本では、一般的に1年ほど休暇を取る方が多いように感じますが、中国では、勤める会社によってバラバラです。98日を超える休暇の取得に関しては、企業の規則に従うことになります。ただし、どちらにしても、香港の連続10週よりは長く休むことができますね。
 ちなみに、入院日数は香港と同じく、2泊が一般的です。だたし、自然分娩か帝王切開かどうかでも異なりますし、ケースバイケースといったところでしょうか。

* 香港における産前産後休暇について2018年10月8日に現行の産前産後休暇10週間を14週間に延長を決定。現時点では政府職員36,000人を対象に実施され、民間企業に関しては2022年1月より施行を予定。

 

公立病院と私立病院の違いは?
 中国では、公立病院でも検査の回数が多いので、違いといえば、施設が綺麗かどうか、待ち時間の長さ、そして、費用でしょうか。私立病院の方が、施設が綺麗で、待ち時間も短くて済みます。ただし、それに伴って、出産費用も高くなります。公立ではRMB1,000(約16,000円)以内で済むところ、私立ではRMB80,000~100,000(約120~160万円)と、100倍ほどの費用がかかります。RMB50,000ほどの私立病院もありますが、施設はあまり綺麗ではないですね。
 費用の問題がないのであれば、私立を選んだ方が安心感はあると思いますし、病院によっては、日本語の通訳をつけてもらえるところもあります。ただ、普通語が話せる、中国生活が長いなど、慣れている方でしたら、公立でも問題はないと思います。香港と異なり、公立病院でも妊娠中の検査の回数は多いので、安心して大丈夫ですよ。
 ちなみに、わたしの地元・広州で人気の病院は、公立では「广州博恩妇产医院(iBorn Woman’s & Children’s Hospital)」、私立では「祈福医院(Clifford Hospital)」です。

 

妊娠出産にまつわるエトセトラ
~ 妊娠報告はいつ?出産日時を風水で決めるって本当?妊娠期間中の冠婚葬祭について
 妊娠報告については、安定期に入ってからと考える方も多いです。ただし、勤務先に関していうと、仕事の状況によって、病院で妊娠が確認できたらすぐ報告した方がよいというケースもあります。その方が、妊娠中の本人にとっても、会社側にとっても、スケジュールが立てやすいですし、業務の分担など配慮してもらいやすいと思います。
 子どもの誕生日を風水で決めるのは、一般的ではないですね。よっぽどのお金持ちや、俳優などの有名人は別として、一般の人たちは自然に任せることが多いです。中国では、帝王切開もそれほど多くはないですし、自然分娩と無痛分娩も半々くらいです。
 冠婚葬祭に関しては、予定日間近でない限り、結婚式などのおめでたい席には出席します。お葬式への出席は避けますね。妊娠にまつわる検査以外で病院に行くことも、あまりよくないとされています。

 

「坐月子」って何?
 「坐月子」とは、女性が産後1ヵ月間、静養することを指します。この期間にママをサポートするヘルパーは「月嫂」と呼ばれ、ママと赤ちゃんのお世話を担当します。業務内容は母子の生活全般のケアで、食事・掃除・洗濯から、授乳がスムーズにいくような乳房のマッサージや、全身マッサージまで行ないます。基本的に、ママは授乳以外何もしなくてよく、寝る、食べる、授乳だけに専念できます。これは、中華圏独特の文化でしょうか。
 住み込みであれば、一ヵ月RMB14,000(約220,000円)ほどの費用がかかるので、通常のヘルパー代よりも高いですね。「月嫂」に外国人はおらず、全て中国人が担当します。

 

その他、日本や香港とは違う中国独特な制度や手当てなど
 大きく異なる点はありません。日本の出産育児一時金のように、国から出る手当てはありませんが、「五一金」という、企業が担う社会保障があって、その中から出産費用をまかなうことも可能です。
 1つだけ、これは中国独特かなと思うのは、出産後、悪露(おろ)を先生が手で押して出します。これがものすごく痛いんです。特に、行なう必要のないものらしいので、日本や香港ではないと思います。

 ここまで中国の出産事情について話しましたが、おすすめは香港での出産ですね。香港の公立病院は医療技術も高いですし、帝王切開の場合、水着を着たときにも目立たないように傷の処置をしてくれます。そういった部分も含めて、どこで出産するかを考えるとよいと思います。

