特集:Wedding 特集 Part 1

2017/06/19

こんなにも違う!知っててお得な香港の結婚式事情!

香港のHappy Wedding!

香港の結婚式は、英国式と中国式をミックス、厳粛な儀式も大切にしながら、家族や仲間とお祭り騒ぎ! で楽しいらしい。噂に聞いたり、見かけたりするこの街の結婚式風景。今回の特集は、そんな気になる異国の結婚式事情をレポートしよう!

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香港人の結婚事情結婚式まではやることが盛りだくさん!

女性市場から男性市場へ
一昔前までは香港人の女性の数が男性より少なく、よって多少見栄が悪くともあぶれる女性は少なかった。それに高じて女性はどんどん自己主張が強くなり、香港女性=小生意という印象が強くなってしまったともいわれる。ところが、近年男女の比率は逆転し、おまけに大陸から中国人女性が香港人男性を狙ってくるのであっという間に売り手市場から買い手市場へとなってしまった。そのことが直接影響しているかわからないが、香港では独身女性が増えているのも事実だ。また結婚する年齢もどんどん上がり、20台前半で結婚する人はほとんどいないのではないかと思われる。そして結婚しても子供を作らないという夫婦も増えてきている。

Wedding 特集 1(3)

結婚後も親と同居する人がほとんど
香港ではひとり暮らし率は日本と比べてかなり少ない。その理由には厳しい住宅事情が挙げられる。家賃の高さと、香港の狭さから実家からでも十分通勤可能なためか、または給料の何割かはほぼ強制的に親に謙譲せざるを得ないので資金不足になるためか、30歳を過ぎても親と同居する人がほとんどだ。結婚を機に独立する場合もあるが、嫁、もしくは婿がそのまま同居するパターンも少なくはない。日本人にとっては驚くことかもしれない。新婚のときぐらいせめて二人っきりのスペースが欲しくないのかと疑問に思うが、両親を最優先に、と考える香港では特別なことではないのかもしれない。

多くの共同作業で愛を深める!
人生最大の晴れ舞台の結婚式。プロポーズされ結婚が決まると香港ではまず両親へ報告。そして式の準備にとりかかる。結婚が決まってからの二人での初の共同作業が始まる。日本のようにウェディングプランナーに頼む場合もあるが、多くは自分たちですべて個別に手配するケースがほとんど。衣装も、メイクさんも、写真も、車も、ホテルも、レストランも。日本のようにウェディングプランナーがすべて手配してくれて、「××ホテルで挙式」のように、「メイク~挙式~披露宴」がパックになっているシステムが少ない。なのでかなりの時間を結婚式準備にとられてしまう。多くのケースで、どちらがやる、やらないで、口論になったり…と大変だ。でもこれをうまく乗り越えれば二人の愛もさらに深まることだろう。

招待状にはケーキ券を同封
まずは式場の手配。香港ではホテルの宴会場または披露宴専門の中華レストランを貸し切ってすることが一般だ。事前に検討中のホテルを下見。招待客の人数、どんなウェディングをしたいのかによってセレクトする。人気の場所や縁起の良い日程は予約が一杯になるので十分余裕をもって1年程前から計画する必要がある。
そしてこれは日本と変わらないのが招待状の作成。専門店があるので好みのスタイルや内容などを相談して決める。オーダーしてからだいたい1カ月はかかるので余裕を持って作るようにしなければならない。日本と違うのは招待状を出す際、新婦側から出されるものには美心や聖安椰のケーキ券を同封すること。これはもともと中国では新婦の家族から実際のケーキを渡す習慣があったためだという。今では便利さを考慮しケーキのギフト券が招待状に添え、いつでもケーキをもらいに行くことができるようにしているのだという。そしてデコレーションのお花やブーケのオーダー、式場の受付や各テーブル上のデコレーション。結婚式に、思い描いている結婚式のイメージ、どんな色をメインにもっていきたいなどすべてを考慮にいれて選ばなければならない。
日本でも同様だが、幼少期、学生時代、二人の出会ってからの写真を数ある中から選び、式のオープニング用にビデオを作成する。これは式の最初に新郎新婦が
登場する前に流し、参列者が最も感動するところでもある。二人の結婚までの集大成の証でもあるので、写真選びには力が入る。またバックグラウンドミュージック
も二人の思い出の曲、または二人の愛を誓う最高のラブソングで一生心に残るものなので気が抜けない。何度結婚式に行ってもこの場面で目がウルウル、または泣いている人を多くみる。そして式のシーン別の曲選びも大切だ。

