特集:馬湾で遊ぶ!知る!暮らす!Part 2

2018/01/22

Fisherman Housing & Ma Wan Village Housing
漁村&馬湾村

かつては漁村であった馬湾、その生活

IMG_1238馬湾は元々、島の天后廟にちなんで「媽湾」と呼ばれていた。村屋と呼ばれる一戸建ての家屋のほとんどは2、3階建て、海辺には棚屋と呼ばれる水上家屋もあり、村民の生活は素朴であった。1997年以降、大規模な不動産開発が馬湾付近に大きな変化をもたらした。住民が立ち去った水上家屋、遺棄された船、それらからも以前の生活の足跡を感じることができる。

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「私は蜑家人*1(たんかみん)で、自分の家がなくて、生まれてからずっと漁船に住んでいました。馬湾は元々漁村で200年以上の歴史があり、最も栄えたのは1960~70年代、主に漁と蝦ペーストを生産することで生計を立てていました。原住民は数10件しかなく、近所同士のお付き合いも良好でした。陸上の住民とも繋がりは深く、陸上、水上関係なく、子供たちは芳園図書ルームで共に勉強をしました。

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その後、香港の漁業は次第に中国が取って代わるようになりました。漁民の収入も生活を維持するには不十分でしたので、26歳の時に漁師を辞めて、油麻地(ヤウマーテイ)でスターフェリーの船員をしました。1981年に退職するまでは馬湾で魚の養殖をしていました。私は馬湾以外の場所に住んだことはありません。1983年には船には住むことはなくなり、村の中に住んでいます。」と述べ、馬湾の発展と変化について「昔は馬湾の人口は少なく、都会への行き来は船に頼っていましたし、施設も少なかったです。現在は新しい住民が増えて賑やかになり、交通も便利になって施設も増え、暮らしやすくなりました。」と郭さんは語ってくれた。

香港の都市開発と共に馬湾の発展は住民の生活水準向上に大きな役割を果たした。しかし、かつて存在した漁村の雰囲気は少しづつ歴史になりつつある。
次の世代には馬湾の風情は本の中の写真でしか伝えられないだろう。

*1蜑家人=船上生活者の総称


 

まるでリゾート?馬湾の暮らし体験談

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ギリシャ人のエレーナさんは、馬湾のほか、大埔(タイポー)、ケネディータウン、ミッドレベルなど様々な場所で暮らしたが、彼女が1番好きだったのは馬湾。現在は上環(シェンワン)に住んでいるが、「私にとって街の喧騒やプレッシャーは耐え難いもの。馬湾は狭いけれど、必要なものすべてがありました。」とエレーナさんは再び、馬湾に住むことも考えている。

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古い漁村、田寮村に住んでいた彼女は、海が好きで魚の養殖用の水上小屋が並ぶ、近所ののどかな光景がお気に入りだった。90年代、ディベロッパーと政府の交渉により、村民達は土地を譲るためにその地を離れ、多くが新しい仕事や家を求めて他へ移り住んでいったが、現在でも約20世帯が昔の村周辺に点々と暮らしている。村にあるのは家賃12K~14K程度の2~3階建て低層家屋で、周囲には3つの食料品店とパークンショップがある。

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「静かさや車通りの少なさ、人とペットのための快適さを兼ね備えたその土地に魅了されました。先住の村民達は素朴かつフレンドリーで、彼らとは家族のような関係でした。」とエレーナさんは語る。村を出てからの約半年間、パークアイランドで暮らした。部屋の敷地面積は300~700sq.ftほどで、賃料は1か月あたり15K~17K程度であった。「村の住宅に比べれば、パークアイランドの施設は贅沢でモダンです。ほとんどの人は短期賃貸で暮らしていますので、コミュニティの結束力は村ほど強くありません。」

パークアイランド居住者は、Chic Chicクラブでバーベキュー設備と専用キッチン付きのプライベートプールを予約することができ、住民達は家族や友人達とリラックスした時間を過ごしている。また島には数多くのリゾートスタイルのプールがあり、Blue Blueクラブには、屋外プールと素晴らしいオリンピックスタイルの屋内プール、3つのジャグジーもある。


