特集: 香港&広東新生活サポート!Part 2

2018/03/26

~読んで理解する基礎知識編~

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携帯電話&通信
いつから使える!?香港の携帯電話&通信事情

海外に引っ越したからこそ使いたい、携帯電話やインターネット。いつから使えるのか!?そして、どうしたらお得で安心な契約ができるのか!?今回、香港で通信サービスを提供しているニッテルコミュニケーションズの松井氏にお話を伺った。

 

 

香港の携帯電話&通信事情
携帯電話の契約形態は、以下の3つがメインです。

1.プリペイド式SIMカード契約
予め料金を前払いしておく方式。使い切った段階で、必要な場合はチャージを行う。

2.月額式SIMカード契約
月々の支払い。2年契約が一般的。

3.携帯端末付き契約
月々の支払いが基本。最初に保証金の支払いが必要。

日本とそれほど大きな違いはありませんが、3の契約の際、最初に保証金を支払う必要があるところは異なります。これは、機材を持って逃げてしまうことを避けるためで、基本的には、最初に支払った保証金は契約期間内の月額から分割で差し引かれます。日本と同様、契約期間を待たずに解約をすると、通常、違約金が発生するので注意が必要です。

香港在住の日本人におすすめの通信会社・契約について
最近では、3ヵ月や1年という比較的期間が短く、違約金のかからない契約が人気です。研修で短期間だけ滞在されるという方も多くいらっしゃいますので、そんな方々にぴったりのサービスです。

また、ローカルの店舗では、英語・広東語・中国語での対応となりますので、言葉やサービスの質の違いに不安がある方にとっては、日本語対応、日本と同様のサービスが受けられる日系の通信会社を選ばれた方が安心ではないでしょうか。言葉の問題がないため、契約の際ももちろんですが、契約後に紛失・盗難等の緊急事態が発生したとき、請求書に不明な点が出てきたとき等にもスムーズに対応してもらえるという点でメリットを感じていらっしゃる方が多いです。

一昔前に比べて、携帯電話(主に、スマートフォン)は、個人にとってかなり大切なものになりました。その点で、何かあった際に安心できるということが重要になってきているのだと思います。

契約の流れ
契約の流れは以下の通りで、基本的には当日中に通信ができるようになります。パスポートのみで契約可能なため、引っ越してきたその日から携帯電話を使うことができます。
来店(予約は不要)
→機材あり→通信確認(30分程度)
→機材なし→在庫あり→通信確認(30分程度)
     →在庫なし→取寄せ(2~3日程度)
ニッテルコミュニケーションズ香港に関して言うと、新たな契約の際には、データ移行やアプリの引継ぎ等のサポートも行っております。

通信会社選びや契約の際の注意事項
自宅の電波が悪い、街中で繋がりにくい等の問題が発生することもあります。こちらに関しては契約時にはわからないため、結果、契約期間満了までそのまま使い続けるか、違約金を支払って解約するしか方法はありません。そういった事態を避けるために、契約後にもアンテナ回線の変更ができる会社を選ぶことをおすすめします。

また、支払いの際、思っていた金額を上回っていたため、よくよく請求書を確認してみたら、プラスαのサービスが付帯されていたなんてことも多々あります。言葉が理解できないからと適当に相槌を打ってしまうと、こういった事態が発生する可能性が高いので、十分注意してください。

更に、契約期間満了時には、電話で更新の有無の確認がなされます。その際には、必ず料金の確認を行いましょう。更新のタイミングで、料金が上がる可能性もあります。

その他
自宅やオフィスのインターネットの契約でも同じことが言えます。

また、日本から香港に引っ越してくる際に気をつけていただきたいのは、SIMフリーのスマートフォンかどうかをしっかり確認してくること。国内ではSIMロックの解除が必要ないと言われている場合でも、海外では必要となってくることがあります。日本国内で契約中の会社に問い合わせる際には、必ず海外へ引っ越すことを伝えるようにしましょう。

ニッテルコミュニケーションズ香港
メール:[email protected] 
ウェブ:www.nittel.net/hk

<銅鑼湾店>
住所:Unit 1408, 14/F., Capitol Centre, 5-19 Jardineʼs Bazaar, CWB
電話:(852)3427-9660

<尖沙咀店>
住所:Rm 1804 ,18/F., Tern Plaza,5 Cameron Rd., TST
電話:(852)3971-0804

 


 

 

