特集:荃湾いいとこ、一度はおいで特集 Part 1
荃湾いいとこ、一度はおいで特集
中環と尖沙咀を結ぶMTR荃湾ラインの終点である荃湾。工業エリアだった時代を終え、今新たにベットタウンとして、新しいマンション群の建設ラッシュを迎えている。今回はその荃湾の魅力に迫る。
荃湾が初めて書物に登場するのが漢の時代。宋の時代の文献にはこの辺りの海が浅かったので、【浅湾】と呼ばれていた事が分かる。1277年には時の皇帝が逃れ着いた土地となり、その追手と皇帝を守るために立ち上がった地元住民が戦った歴史も。清の時代には客家が移り住み塩田を広げていき、その時代その時代の統治者によって、九龍に組み込まれたり、新界に組み込まれたりを繰り返す。1950年代は中国大陸から大量の移民が香港に渡ってきたことにより、荃湾の徳士古道、淺楊屋道や柴灣角一体は多くの工場が立つようになった。この時代から荃湾は工業エリアとなる。それを偲んでか荃湾広場のスターバックスの店舗には、このエリアが工場地帯だった事を示す古いミシンの機械がデコレートされている。1982年にはMTR荃湾ラインが開通し尖沙咀を通り中環までの交通が便利になった。1998年には駅まで空調が効いた室内陸橋が続くマンションとショッピングモールがひとつになった愉景新城が完成。2003年に海沿いに西鉄ラインの荃湾西駅が完成。2007年には香港で当時は五本の指に入る高層ビルである如心廣場が完成し、現在でも香港第六位の高さを誇り、新界では一番高いビルでもある。2008年には日系レストランもテナントに入る荃新天地(City Walk)がオープンし、2009年には荃湾に陸橋を網の目の様に造る計画が上がり、現在は43個もの陸橋があるという。荃湾駅と荃湾西駅も間もなくその陸橋で繋がる予定だ。雨の日でも濡れずにマンションから駅まで行ける便利なエリアとなりつつあるのがこの街だ。
三棟屋博物館 E-2 1
昔の中国家屋を改装してオープンした博物館。当時の生活を垣間見ることが出来る。まるでタイムスリップしたかのような中国古来の雰囲気が味わえる。
天后宮 F-2 2
三棟屋博物館の帰りに寄りたいパワースポット。幻想的な雰囲気が魅力。
住所: DD449, Lot No. 1644, Wai Tsuen Rd., Wu Shek Kong, Tsuen Wan
電話:(852)2490-9148
荃灣公園寵物公園 C-4 3
荃湾西駅に隣接する荃湾公園内のドッグラン。ペットが放し飼いで遊べるように公園内に柵で囲まれた動物専用のエリアがある。
住所:Tai Ho Rd., Tsuen Wan荃灣公園内
電話:(852)2408-9592
荃灣大會堂 C-3 4
日系の団体も時々ここでコンサートを開く事もある公営のホール。荃湾駅やCity Walk 1と陸橋で繋がっている。施設の中にあるカフェのジュノベーゼパスタが美味しいと評判。
住所:72 Tai Ho Rd., Tsuen Wan
電話:(852)2414-0144
唯一雲貴川風味 D-3 5
荃湾でもっとも古い雲南米線の歴史を持つ人気店。常に行列が出来るほどの盛況ぶりで、多くの人が求めるのは力強く濃厚なスープ。オススメはピリ辛味噌味のミンチ肉が米線と絶妙に絡み合った「辛味噌豚肉麺(炸醬腩肉酸辣米線)」だ。
住所:G/F., 14 Sze Pei Square, Tsuen Wan
電話:(852)2611-9769
正宗山西刀削麺皇 D-3 7
在住邦人の間で人気のある麺屋。多くの芸能人が訪れており、時には長蛇の列も。うどん粉の塊を腕に抱え、利き手にもった刀で麺を削り直接ゆで鍋に落としていく刀削麺の専門店。荃湾在住のPPWスタッフも通うお店だ。弊紙編集部スタッフのオススメはトッピングでワンタンと坦々味の挽肉を追加したバージョン。その店内の様子は是非PPW動画NEWSで確認してほしい。荃湾駅の駅前にも刀削麺屋はあるが、こちらの沙咀道にあるお店の方が邦人には合うかもしれない。
住所:G/F., Kwan Tak Bldg.,245 Sha Tsui Rd., Tsuen Wan
電話:(852)2409-1209
城門谷プールF-1 8
ウォータースライダーがある公営のプール。室外と室内プールがあり、季節によって開放時間の確認をしよう。