撮影はモデル気分、仕上がりに乞ご期待
花嫁にとっての最大のイベントは自前の「結婚写真」撮り。日本でも近年では人気が出てきているがまだ一般的とはいえない。女性なら一世一代の大イベントで
この後にも残るものだから気合の入り方は半端じゃない。香港内で撮る場合も多いが最近では香港より比較的低価格で撮影場所が豊富な台湾や深センなどに結婚写真を撮りに行くカップルも増えている。香港内では尖沙咀、太子や九龍湾に有名な結婚写真専門の写真スタジオが集まっている。プロのカメラマンがちゃんとポーズの指導をしてくれる。少し恥ずかしいと思うポーズを要求されることもあるが、でき上がりはモデルのように素敵な写真に仕上がってくるのでそこはやりきったもの勝ち。体力は使うが女性にとっては楽しみの一つでもある。

男性にとっては、簡単ですぐに終わるスーツ選びにフィッティング。だが女性にとってはドレス選びは相当時間もかかる作業だ。何着ものドレスを試着し、これでもない、あれでもない…。通常で3着もしくは4着のドレスを何時間もかけて選ぶ。普段あまりドレスを着る機会がないだけに、試着するだけでも女性は心が躍るも
のだ。その間、男性は何時間も待つことになるが、美しいドレスに身を包んだフィアンセを見るとそんな疲れも吹っ飛んでしまうだろう。多くはスタジオと屋外と両
方での撮影。日本では、香港みたいに結婚写真を撮る習慣がないので、女性は綺麗なドレスに身を包み、メイクアップをしてもらっての撮影は自分がお姫様になっ
たような気分になることだろう。


老若男女にやさしい香港人の彼女

Kさん

Kさん(香港在住歴1年)
日本人 未婚

昨年に引き続き、世界競争力(国際経営開発研究所の調査に基づく)で1位を保持している香港に住んでいる筆者は毎日、刺激的な日々を送っている。香港在住の皆さんはすでにお気づきだろうが、香港島を歩いていると欧州国籍者の割合が高く、逆に九龍側では香港人の割合が高いが、ペア別に見てみると意外に欧州人と香港人のカップルも多いので、やはり香港はインターナショナルな土地(古い言い回し)だと感じてしまうものである。

ようやく私にも念願の香港人の彼女ができて、香港ライフはさらに充実したものになっている。香港人女性の気質については賛否両論あるが、総じて日本人女性よりも自己主張が強いので、海外在住歴が長い筆者にとってはそちらのほうが逆に居心地が良い。日本にいる頃は意見を言うのも遠慮がちであったが、海外に住み始めてから価値観や表現力の文化の違いに順応して、筆者自身もはっきり意見を言えるようになった。そしてステータスよりも人間性を重視する彼女に巡り合えて、筆者の友人からも「なかなかそのような女性には出会えない」と羨ましがられる筆者は、誰に対しても優しい気遣いができる彼女にいつも感心させられてしまう。日本語が話せないので基本的に会話は英語のみだが、現在は中国語も勉強中なので、間違った表現をしたりすると訂正してくれるし、どこに行っても助けてくれる彼女は筆者の大事なパートナーになっている。

海外に来て日本人同士でお付き合いするのもいいが、外国人と付き合えるとより深く、海外の生活に溶け込むことができて友人関係も広がるのでぜひおすすめである。


黄金比を追求し続けた、最も美しいドレスで人生最高の瞬間を

黄金比と聞いて思い出すものはなんだろう。ビーナスの彫像だろうか。それともモナ・リザだろうか。世界的に評価の高い建築やアートの数多くはこの綿密な数値で構成されると言われ、古くから「宇宙空間で最も美しい数値比(1:1.618)」だと考えられる黄金比。「1.618 Couture &Bridal」は多くの女性へ黄金比の美しさとともに最高品質のドレスを届けている。

中学時代に雑誌を読んでいたとき、偶然目に入ったドレスの美しさに感銘を受けた事がオーナーのSuuさんがデザイナーを目指すことになるきっかけだった。2006年、ロンドンまで赴き、デザイン分野が得意のレイヴェンズボーン・カレッジにて技術と知識を身に付け、多くの経験を得た。その後香港に戻った彼女は、2010年から独立デザイナーとしてラグジュアリー・ドレスデザイナーのキャリアをスタートさせた。その才能と努力が認められ、現在では世界中からオーダーを受けており、さらに一般のお客様だけでなく、芸能人や有名セレブがイベントへ出席する際の衣装も何度も手掛けてきた。