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教育
日本とどう違う!?香港の教育事情と、それぞれの学校の特色

香港の教育事情は、日本のそれとはかなり異なる。学校の特色も様々だ。親御様たちにとって、学校選びやその後の受験事情はかなり気になるところだろう。通学・受験事情について、香港で15年の実績!現地に根付く学習塾epis Education Centre代表・澤村氏にお話を伺った。

 

 

通学事情
香港には2つの日本人学校(香港校<2018年度より小学部・中学部併設>・大埔校)があります。近年は、香港各地のインターナショナルスクール(以下、国際校)に通学する小・中学生の増加が顕著です。国際校はアメリカやイギリス、カナダ等様々な国の教育制度に基づいて教育が行われています。現地校も含め、香港では小・中学生の教育に関しては、多様な選択肢が用意されていると言えます。しかしながら、シンガポールや上海等のように日本人高校は存在しません。したがって、日本の高校に進学しない場合には、必然的に国際校に通学することになります。

受験事情
近年、帰国生入試を実施する私立中学も増えています。帰国生入試とは言っても、その実態は様々で、一般入試と同じ問題を課される場合、国語と算数の試験だけを実施する場合、英語力重視で試験を行う場合等に大別され、児童の教育履歴に合わせて学校を選択していくことが可能です。

高校受験は、中学受験よりも更に多くの学校が帰国生のための入試制度を用意しています。私立高校だけでなく、国立高校や公立高校も帰国生入試を実施しています。また、香港やシンガポールで入試を実施する私立高校の存在が、海外からの受験をより容易なものにしてくれています。

多くの大学も帰国生入試を採用しています。大学によって制度の内容は様々ですが、国際校での成績、共通テストのスコア、そして、小論文や学力試験、面接等を総合して合否判定が行われます。一方で、欧米の名門大学への進学の道も開かれており、高校生たちにとっては将来の選択肢を広げていくことも可能です。

ローカルスクール・インターナショナルスクール・日本人学校
実際に子どもを通わせているママたちの体験談

<ローカルスクール>
その国・地域の教育制度に基づいて教育を行う機関

ローカルスクールでは、広東語はもちろん、英語・北京語も同じように勉強するため、多言語習得が可能です。先生との会話は、主に広東語か英語で行われます。年に数回の個人面談以外は、連絡帳でのやり取りが基本で、それにより子どもの学校生活の様子等を知ることになります。

多国籍の生徒が集まるのは、国際都市香港ならでは。育った環境も考え方も様々なので、いじめ等の問題は少ないと思います。しかし、常に膨大な宿題と頻繁に行われる大小様々なテストの準備に追われ、それを支える保護者の精神的負担も少なくありません。

<インターナショナルスクール>
外国人の子どもを対象とする教育機関

基本的に、使用言語は英語です。先生と保護者のコミュニケーションでは、連絡帳・メール・電話等様々なツールが使用されます。教科に関しては、日本のように科目として区別されているものもあれば、一つの事象を様々な角度から複合的に学ぶものもあり、テキストが存在しない場合もあります。自宅学習や宿題は、オンラインで行うことも多いです。

ボランティア活動やPTA活動で保護者の参加が求められる等大変な面もありますが、独特なイベントがあったりと楽しさも感じます。

<日本人学校>
海外に住む日本人の子どもに対して、
日本国内の小・中学校と同等の教育を行う機関

先生からは連絡帳・クラス便り・メール等で小まめに学校での様子が伝えられ、保護者側からも気兼ねなく相談できます。授業参観等も頻繁に行われるため、直接学校での様子を知る機会も多いです。

毎日の通学バスや各種行事に関して役員や係りを割り当てられ、時間的・体力的負担は少なくありませんが、環境や学習内容、学校からのサポートには満足しており、子どもを安心して通わせることができています。今後日本に帰国することや他国に移り住むことがあっても、その国の日本人学校へスムーズに移行できることも魅力の一つだと感じています。
epis Education Centre
ウェブ:www.epis.com.hk

<香港教室>
住所:1/F., Redana Centre, 25 Yiu Wa St., CWB
電話:(852)2838-7177

<九龍教室>(5月移転予定)
住所:Shop 144-145, 1/F, Laguna Mall, 8 Laguna Verde Ave., Hung Hom
電話:(852)2362-0221

<わかば深圳教室>
住所:南海大道1113-1115号 花様年美年広場3棟2階
電話:(86)755-2162-1702

 


 

