特集:働く女性って、ス・テ・キ!Part 2

2018/02/06

働く女性へ突撃インタビュー!

PPW編集部は香港・深圳で働く日本人女性4名に突撃インタビュー!海外で働き始めた経緯、日系企業や外資企業での働き方、仕事に対する考え方など、他業界ならではの色々なお話を伺いました。

深圳市内に地下鉄が無い頃から、色々なことを経験
2003年1月、人生2度目の初海外先の香港へ移住
当時、日本で取引をしていた大手企業が中国に複数拠点を持っていまして、中国でビジネスをする取引が増えている時期でした。その当時、日本で事務職として関連会社を2社マネージし始めておりました。夫婦の取り決めで子どもが小学生にあがるまでの6年間は専業主婦をしていました。私は茶道教授の免許を持っていまして、私の名前は茶道教授名から来ています(本名ではありません)。2002年4月から元々、自宅で茶道教室を開講するために色々と道具を揃えていたのですが、香港法人を設立する為行き来し、5月に則武好雅堂香港有限公司を設立しました。元々は香港担当者がいたのですが、同年10月に業務ができなくなり、社内人事でも候補者が見つからず、当初から(私は)株主だったので、任されることになりました。当時は息子が小学一年生でしたが、息子と一緒に香港へ来ることになったんです。当時、中継ぎの予定で香港へ来たのですが。2003年7月に則武好雅堂貿易(深圳)有限公司を設立して社員を雇わなければならない程忙しくしていました。でも次第に仕事が解れば解るほど楽しくなり、これからも香港と中国で仕事を続けてもいいかなと思い、今日に至っています。日本国内では関連会社の仕事に携わっていましたので、実は会社本体の業務を見るのは初めてなので、その点では海外で働けるという意味でも新鮮でした。海外生活は初めてではなく、20代の頃にスイスとオーストリアで仕事をしていましたので、香港が分からないことと中国語が分からないということに対しての不安はありましたが、海外生活に対する不安はありませんでした。

香港から深圳へ苦労した通勤秘話
現地法人設立当時は、1号線もありませんでしたので、深圳へは羅湖(ローフー)からタクシーで行く手段しかありませんでした。タクシー運転手が違うルートを走ろうとしたら、ルートが間違っている言わなければならなかったので、羅湖から事務所へ行くまでのルートはいやでも覚えましたね。当時は暗い路地に入ったら襲われると日本人駐在員の間では噂になるぐらい、当時の深圳は物騒でしたから。

香港から深圳へ苦労した通勤秘話
現地法人設立当時は、1号線もありませんでしたので、深圳へは羅湖(ローフー)からタクシーで行く手段しかありませんでした。タクシー運転手が違うルートを走ろうとしたら、ルートが間違っている言わなければならなかったので、羅湖から事務所へ行くまでのルートはいやでも覚えましたね。当時は暗い路地に入ったら襲われると日本人駐在員の間では噂になるぐらい、当時の深圳は物騒でしたから。

「紙が余ったので、サービスでつけておきました」という回答だったんです(笑)。日本人の営業スタッフが検品作業を行っていたのですが、全数検品をしていなかったんですね。日本では考えられないケースですよね。これを苦い教訓として、私たちとしては現場担当者とできる限り価値観を近づけて、品質を高めていくことが大切だと改めて実感させられました。日本では起こりえないことが海外(中国)では普通に起きるので、中国事情を理解している日系企業とお付き合いさせていただいています。その背景には現場担当者の意見を汲み取って、結束力を高める目的もありましたが、結果的には作業効率に繋がりました。私共にとっての試練だったと思います。