 


Photo02Jessica Wongさん

中国広州出身。広告代理店でコンサルタントをしており、中国と香港を行き来している。一児のママ。現在、妊娠中。休日は、子どもと一緒に出掛けることが多い。

 

 

 

 


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X人Y脚=無限大、乗り切れ受験!in 広州

 自分の生まれ育った日本でなら勝手知ったるなんとかで、自分たちでなんとかなるだろう。しかし、海外での子育てとなると、自分と、自分の相方との二人三脚を中心に、親やきょうだい(兄、姉、弟、妹)、親戚や友達、また、その地で関わりを持った人々の助けを受けながら、となる。
 あてくしはイギリス人の相方と結婚し、幸せなことに娘も授かった。家族3人での海外生活もかれこれ20年近くなり、まあ、悲喜交々、いろんな出来事があった。しかし、それを全部書いたら紙面が足りなくなるので、スタートからは「ざっと年表」にし、中学~高校進学~現在に焦点を当てていこうと思う。

 

2016年8月 広州・番禺
 現地公立小学校を卒業。次の中学校はやはり近所の公立中学校に行く予定であった……のだが、夏休みも終わる頃、大どんでん返しっ! 白紙となってしまう。その後、他の公立中学校を探すも次々と撃沈。とりあえず学校が見つかるまではと、週に何度かはあてくしか相方と一緒に出勤、英語や日本語授業に参加させるなどホームスクールで対応した。
 2017年になり、数か月のホームスクールに限界を感じ始めた頃、広州日本人学校に勤めている友人からアドバイスをもらい、4月から日本人学校中学部2年に編入することとなった。
 番禺から最寄りの学校バス停、体育西路へ行くため朝6時前に黒車(当時はよく見かけましたね)に乗って番禺広場駅へ。始発の次の電車で体育西路駅。帰りのお迎えはあてくし、自分が行けないときは教え子が保護者代理として対応した。これを一学期間続けたのだが、母娘共々ギブアップ。あてくしの仕事の兼ね合いもあり、市内へ引っ越したのであった。

 

2017年8月~ 広州・市内
photo6 日本人学校のバス停が近いと、そして、勤務先が違いと、こんなにも朝のペースが違うのか! とようやく人並みの生活となる。バス停への送りはあてくし、お迎えは専業主夫になった相方が担当。
 娘は中学3年生になり、進路を決めることに。広州で高校進学となると、まず、現地校は今までの経験上、まず無理だ。インター校ともなると、その学費(月1万元以上)を考えただけで即却下だ。そうなると、残るは日本での進学しかない。ごく普通に考えれば、あてくしの家族の家から通える公立校なのだが、自分が住むようになれば彼らの負担になってしまうだろうと娘は心配している。そんな中で見つけたのが、『地域みらい留学』(https://c-mirai.jp/)というプログラムだ。

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 このプログラムは公立高校でありながら、北は北海道から南は沖縄までの高校と市町村が一体となって、県外からの学生を受け入れるというものだ。学生寮、ホームステイなど、学校によってさまざまだが、1か月の生活費は食費込みでも1~6万円くらい、これなら大丈夫! 娘にとっても自立のチャンスとなるし、本人もかなり乗り気だ。
 さっそく、母娘で学校チェック。気になる場所から条件などを確認する。そして、娘が決めたのが沖縄にある高校だった。娘と離れて暮らすのは嫌だと言っていた相方も、娘の決意と将来を考え承諾。あとは受験に向けて準備せねば、だ。
 受験といえば当然、担任の先生、進路指導の先生との4者面談がある。私立すべり止め無しの公立1本でいきます!という言葉に、先生方もびっくり。万が一失敗したら、とかなり心配してくださった。そのときのあてくしの返答は、「大学浪人はよくあることなのに、高校浪人はおかしいというのも変ですよね。安パイで行く気のない高校を受けなくたっていいし、1年遅れたところで人生そんなに大きく変わるものですかね?」だった。もちろん、ストレートに進学するほうが良いだろうし、1年後に受ける際の手続きその他で面倒なのも分かる。しかし、それ以上に娘の決めたことを優先すべきだと、いつでも最終決断は本人であるべきだと、そう考えての返事だったのだ。しばしの話し合いの後、先生方にご理解いただけ、広州日本人学校で初の、地域みらい留学に向けて進んでいくことになった。
スクリーンショット 2021-06-22 101259 さあ。受験勉強だ。日本にいる姉が送ってくれた過去問題集や参考書を、娘は時に苦しみ、時に楽しみながら進め、あてくしは沖縄県や高校の担当の方々と連絡を取り合い、書類作成、手続きを進めていく。その他、航空券やホテルの手配などもある。海外から日本で受験となると、父母娘の三人四脚、いや、日本にいる家族や広州日本人学校の先生方も含め、いったい何人何脚になるのだろう。自分たちだけではなく、周りの人々の協力があってこそ、なのだ。
 受験の日が近づくにつれ、自分で決めたこととはいえ、「失敗したらどうしよう」「本当に合格できるのだろうか」と大きな不安をも背負った娘。相方は娘の好きなごはんを作り、冗談を言っては娘を笑わせる。あてくしは「なとかなるさー」「お、すごいな~。お母ちゃん、方程式なんて、まったく解けないよ」なんて励ますばかり。あてくしと相方にできることは、ただただ、その不安を取り除き、少しでも自信を持ってもらうことだ。家の中が暗く、ピリピリした状態では、うまくいくものもいかなくなっちゃう。