Hisako san, 03-2018-20

メイド
香港におけるメイド事情&雇う際のポイント

現在、約37万人の外国人メイドが香港で就労しており、その中でもフィリピン人のメイドは約18万人を占めている。今日まで、そして今後もメイドは必要不可欠な存在となっているが、香港へ赴任する駐在員や帯同する家族にとって、メイドを雇う際の不安は尽きない。そこで日本語が話せるメイド派遣に特化したエージェント、HKO ARIGATOO LIMITEDの代表、昆久子氏にメイドを雇う際の給与や待遇事情、雇用する際の注意事項について教えていただいた。

物価が決して安いと言えない香港では、「結婚後も夫婦が共働きをしながら家計を支える」という考えが古くからあります。この考え方は、香港人と日本人の家庭においてかなり異なります。日本人の家庭では結婚後、「子供は母親が育てるのが当たり前」という考えが他国よりも強い傾向にありますが、香港では「家庭に入る」という考えはなく、「出産後は子育てをだれかに支えてもらう」という考えがあります。「女性が結婚または出産後も働ける環境がある」というのは日本にはない側面ではないでしょうか。
 香港では、若い夫婦で共働きをしている家庭、子育て中の家庭、高齢の両親のお世話が必要な家庭、中には香港のようにビジネスが発達した地域では海外出張で留守にしている家庭がメイドを雇って家を守らせているケースも見受けられます。メイドに支払う給料はエージェントによって異なるというわけではなく、香港政府が定めた最低賃金(2018年3月現在:HKD4,410/月)を基準にして、仕事内容や労働時間などを考慮した上で雇用主が給料を決めます。契約内容には食費を別途支払うか、または支給することも含まれています。また雇用主側の負担で保険加入、本国へ一時帰国するための有給休暇(2年に1度)を与える義務があります。一時帰国の往復航空費用は雇用主側の負担となります。契約時の内容と実際の内容があまりにも異なる場合はトラブルになります。これらの判断が難しい場合はエージェントへ相談してみると良いでしょう。
 弊社が実施したアンケート調査では、「日本語を話せるメイドがいる」と回答した家庭は多くありませんでした。理由としては今まで日本人の家庭向けの日本語が話せるメイド派遣に特化しているエージェントが存在しなかったため、出会える確率がかなり低かったのではないかと推測しています。実際、日本語が話せるメイドはいますが、たいていは欧米人の家庭や香港人、中国人の家庭で働いています。初めての海外生活で直面する言葉の壁に適応できず、奥様だけ帰国してしまうケースもありますので、日本語が話せるメイドがいることは仕事面だけでなく言葉の面においても海外生活の心強い存在になってくれるはずです。逆にお子様の英語教育を重視している家庭では英語が話せるメイドが重宝されます。研修生として日本での滞在経験があるフィリピン人は、日本語と英語が話せるので、日本人の家庭にはマッチングしていると思います。
 メイドの探し方には、主に2つの方法があります。1つはフィリピンからの呼び寄せです。呼び寄せに関してはフィリピンからの送り出し機関と香港側の受け入れ機関、つまりエージェントが必要になります。もう1つの方法は、現在香港で就労しているメイドが契約終了時に別の雇用主と契約をすることです。後者に関してはタイミングが合わないと非常に難しいため、費用および手続きの面などの違いを把握した上で、適したメイドを選ぶことが重要です。またエージェントからの紹介文やレジュメだけを鵜呑みにするのではなく、本人と直接インタビューし、細かい部分もきちんと話したほうが良いです。なかなか聞きにくい内容もあると思いますので、そのようなときはエージェントに相談してみることをお勧めします。また日本人の常識がメイドの常識と同じではありません。もちろん、異文化に対する理解も重要ですが、まずは思いやりを持ってメイドに接することが大切です。

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弊社主催のセミナーに参加したフィリビン人メイド

 

 

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HKO ARIGATOO LIMITED
HKO ARIGATOO PHIL MAIDS
住所:Unit 510, 5/F.,131-132 Connaught Rd. West, Sai Wan
電話:(852)2816-7667
メール:[email protected]

 

 


 

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医療
病気になったらどうするの!?香港の医療マニュアル

香港には、日本では珍しい家庭医が存在する。家庭医とはどんな存在なのか?そして、香港の医療は日本とどのように違うのか?1992年にロンドンで開院し、昨年、香港で医療サービスを開始した、ロンドン医療センター香港診療所医院長・伊原氏にお話を伺った。

