新生活特集4・香港・華南地区の不動産事情

2014/03/10

安心の暮らしは、不動産事情  香港・華南地区 不動産関連

転勤や移動の時期である近頃、初めての香港・華南地区で、「まずは住まい探し」という人も多いことだろう。
香港の住宅事情や不動産事情が分らなくて心配だという人のために、不動産のプロに物件探しや契約時の注意点などを伺った。また他に、いざという時に役立つ不動産用語や、香港・華南地区のマンションでペット飼育事情もリサーチした。

三宝不動産の茂木さん(香港)

信頼できる不動産業者、オーナー選びを

●物件を選ぶとき、一番大事なポイントとは?

まずは良い不動産業者を選んでください。まずウェブサイトをチェックし、信頼できそうな業者があればメールで問い合わせてみて下さい。返信されてきたメールの内容や対応の仕方で、その業者が本当に信頼できるかをある程度判断できます。一番確実なのは、知り合いが使ったことのある評判のいい業者を選ぶことですね。

またオーナー選びも大変重要です。中国人オーナーの場合、中国本土に住んでいることがよくあります。何かトラブルがあった際すぐに対応してくれないことがあるので出来れば避けたほうがいいでしょう。逆に日本人に貸した経験のあるオーナーは、日本人独特の細かな要望に応えてくれやすいのでポイントが高いと言えます。

●初めて香港の不動産契約を結ぶ方に、注意すべきポイントがありますか?

通常、オーナーは複数の不動産業者に情報を出しているので、1つの物件に対し、借り手の申し出がバッティングすることが時々あります。オーナーの中にはそれぞれの借り手の顔色を伺いながら賃料を吊り上げようとするケースもあるので、これだ!と思った物件があれば即決することをおすすめします。香港は旧正月が明けたあとの2月~4月が引越しのピークです。この時期に物件探しをお考えの方は特に注意してください。

●どのエリアやマンションが日本人家庭に便利でしょうか。

日本の方が多いエリアは、タイクー(太古)からサイワンホー(西湾河)の辺りです。日本製品が多く揃うジャスコやアピタ、日系の学習塾や飲食店、日本語で診断してもらえるクリニックなどが集まっています。また近年、ホンハム(紅磡)も日本の方が多くお住まいで、九龍側では一番人気ではないでしょうか。中国本土へのアクセスがしやすいエリアのため、中国に工場があるメーカー系企業の駐在員の方が多いです。また九龍駅周辺は最近になって続々とマンションが建ち始めており人気があります。ただしこの辺りは家賃が高いので、比較的リーズナブルなオリンピック(奥運)も注目のエリアです。

三宝不動産
三宝不動産 茂木光信さん茂木光信さん
顧客が入居から退去までの「なが~いお付き合い」をモットーに、香港にやってきた日本人顧客が安心した香港住宅ライフを送れるように、日々頑張っている。

ウェブ:http://www.san-pou.co.jp/hk
三宝不動産 電話:(852)2566-0155

 

 

不動産NAVIの加藤さん(深セン)

荷物の搬出には事前に許可証が必要

●部屋の広さを示す表示(㎡)は日本と中国で同じですか?

住宅の広さを表示する際、日本では専有面積(実際の室内の面積)を利用するのに対し、中国ではバルコニーや廊下、エレベーターなどの共用部分も含んだ建築面積が使われています。物件によって共有面積は異なりますが、建築面積の70%~75%程度が専有面積に相当するといわれています。

●中国では賃貸借契約をすると毎月の税金を借主が支払うのですか?

外国人が深センで賃貸借契約を結ぶ際、オーナーが支払うべき所得税等の税金も借主側で負担するのが一般的です。通常、大家さんが中国人の入居者と契約をする場合、届け出をせず税金を払わないケースがあります。この脱税に対しての取り締まりが、それほど厳しくない為、大家さんは税金を払わず手取額をより多く確保しようとします。その反面、日系企業(外国企業)は下記理由により届け出を行ない、税金を支払う必要があります。・会社で経理処理をする際、発票(正規領収証)が必要であるため。・外国人がその住所で居留許可を取る場合、管理事務所から手続済の書面を発行してもらう必要があるため。

●会社から正式な発票が必要であると言われましたが、それは何ですか?

発票とは正式な領収書で、その支払に対して税金が払われているという証明になります。会社で家賃を経費として清算するためにはこの発票が必要です。家賃の発票は契約マンションの所在地にある所定の賃貸管理事務所へ行き、申請書を提出し税金を支払うことで発行されます。申請書の内容、必要書類、税金額は区や所属する賃貸管理事務所によって異なります。

●引越しの際に気を付けることはありますか?

中国では引越しで荷物を搬出する際、オーナーの許可証が必要となります。荷物の少ない搬入であれば特に問題ありませんが、搬出の際は事前にオーナーから管理事務所へ通知し許可証をもらってからでないと搬出できないようになっています。

不動産NAVI
不動産NAVI 加藤秀樹さん加藤秀樹さん
不動産業界に精通している加藤さんは、様々な質問にも的確で丁寧な回答が期待できると好評。日本では馴染みのない臨時宿泊登記や居留許可申請(書類)のアドバイス等もお気軽にご相談くださいとのこと。

愛住房地産顧問(深セン)有限公司

ウェブ:http://www.fudou3navi.com

加藤携帯:(86)159-1988-8210

ローカル不動産の物件ポスター解読術

香港の道を歩くと目に付く、不動産屋の前に張られた物件紹介の小さいポスター。広東語が多少解ってもどうしても意味が理解できないものも・・・。そこで物件を探すに当たり必要となる不動産用語を、わかりやすくミニ辞典風にまとめてみた。

■部屋に関して
靚裝…内装良好
新裝修…内装が新しい
連傢俬…家具付き
落地玻璃…天井から床までの大きい窓ガラス
連天台…屋上付き
連露台/騎楼…ベランダ付き
唐楼…香港の下町を中心に多く残っている中国式低層アパート
開放式厨房…オープンキッチン
座北向南…玄関が南方を向いていること。(中国の地理位置関係で、建築物の玄関が南を向いているる場合、夏に涼しい風が入って、冬にも比較的温かく過ごすことができるため)
連車位…駐車場付き
複式…メゾネット/ペントハウス
分租…また貸し
平租…格安物件
海景(無敵海景/小海)海が見える部屋(窓いっぱいに見える/窓越しに少し見える)
山景…窓から山が見える部屋
○房○庁…「房」は寝室の意味。「庁」は居間の意味。「3房庁」は寝室が3つ、居間が1つのマンションのこと。
全包…電気代・水道代・ガス代などの一般料金が全て含まれいる
■家賃に関して
差餉…不動産税
包差…不動産税込み
包管…管理費込み
全包…管理費と税金込み

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