 

photo7 そして、受験、合格発表となり、2019年4月、娘は晴れて高校生(園芸科)となった。通常の勉強だけでなく、野菜や花を育てたり、鶏をさばいたり。さらには肉の加工やデザート作りなどもカリキュラムにあり、興味深い学生生活を送っている。ホームステイ先では2人のちびっ子たちのお姉さんでもあるのだ。
 現在は高校3年生になり、目下の悩みは大学受験。自分に一番有利なAO入試合格を目指し、その準備に忙しい。志望校も、学部もみんな、娘が決めた。今回もまた、母娘と天国にいる父、周りの人々との∞人∞脚。このありがたい気持ち、今度は誰かの脚になって返したい。

 

 

 

 

★ヘイワード家「ざっと年表」スクリーンショット 2021-06-22 131105

 

Profileヘイワード順さん
PPWでおなじみの(ここでは)ライター。6足に増えたわらじ(母・妻・日本語教師・ライター・海外特派員・女)を履きこなし、なんでもかんでも「なんとかなるさー」に加え、今年のコンセプト「年甲斐もなく老いて益々盛ん❤」で乗り切ります!広州生活もそろそろ12年目突入、主食のビールを飲みながら(休肝日無し)、時々インチキ中国語を駆使して東奔西走。のんきな果報者とはあてくしのことさ、いぇ~い!

 

 


 

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Photo03中国で子育てをすることになった理由(きっかけ)とは?
1995年に中国へ…。1998年に中国人の妻と結婚し、1999年に長男、2004年に次男を授かり、妻と一緒に子育てをしています。子どもたちには、日本人としての教育をしっかり受けさせたくて日本語幼稚園、日本人学校へと進学させ、最終目標は日本へ帰国し高校進学を、と考えました。
海外在住で、中国人と日本人のハーフという関係上、両方の良いところを吸収し、のびのびと成長して欲しいとの思いで子育てをしています。

 

中国の一般的な教育事情について
中国の教育は日本と違い、小さい頃から競争教育で朝から晩まで勉強勉強で少し可哀想…。

 

mr uehara日本でご自身が受けてきた教育とのギャップは!?
自分たちが小さい頃に比べ、少数のゆとり教育でのびのびと学校生活が送れたことは良いと思いますが、やはり海外という特殊な環境なので友達の入れ替わりも早く、放課後に公園やグラウンドなどで遊ぶことができないのが可哀想でした。

 

最後に、将来お孫さんができたとき、どの国で子育てするのが理想?
子どもたちが将来家庭を持ち、孫ができたならば、やはり母国日本で教育を受けてもらいたいと思います。

 

Photo05上原さん
中国在住25年。息子2人は日本人学校を卒業。長男は陸上自衛隊高等工科学校を卒業し、現在、陸上自衛官として北海道に配属。次男は2020年4月より、陸上自衛隊高等工科学校へ通うことが決まっている。

 

 

 

 

 

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