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社員は家族、営業スタッフ募集中
この15年間に沢山の人に出会い、色々な仕事をさせて頂きました。弊社は印刷機にセットする印版を作るのがメインの会社ですが、こちらでは、デザインから版下業務、印版作成、印刷物までお客様の要望に応じて対応しています。当初の2005年頃には、バックやアクセサリーも作成して、毎日広州を飛び回っていました。2006年頃には、億単位のDDCP(DirectDigitalColorProofダイレクト・デジタル・カラー・プルーフの略でデジタルデータをプリンタに直接出力する機械)の導入を検討したり、頑固な中国人相手に金額が折り合わず決裂したり、ほぼ毎日の様に会っていた中国人サプライヤーと、まるで家族みたいにお互いのことを心配しあったりと大変な中にも安らぎもありました。社内では、各人の誕生月にプレゼントを渡したり、年に数回の食事会や誕生日会と称して大きなケーキをみんなで分けて食べたりします。やはり仕事だけではなく、人間同士のふれあいも大切だからです。これで社内の雰囲気も流れも良くしてくれるのですよね。ほぼ20代の社員ばかりの中にいると全員が娘や息子に思えてくるんです。今では、方向性を話すだけで、業務を進めてくれるようになっています。一緒に仕事をすることは一緒に生きることですよね。

アルバム

カレンダー

チラシ

パンフレット

AM~午前~

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9時半に出社したら、事務作業。香港オフィスが統括エリアになるので、香港から深圳オフィスへ指示を出したり、取引先と交渉する際の資料を用意したりしています。平日週1回は深圳へ行って社内ミーティングを行います。
LUNCH~ランチ~

IMG_6887忙しい合間を縫って、オフィス近くのお気に入りレストランへ!\ランチやディナー、コースメニューまで取り扱っている多国籍料理店「C+Bar&Cuisine」。則武さんのオススメはなんといっても、仕事帰りに飲むシャンパン!

C+Bar&Cuisine
住所:No.25,G/F., Sung Kit St.,Hung Hom
時間:11:00~23:00
電話:(852)2330-6160
フェイスブック:C+BAR&CUISINE

PM~午後~

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ランチを済ませたらオフィスからバスで移動して銀行へ。

NIGHT~夜~

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IMG_6903仕事後は香港和僑会主催のセミナーに出席。今回のセミナーのテーマは、「経営者、リーダーのためのアンガーマネジメント」~『上手なしかり方』しかり方が組織を変える!

PRIVATE~プライベート~

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週末のAmah Rock(望夫石)へのハイキングで、頂上に到達した記念に撮影!香港内のTrailを数多く歩く。昨年のラウンド数42回のゴルフ好き、80台を目指している。ランニングでダイエット中。

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リッツカールトンで、大好きなシャンペンブランチ!

 

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則武恵雪さん(香港在住16年目)
則武好雅堂香港有限公司・
則武好雅堂貿易(深圳)有限公司 総経理
1932年創業の(株)則武好雅堂で関連会社2社の経営に携わり、香港オフィスを立ち上げ、2003年1月に香港へ赴任、現在日本国内の同業他社からの更なる受注業務に対応できるよう、深圳に次ぐ第2のオペレーションセンターをベトナムに設立手続き中。同時に各拠点の営業スタッフも募集中。今年夏、英国の大学を卒業する息子の卒業式が多分最後の英国訪問となる、と目を細める。息子の話になると話が尽きない一児の母親。週末はハイキングやゴルフで汗を流している。

自分の肌に合っている香港が一番好き

香港へ来た経緯について
日本では保険業界で13年間働いていましたが、日本にいることが窮屈に感じるようになった頃があり、たまたま誘いがあって友人の住むシドニーへ気晴らしに出掛けました。行ってみたところ、シドニーの気候が気に入ったため、現地の会計専門学校に入学し、2年間在学しながら週に3~4日、日本食レストランで会計の仕事を経験しました。専門学校修了後、英語力が活かせるということでシンガポールの人材会社からお声がけをいただき、シンガポールにて米国系のIT企業で働きましたが、現地の気候が自分には合いませんでした。その後、香港にある保険会社よりオファーをいただき、前職(保険職)の経験を活かせると思い、2010年に香港へ移ってきました。

なぜ日本ではなく海外で働こうと思ったのか
小さい頃から英国の文化が好きで、将来は英国に住めればと考えていましたが、だんだんと日本での仕事が面白くなったこともあり、結局、留学する機会はありませんでした。日本から海外へ飛び出した当時は、英語が使える環境に身を置きたかったということもあり、シドニーに2年間滞在し、それからシンガポールへ移りましたが、日本へ帰国する選択肢はありませんでした。海外で転職活動を続けていた所、色々な事情が重なり、香港で働く機会をいただきました。地方の出身ということもあり、日本に戻ると何かと窮屈に感じることがありますが、香港は自分の緩い気質に合っています。そして、香港は日本人にとって海外にいるという感覚をあまり持たずに暮らせる国だと思っています。