デザインする際に大変なことを質問すると「製作時、ドレスにビーズを一つ一つつけていく作業。ドレスの重さとエレガンスさを損なわないようにバランスを考えながら作業しなければならないので、一番神経を使います。その反面、一枚の布がドレスになっていく過程は、毎回感動します。」と、彼女はデザイナーとしての本音を話してくれた。広いとも言えない店内に掛けられた 、品 の ある エレ ガ ントな デ ザイン、精緻なる刺繍、細部まで心を込めて仕上げられたドレスは、彼女が自
分の手で完成させたものだからこそ、そのドレス一着一着にドレスへの愛情が感じられる。さらに、まるでステージのような試着室で彼女の作ったドレスを着てみると、きっとそのデザインに魅了されるはずだ。

最 高 のクオリティーと独自の感性から生まれるデザインのドレスを、「1.618 Couture & Bridal」でみつけよう。

1.618 Couture & Bridal
住所:7/F., Cochrane Comm. House, 15 Cochrane St., Central
電話:(852)2886-1723
FAX:(852)2886-1713
FACEBOOK:www.facebook.com/1618Bridal

大切な人との思い出に香港スタイルの結婚写真はいかが?

香港でよく見かける光景のひとつに街中で結婚写真(婚紗撮影)を撮るカップルとカメラマンの姿があるだろう。香港人の友人宅に遊びに行くと、結婚写真をデカデカと寝室に飾っていたりして、驚いた事がある人もいるはず。男性が求婚して、女性が受け入れてからは、女性主動で結婚写真の手はずが進んでいくのがここ香港。中には、価格の安い深圳で練習と称して1回撮影し、次は香港で慣らし、最後に本場(中国人の中では)の台湾で3回目を撮影するカップルもいるというから驚き。最近は、日本やマカオなどで撮影するのも流行っているそうだ。その度に、HKD2~3万が飛んでいくらしい。この婚紗撮影は大体がパックになっていて、額入りの大きな写真や、数十枚からなるアルバム、DVDの動画、親に渡すミニアルバムなどセットになっている。「そんなに大掛かりなものは要らない」という日本人の方や、結婚写真を撮り損ねてしまった方に、今回ご紹介するのは、ZEASON WEDDINGS社のチャイナドレスプラン(or ウエディングドレスも応相談)。1、2枚の写真と衣装代金込みでHKD8,000~10,000となっている。今晩、ご主人にご提案してみてはいかがだろう?!

ZEASON WEDDINGS

ZEASON WEDDINGS
Rm. 204, 2/F., Winful Ctr., 30 Shing Yip St., Kwun Tong
TEL : (852)2372-0123(英語・広東語・北京語)
E-Mail: info@zeasonweddings.com
www.zeasonweddings.com


Wedding 特集 1(1)

Wedding 特集 1(2)


香港人のお母さんは一般的に過干渉?

Tさん

Tさん(香港在住歴8年)
日本人 既婚

アメリカで留学時代に知り合った香港人の彼と4年の交際を経て香港で結婚し同時に移住。 親日の香港だから日本人には住みやすい土地だ文化の違いや習慣の違いで戸惑う事があるのは過去の海外留学時で経験していて覚悟していたが結婚となると話しは別だ。

香港では、成人しても親との同居は当たり前。家賃が高いのも理由にあると思うが、私の場合は、家族が住んでいる家に同居という形に。英語と北京語が話せるので広東語が話せなくてもどうにかコミュニケーションが取れるだろうと安心していたけれど、ふたを開けてみると彼のお父さんは英語も北京語も話せない。かろうじてお母さんは片言の英語が話せるが、最低限のコミュニケーションのみ。なので、いつも間に主人を挟んで会話。香港の親たちは過干渉なことが一般的で嫁姑の問題が絶えないと聞いていたので少しビクビクしていたけえど、言葉の壁があるのでそこまで干渉してくることもない。干渉されているように感じるといった方が正しいかも。コミュニケーションが無くてうれしいということではなく、理解できない、干渉されすぎず、という事でことがうまくいくこともあるということ。

いまだにこれだけは慣れないというのは、彼の義母がアポなしで私達の家に来る事。帰宅すると ソファーに座って寛いででテレビをみていたり、親戚集まって食事をしていたりは日常茶飯事。 何も聞いてないで帰るとびっくする。香港では親に合いカギを渡すのは一般的。さすがにそれは嫌だと結婚当初かなり話し合いをしたが私の希望は聞いてもらえず。日本では、来る前に連絡しますよね。 でも彼にとっては自分の家はお母さんの家でもある。いつでも来ていいんだよと。最初は嫌でしたが、今ではさほど気にならずに。家族愛の表現の仕方は色々ありますが、これが、家族愛や家族の絆が強い香港なりの愛情表現だと思えるように。国際結婚が珍しくなくなった近年。日本の習慣や物の考え方でしか物事を見るのではなくもっとオープンな考え方を持つようにすると小さい事は気にならなくなるのでは。

 

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