住所:21 Shing Mun Rd., Tsuen Wan
電話:(852)2414-8985
正品蕃茄湯麵店
トマトを使ったスープだけに留まらず、麺にもトマトを練り込んだ中華麺が名物のお店。お好みで辛さも選べ、トマトの甘味と芹の香り、トッピングの挽肉などのハーモニーにハマる人が多い。
住所: G/F., 29 Tai Pa St., Tsuen Wan
電話:(852)2433-3251
莎樂美餐廳Salami Restaurant D-3 10
HKD150も出せばげんこつ大のステーキが2枚乗った鉄板がテーブルに運ばれてくる。セットではスープやパン、ご飯も付いてきて、セットのドリンクでは
ビールも選べて、スープやパン、御飯も付いてくる。毎日長蛇の列。
住所:Shop G30-G33, G/F., Kolour Tsuen Wan II, 68 Chung On St., Tsuen Wan
電話:(852)2492-5021
札幌らーめん味噌No.1 C-4 16
ショッピングモールCity Walkの第二期に入居しており、近郊の日本人も通い焼酎ボトルをキープしているラーメン店。餃子を摘まみながら一杯やって、締めのラーメンも良いが、焼肉定食や焼肉丼もおすすめ。
住所:Shop 59, 1/F., City Walk 2, Yeung Uk Rd., Tsuen Wan
電話:(852)369-50511
龍華戲院跡地 D-4 11
1996年に粵戲の劇場として開幕し、1996年にその幕を下ろす。建物は当時の面影を残したまま、現在は飲食店が数軒入る。外からは分かりづらいがG/F.には店舗奥に何台ものダーツ機を完備したBARが入っている。ラウンジとダーツ場に分かれ、まるでボーリング場のような雰囲気。
住所:117 Chuen On St., Tsuen Wan
都市農莊
ビルの屋上を農地として貸し出しているサービス。家庭菜園が手ごろに楽しめる。借りるプランターのサイズにより価格は異なるが、HKD1,500/年~が目安。
住所: Rooftop, Golden Bear Industrial Centre, 66 Chai Wan Kok St, Tsuen Wan,
電話:(852)2156-9163
らーめん台風。D-3 13
初めて郊外で成功を収めたと言われる日系のラーメン専門店。オープン5年後の今も行列ができる繁盛店だ。ボリュームある麺と魚介とんこつのスープは多くのリピーターを呼んでいる。
住所: Shop 7, G/F., Po Shing Mansion, 81 Tai Ho Rd., Tsuen Wan
電話:(852)2419-7717
麗都湾ビーチ 14
荃湾と深井の中間くらいにあるビーチ。ビーチバレーのコートや売店もある。割と大きなビーチだが、石澳などに比べて知名度が低い為、まだまだ穴場。隣のRoyal Viewホテルで食事をしてから散歩をするなんて過ごし方もオススメ。
住所:Castle Peak Rd (Ting Kau), Ting Kau
電話:(852)2212-9738
如心広場商場 15
LʼHotelが入る複合商業施設。新界で一番高いビル。70階層の部屋からの眺めは絶景。陸橋でCity Walk 2と楊屋道街市と繋がっている。
住所:8 Yeung Uk Rd., Tsuen Wan
電話:(852)2439-1618
大戸屋(荃湾店)C-3 17
CityWalk1内にある日本でもお馴染みの同店。ボリュームある定食はここでも大人気だ。日本から空輸された鮮魚を使用した焼き魚定食や、しっかりと野菜が取れる所も魅力的である。広い店内は家族連れでも対応可能な大きなテーブルも完備しており、お父さんは晩酌でまずは一杯、子供たちはお子様セットと使い勝手が良いお店だ。
住所:Shop 118,1/F.,City walk1,1 Yeung Uk Rd.,Tsuen Wan
電話:(852)2941-0038
川龍街×河背街 D-3 18
楊屋道街市の裏手の通りには、八百屋や豚半頭を吊るした肉屋、製麺屋、薬局などがひしめき、多くの買い物客で先に進めないミニバスがクラクションを連発するカオスな光景がある。薬局には、トイレットペーパーや洗剤などの生活雑貨もあり、スーパーより安いと評判。