佐敦・油麻地特集 Part 4

2018/09/13

ストリートにまつわる
新填地街の魅力

IMG_9746

佐敦(ジョーダン)から油麻地(ヤウマーテイ)にかけてある新填地街(リクラメーションストリート)は通り名の示すように九龍半島の埋立地西岸にあるストリート。

リクラメーションストリートはネイサンロードの西側へほぼ平行に走っており、南京街(ナンキンストリート)南側の交差点から始まり、プリンスエドワードエリアにある茘枝角道(ライチコックロード)と太子西(プリンスエドワードウェスト)の交差点北側まで続いている。広東道(カントンロード)と上海街(シャンハイストリート)の大体真ん中を通っており、道で2箇所が分断されているため3つのセクションで構成されている。

通りには古い住宅建物だけでなく露天商のような様々な商店が立ち並び、窩打老道(ウォータールーロード)との交差点には、ヤウマーテイの果物卸売商と油麻地戲院がある。

 

 

IMG_8068油麻地戲院

ウォータールーロードとリクラメーションストリートの角にある油麻地戲院は、1930年に建てられ、九龍地区において唯一残った第二次世界大戦前の劇場である。アールデコ調の正面の様子とエントランスの2本の柱、中国式の急勾配の屋根、オランダ風の妻壁、屋根を支えるスチールのトラスと木の桁、オリジナルの舞台開口部とステージの装飾壁等、特徴的な雰囲気がある。

1998年7月に運営を終了し、同年古美術諮問委員会の2級歴史建築の認定を受けた同劇場は、改修を経て2012年7月17日に正式に再館した。現在は中国のオペラ活動、特に広東オペラの振興に利用されていて、場内には若手歌手たちによる広東オペラ活動を奨励し、支援するための演技施設とリハーサル施設が設けられている。

客席は300席でオーケストラピットを備えたステージとドレッシングルーム、音響及び証明制御室、休憩室とボックスオフィスがあり、赤煉瓦作りの建物にあるファンクションルームと共に広東オペラの発展を支えている。油麻地戲院は油麻地駅B2出口から徒歩3分、もしくはネイザンロード沿いのバス停など九龍の主要交通道路を通る公共交通ルートからアクセス可能だ。

 

 

IMG_7868IMG_7865
油麻地のホールセール・フルーツマーケット

この地区は香港で最も古く多様性に富んだ地域であり、この果物市場にも歴史がある。20世紀初頭、この市場は果欄(Gwo Laan:Gwoは果物、Laanは卸売市場の意味)と呼ばれ、政府管轄の青果市場として知られ、あらゆる種類の農産物が店頭に並んでいた。1930年代になると、魚屋もこのマーケットに加わった。一部の果物と野菜は中国からの輸入品だったが、多くは都市部に豊富な食料を供給していた新界からのものだった。

詳しい人によると、卸売市場には”カイエイ”と呼ばれるゴッドファーザー兼スポンサーのような男性がいて、新界に行って農家にこう持ちかけていたそうだ。

「私に作物を売らせてほしい。商品を載せるカゴと、利息無しで栽培にかかる費用を貸してあげられる。作物を測って市場へ運ばせる労働者も派遣しよう。商品として売れたら顧客からの売上を渡すから、そこから私へのコミッションと市場の施設利用料を払うといい。」彼はある種、市場繁栄の立役者と言えるのかもしれない。

 

 

IMG_7569IMG_7566
油麻地戲院の赤煉瓦の建物

1895年に建てられたこの建物は、かつてシャンハイストリートにあった水務署浄水場と浄水場技師の事務所だった。香港水道局の浄水場としては最も古い施設で、1911年の操業停止後、他の複合施設内の建物が解体または改築されるなか、2000年代に古美術諮問委員会によって第1級歴史建築に認定された。

赤煉瓦の外観、鋳鉄製の雨水管とホッパーヘッド、アーチ型のベランダ、花こう岩の笠石、斜め型の受け材、妻側の梁はり受石などが特徴的な様式を見ることができる。

 

 

IMG_7863King of Golden Fruit

スペイン、日本、トルコなどから輸入した様々な種類のポピュラーな果物や果物製品を販売している商店。季節の果物やフルーツワイン、ジュース、フルーツギフトバスケットなどが人気商品。

香港では珍しい和歌山県産の干し柿や青森のりんごジュース、ハローキティメロン、巨峰、桃、メロンゼリーのギフトボックス等も販売している。

住所:Lot 2, G/F., Fruit Market, Reclamation St., Yau Ma Tei

 

 

IMG_9771
青空市

香港人の好むシーフードの乾物、野菜、肉、果物、東アジアの 食材が豊富。1種類以上の製品に特化した業態が多い。

 

 

Kin Choi shockproof Material Limited

10年以上前に設立された同社は顧客目線のサービスが信条。耐震や密封、防塵に関する素材やツール、防音材、各種絶縁材、フィルター材などを専門に販売するほか、家庭用安全用品や道路安全製品も取り扱っている。

中国本土にある工場は特に金型に力を入れていて、顧客のニーズに合わせた生産のため、専門の金型設計(特殊金型を除く)を無償で提供している。

住所:G/F., No. 390 Reclamation St., Yau Ma Tei

 

 

ローカルフードコート(熟食中心)

オープン・レクリエーション・ストリート・マーケット隣にある、調理済み食品が揃うエリア。簡素なマーケットなので、市場沿いを歩いていると見過ごしてしまうかもしれない。

このマーケットは元々、街市街(マーケット・ストリート)にあったが、1885年にここへ移転してきた。現在のマーケットは1957年に建設され、58年の歴史がある。古いが汚さはあまり感じず、趣ある雰囲気が感じられる。

住所:35-39 Reclamation St., Yau Ma Tei

 

 

Kraftool Hong Kong

1993年ドイツで創業したKRAFTOOLグループの子会社である「Kraftool Hong Kong Limited」は2013年に設立。現在、KRAFTOOLグループは国際的な製造業者兼サプライヤーとして、数多くの工具や設備、アクセサリーを提供している。KRAFTOOL、STAYER、ZUBOR、3Y6Pといった有名ブランドがあり、3Y6Pブランドの工具類は高い信頼性と人間工学に基づいた設計により専門家の間でも人気が高い。今やKRAFTOOLは、家庭内および工業用途において使用される高品質な工具の世界的メーカーとなり、関連する分野において製品のモデルランクはトップレベルにある。

住所:Shop 3, G/F., MOD 595, Reclamation St., Yau Ma Tei

 

 

波記(Po Kee Coffee)

リクラメーションストリートのフードホーカーマーケット一角にある、コーヒーと点心を提供している小さなお店でTV番組で紹介されたこともある。かなり見つけにくい場所にあるが、向かいの古風なカフェ、麗香園を目印にして行くといいだろう。メニューは隣の点心のお店、紹興點心(SiuHingDimSum)と共通で、どちらの店の物もオーダーすることが可能。中国スタイルの点心やお茶、コーヒー、トーストなどを中心に提供している。新鮮な牛肉を使った作りたてがテーブルに運ばれる牛肉腸粉「Ricerollwithbee(fHKD13)」は、腸粉のもっちりした厚み、食感と、具材とのバランスが絶妙だ。

住所:Shop 1-2, G/F, Reclamationn St., Cooked Food Hawker Bazaar, 339 R., Yau Ma Tei

Pocket
LINEで送る