仕事に対する意識
現在は、売掛金に対するリスクをカバーする損害保険商品(取引信用保険)を販売するフランスの損害保険会社で法人営業を担当しています。日系企業のお客様を担当するため、日本式の営業レベルを失わないように気を付けています。また、外国企業ということもあり、マネージメントレベルには西洋人が多いです。彼らとのコミュニケーションには気を遣うことがありますが、今年はもっと積極的に発言していきたいと思っています。また今後はさらに会計の専門知識を高めることにも挑戦していきたいです。

プライベートについて
生後3か月から飼い始めて、現在3歳になる猫がいます。家に帰るといつも仕事の疲れを癒してくれる大切な存在です。それから、体力維持のために、週に2~3回程度、家の近所を走ったり、香港人の同僚と一緒に週2回、エクササイズグループに参加したりしています。

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中村 さやかさん(香港在住8年目)
coface日系法人営業マネージャー
日本国内の保険業界で13年間勤務した後、シドニーの専門学校に通学しながら日本食レストランで会計職を2年経験。その後、シンガポールへ移って米国系のIT企業に勤務。2010年、香港へ移ってフランスの損害保険会社に入社。現職は日系企業へ損害保険商品を販売する法人営業マネージャー。香港香川県人会の事務局長も務めており、メンバーも随時募集中。県人会メンバーに興味のある香川県出身又は香川県にゆかりのある方は[email protected]の中村まで。

色々な人との出会いがある香港が私には合っています

香港へ来た経緯について
昔から海外で勉強して大学を出たいという気持ちがありましたので、アメリカの大学を卒業後、日本帰国後は非常勤講師として短大で英語を教えていました。英語を教えることがとても楽しくて、初めて「仕事って面白いな」と感じるようになりました。生徒たちはとても可愛くて、教えがいもあったのですが、私の中ではもっと広い世界を見てみたいと感じるようになりました。その後、リクルーティング会社へ転職してキャリアコンサルタントとして働いた後、すぐに結婚することになりました。前夫は東京で働いていたのですが、リーマンショックの影響を受けて、香港オフィスへ転勤になり、帯同する形で香港へ移ってきました。その後、私は香港の金融業界で働く機会をいただいて、現在は外資系資産運用会社に特化したメディアエージェンシ―にて日本マーケットのメディアストラテジーを担当しています。

日本と香港の仕事環境について
香港は結果重視の世界ですので、仕事においては日本よりもシビアだと思います。ただし、日本よりも自由度は高いので、日本のように決まった時間に仕事をするという概念はありません。平日でも好きな時間にヨガや買い物に行ったりしています。また香港ではフランクに話せるビジネスリレーションシップも私には合っているのかなと思います。香港では自分から積極的に発信していかないと相手に声は届きません。与えられる課題も1つ1つが難しいので、メンタルブロックに向き合うシーンも多くなりました。怖さと向き合うことは(自己成長という点において)大事な要素なので、自分でマインドコントロールをするようにしています。現在の会社で働き始めて、価値観はとても変わったと思います。

プライベートについて
平日はヨガやフィットネス、週末はハイキングに行くようにしています。カラダを動かすことで感覚が研ぎ澄まされて、色々なアイディアも浮かび、仕事の効率化にもつながります。楽天主義なので、家に帰ったらリセットして、ストレスは考えないようにアロマセラピーや料理などを通じたマインドフルネスを取り入れています。私は自炊派なので、1日3食を自分で作るように心がけて健康にも気をつけていますが、休日は友人と会って死ぬほど笑ったり、ハイキングやビーチに出掛けたりしています。仕事が忙しい時は、自分へのご褒美に雰囲気のいいバーで美味しいカクテルを飲む時間も大切にしています。仕事柄、英語を使う機会が多いので、ビジネス書を読んで常に英語のアップデートをしています。成功秘話関連の書籍も愛読しています。