 

 

香港の医療事情
大きく分けると、パブリック(公立)とプライベート(私立)の病院があります。公立の医療技術は世界トップクラスですが、その医療を安価で受けられるとあって、待ち時間もかなり長いです。誰でもいつでも同水準の医療が受けられる日本から来ると、戸惑うこともあるかもしれません。

香港では、病院の使い分けが重要になってきます。命にかかわる緊急を要するものは公立(救急の場合は待ち時間なし)、緊急を要さないものは私立を利用するというのが一般的です。香港人もこのような使い分けをしており、風邪等緊急度が低いものや、通って治す必要のあるものは予約の取りやすい私立を利用し、手術の必要があるもの等は公立を利用する傾向にあります。

医者の数で言うと、4割が公立、6割が私立で、私立の中でも家庭医と専門医に分かれます。公立と私立の壁は厚く、決して連携がとれている状況とは言えないため、最初に選ぶ病院がとても大切です。不安な場合は、家庭医を受診し、信頼できる専門医を紹介してもらいましょう。

専門医は、その専門分野ではプロフェッショナルですが、患者の家族構成や普段の生活まで把握していません。そのため、家庭医が患者の幅広い要素を把握し、医療の提案をしていきます。また、家庭医には、必要のない検査や手術を抑制する役割もあります。

香港在住の日本人が注意すべき点について
医療の充実している香港ですが、それらを受ける前に、各自で対策をすることも大切です。

香港は、日本に比べ大気汚染の問題が深刻で、引っ越してきてから気管支炎に悩まされているという方も多いため、空気清浄機を常時使用する等の対策が必要になってきます。また、バスの多い大通りでは空気の汚れが激しいため、極力そういった道を避ける、外出時はマスクをする等の工夫をしましょう。大気
汚染レベルを発信しているサイトも存在するので、それらを確認し、大気の状態を知っておくことも重要です。夕方になると、更に空気が悪くなるため、屋外での運動はできる限り朝、車通りの少ない時間帯に行うことをおすすめします。

更に、私達を悩ませるのは、夏の暑さと湿度です。高い湿度の影響で、カビや水虫が多発するため、除湿器は必需品です。また、対策の一つとして、アルカリ性ではなく、弱酸性の石鹸を選びましょう。なぜなら、アルカリはカビの大好物だからです。

受診の流れ
「1.予約→2.初診票の記入→3.受診」という流れとなり、基本的には事前予約が必要です。ただし、緊急の場合は例外で、救急車(999)を呼ぶか、タクシーを使って直接病院へ向かってください。

言葉の問題ですが、安全に医療を受けられる基準として、8~10歳程度の英語ができれば大丈夫だと考えています。ただ、医者との会話は医療のことだけではありません。医療外のたわいのない会話の一部が聞き取れず、「重要なことを聞き逃したかもしれない」と必要のないところで不安を感じてしまう方もいらっしゃいます。そういった心配のある方は、日本人もしくは日本語の話せる医者を選ぶ、または、通訳をつけた方が安心だと思います。

病院選びや受診の際の注意事項
私立の料金体制は本当に様々です。予想していた金額を遥かに上回ってしまったなんてことも多々あります。そのため、事前に大体の金額を聞いておくこと、医療保険に加入しておくことがとても大切になってきます。なお、香港の医療現場は、比較的市場原理に基づいており、料金と質が比例している傾向にあります。安かろう悪かろうではないですが、価格だけを重視し過ぎるのも危険です。

持病のある方で定期的な通院が必要な場合は、かかりつけ医を決めましょう。毎回同じ医者に診てもらうことで、医者側も患者の変化に気づきやすくなるため、何か問題があった際に対処しやすくなります。

また、検査を受ける際には、都度なぜその検査が必要なのかを聞くようにしましょう。これで、必要のない検査を極力減らすことができます。

ただ、なかなか自分では判断できないことも多いかと思います。そのような場合は、やはりまず初めに家庭医に相談することをおすすめします。家庭医は、それぞれの専門医の評判から性格まで様々な情報を把握しており、患者との相性を見て紹介しています。これにより、香港においても安心・安全な医療を受けることが可能になります。

ロンドン医療センター香港診療所
住所:Room 822, 8/F., Leighton Centre, 77 LeightonRd., CWB
電話:(852)2398-0808
メール:[email protected] 
ウェブ:iryohk.com.hk

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