自然に一目ぼれして馬湾へ

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「以前は青衣(チンイー)に住んでいましたが、空気が澄んでいて自然と調和した住居を探していた所、自然と海が近いロケーションに一目ぼれして馬湾へ引越しました。通称『ドッグアイランド』と呼ばれる『パークアイランド』では犬を飼っている居住者が多いことで知られています。犬が遊べる広場をはじめ、幼稚園や小学校もレジデンス内にあり、テニスコート、子どもたちが遊べる遊具などもあります。また、クラブハウスは4つ併設されていて、室内外プール、ジム、ボーリング場、バトミントンコート、図書館などがあり、天気が良ければ仲間を呼んでバーベキューを楽しむこともできます。FUSIONもあるので日常生活に必要な食料品や生鮮食品などはすべて揃います。レジデンスの居住者は『馬湾コミュニティSNS』でつながっているので、困ったことがあればだれかが助けてくれるのでとても安心できます。またレジデンスへは自動車制限があり、アクセスはバスまたはフェリーのみなので、排気ガスの心配もなく、子どもたちも安心してのびのびと生活することが出来る点も馬湾の良いところだと思います。ちなみに香港国際空港行き直行バスが運行しているので、航空機長や客室乗務員もたまに見かけます。」


馬湾は本当に住みやすいエリア

IMG_4463西田美保さん(馬湾在住4年目)

馬湾(マーワン)に住み始めた経緯について
「以前は紅磡(ホンハム)に住んでいましたが、2014年に次男夫婦の馬湾への引越しに合わせて私も引越してきました。馬湾には今年で4年目になります。馬湾に住み始めたきっかけは、次男の職場が香港国際空港にありますので、馬湾から空港まで片道約30分と大変近いからです。

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私はここに住み始めてこの土地の良さが分かってきました。馬湾は自然に囲まれているので、空気が澄んでいます。その理由の一つとして、このエリアへの乗用車の乗入制限があると思います。そのため、騒音もなくとても静かです。私の職場は銅鑼湾(コーズウェイベイ)にありますので、馬湾から直行バスで青衣(チンイー)まで行き、MTRで青衣駅から中環(セントラル)、乗り換えて銅鑼湾まで約50分程度です。馬湾から中環行きフェリーも運航していますが、フェリーよりも通勤時間の少し短いバスとMTRを利用しています。通勤時間のバスは混んでいるイメージがあると思いますが、本数が多いのでストレスを感じることはありません。馬湾居住者向けに乗車割引もありますので、さらにお得です。」

Park Island(パークアイランド)について
「私が住んでいるPark Island(パークアイランド)にはクラブハウスが4つあり、お手ごろ価格で利用することができます。クラブハウス内にはレストラン、プールやサウナ、ジムなどがあり、HKD14~で利用することができます。以前は週末によくサウナへ行ったりしていました。そこには女性専用の小さなジャグジーも併設されており、個室シャワーもあります。食料品はスーパー”FUSION”へ行けば、必要な物はほとんど揃いますし、簡単な日本食も手に入ります。

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パークアイランドで犬を飼っている住民は本当に多いです。犬を連れながら道端で井戸端会議をしたり、リードなしで散歩している人もよく見かけます。犬好きの方にとってもオススメの場所ではないでしょうか。また歩いて10分のところにビーチもありますので、馬湾非居住者の家族連れもよく遊びに来ています。

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香港人以外に白人や日本人も住んでいます。最近は中国本土の人たちも住み始めており、大家さんも結構強気で、パークアイランドのレジデンス家賃は高騰傾向にあります。不動産はパークアイランド内にもありますので、私たちは物件を複数内覧をした上で入居手続きを行いました。うちの場合、入居後大家さんが変わりました。大家さんが変わった後に部屋を見に来たいという連絡がありました。物件内覧もしないで購入する、投資目的の人たちもいるんですね。」

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馬湾へのアクセスについて
「馬湾から他エリアへのアクセスは中環行きフェリーもありますし、青衣からバスで乗り継いで沙田(シャーティン)へも行きやすいです。馬湾在住者向けの専用アプリ「Ma Wan2*1」もダウンロードするだけで無料利用できます。このアプリを利用して馬湾への交通機関を調べたり、時刻表をチェックすることもできるのでいつも利用しています。」

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*1MaWan2は、馬湾居住者および訪問者のための交通機関の便利な時刻表アプリ。リマインダー機能を使用して、目的地までの次のスケジュールのカウントダウン機能あり。交通ニュースや青馬大橋(Tsing Ma Bridge)のスナップショットは、馬湾地区の最新の交通情報を知るのに役立つ。

 

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