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竹下 奈緒子さん(香港在住9年目)
Fundamental Media
アカウントマネージャー
金融会社から金融メディア「ダウ・ジョーンズ」へ2013年に転職。その後、外資系資産運用会社専門のメディアエージェンシー「Fundamental Media」へ2016年に転職して現職はアカウントマネージャー。日本国内に新しいメディアの風を吹かせるため、メディアとお客様がワクワクするアイディアを日々考えている。自炊が大好きで、愛情込めて作る紀州梅おにぎりは欠かせないアイテム。

発展し続ける深圳で、やりがいのある仕事を!
父親の影響で広東省に親近感。大学卒業後、日本を飛び出した!
以前、父が広東省の東莞で働いていた事から、中国での生活や仕事のことについて話を聞くことが、とても多くありました。そのうち、実際に自分の目で見てみたい気持ちが強くなり、日本で大学を卒業後に、思い切って広州へ留学しました。留学中には、新しい出会いや、現地で働く人との交流もあり、様々な考え方に触れながら、此方で働きたいと思い、就職活動を始めました。華南地域であれば、どこでも行くつもりで活動をしていたら、たまたま深圳から声がかかりました。面接を受けさせてもらえるなら是非!という気持ちで、初めてこの地に足を踏み入れ、深圳にて初めてのお仕事が決まりました。

外国人にとって優しい地域の深圳
歴史があって観光地も多い広州と、新しく綺麗な急発展都市である深圳は、雰囲気が全く異なるため、来た当初は広州がとても恋しかったです。ですが、徐々に知り合いも増え、生活に慣れてくると、深圳はとても便利ですし、外国人含め、外から来た人を受けいれる空気感のあるとても住みやすい町だと実感しました。タクシーの運転手さんなどは、気さくな人も多く、よく話しかけられます(笑)地下鉄やバスでも、ご老人や子供には、当然のようにみんな席を譲りますし、そのような文化が根付いているんだと思います。この間は、風邪の時にマスクをしてコンビニに入ったら、レジのおばさまに、風邪なの?とにかく白湯を沢山飲みなさいね~!と会計をしながら、世話を焼かれました(笑)

人材紹介のやりがいのある仕事
深圳拠点からは、主に深圳市内、市外、東莞、恵州の日系企業のお客様にご訪問させていただいてます。深圳市内では、既に地下鉄はほぼ通っているので、地下鉄で移動することが多いですね。元々は、営業として人材ニーズのヒアリングから案件を拾うなど、既存顧客のフォローと新規開拓がメインでしたが、現在は、人材情報のチェック、企業と人材のマッチングの面接やセッティング、人材さんの日本語チェック等を行っております。このお仕事をしていると、本当に多くの方々の人生や考え方に関わることができることができるので、いつも新鮮な気持ちです。同時に一人ひとりの人生のお手伝いをさせていただいている責任もありますので、とてもやりがいのある仕事だと思っています。

深圳という町をもっと知ってもらいたい!
深圳に住んでいると、本当に勢いがある町ですね。若者も多いですし、活気が違います。新しいシステムやサービス、物に対しての、順応性はとても高く、便利なら、とりあえず使ってみよう!というポジティブな考え方ですね。勿論、物により、デメリット要素もあるときもありますが、まずは試してみると言う前向きな思考から、試行錯誤を繰り返し、深圳は発展してきたんだと思いました。今、注目されているIoT含め、今後も深圳から世界に発信するアイディアが次々に形になると思うとわくわくしますね!日本では、まだまだ中国の深センという名前は、知名度は低いと思います。深圳という町を通して、中国のことを知ってもらいたいという気持ちも大きいです。今後も自分のできるやり方で、伝えていきたいと思っています。

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神田クララさん(深圳在住5年目)
インテリジェンス深圳
コンサルタント
長崎生まれ、横浜育ち。東京で大学を卒業後、広州へ留学。大学付属の語学学校にて約1年間中国語を学んだ後、深圳の日系会社に勤務。その後、営業としてインテリジェンス深圳に入社。現在は、主に人材紹介コンサルを担当。深圳日本商工会の新年会では、2年連続で司会と日本舞踊を披露。

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