特集:広東・香港、そして日本の冬の味 3

2017/02/21

和食から各国料理まで「冬」を食べつくせ!

この冬は贅沢にフカヒレ&アワビで豪華な夜を
王子飯店

アワビ

「王子飯店」は、科学調味料や合成着色料は一切使用しないというこだわりを貫く本格広東料理の名店。同店では現在「冬期限定贅沢コース」と銘打った特別豪華メニューを提供中だ。熱々ジューシーな「小籠包」をはじめ、高級広東料理の王様ともいうべき「フカヒレの醤油煮」のほか、「シーバスのムニエル」「蟹爪フライ」「丸ごとアワビの蝦子入り麺」などがセットでいただける。家族で楽しむのはもちろん、接待や日本からの来港客へのおもてなしにも喜ばれること間違いなしだ。

【1881 Heritage店】
住所:Flat 209, 1881 Heritage, 2A Canton Rd., TST
電話:(852)2366-1308
時間:月~土 11:00~16:00、18:00~23:00  日・祝日 10:00~16:00、18:00~23:00
※窓際の席が希望の方は予約時にリクエストを

【エレメンツ店】
住所:Shop 1028C, Elements 1 Austin Rd. West, TST
電話:(852)2577-4888
時間:月~土 11:00~16:00、18:00~23:00 日・祝日 10:00~16:00、18:00~23:00

 

冬期限定!蒸し鮭とキノコのバター醤油タジン鍋
Dining Kitchen Vegi

醤油タジン鍋

日本をはじめ各地から厳選した食材を活かした創作料理で評判の「Vegi」では、冬の限定メニュー「蒸し鮭とキノコのバター醤油タジン鍋」(HKD128)がリリースされた。在シカゴ日本国総領事館で公邸料理人の経験も持つ三原料理長自らが「めちゃくちゃ旨いよ」と豪語する自信作は、エノキ、シイタケ、キャベツなど豊富な山菜とともに鮭がぐつぐつと煮込まれ、アクセントに添えられたレモンと香草が土鍋から沸きあがる湯気とともに見るものを魅了する。シズル感抜群で栄養満点の逸品を、まだまだ肌寒いこの時期にぜひ味わっておきたい。

Dining Kitchen Vegi
住所:3/F., L’hart, 487-489 Lockhart Rd., CWB
電話:(852)2576-6161
時間:12:00~15:00、18:00~23:00 日曜定休

 

東北をたらふく楽しめる?!石巻産の鱈と秋田名物 稲庭うどん
炉端焼&稲庭うどん 稲庭養助

稲庭養助 稲庭養助 稲庭養助

MTR觀塘(クントン)線の開通に伴い新設された黄埔(ワンポア)駅A出口すぐに位置する「炉端焼&稲庭うどん 稲庭養助」は、日本で150年以上の歴史を持つ本家の秋田名物「稲庭うどん」が食べられる店として紅磡(ホンハム)では有名だ。職人の手により3日間にわたり丹念に練り上げられた日本と同等の饂飩を使用しており、少し細めながら、つるっと弾力に富んだ食感は格別。そんな主力との相性も抜群で、アラカルトとしてもお酒のお供に最適なのが「鱈の天婦羅」(HKD98)。サクッとした衣とホクホクに揚げられた白身は、天つゆでいただくもよし、ほんのり塩をまぶして風味とともに味わうもよし、楽しみ方も色々だ。今の時期、脂の乗った宮城・石巻産の魚介類を豊富に仕入れており、カウンター越しにびっしりと敷き詰められた氷上にディスプレイされた鮮魚は圧巻で、食欲を一層かき立てる。鱈以外に「銀鮭の西京焼き」や「金華しめさば」などもおすすめで、日本酒や焼酎との相性も抜群だ。日曜日も休まず営業しているので、この機会に季節の味を楽しみに出かけよう。

炉端焼&稲庭うどん 稲庭養助
住所:Shop A1, 27 Man Tai St., Whampoa Estate, Hung Hom
電話:(852)2393-8355
時間:12:00~15:00、18:00~23:00

 

稀少な部位の焼肉で、ちょっと贅沢に!
Seorae 喜來稀肉

焼肉 焼肉

銅鑼湾(コーズウェイベイ)や湾仔(ワンチャイ)などに店舗を持つ「Seorae(喜來稀肉)」では広々として清潔な店内で、その店名にもあるとおり稀少な肉がいただける。”護心肉”と呼ばれるこの部位は1頭の豚からわずか250gしか取れないという。柔らかさとジューシーさのバランスが抜群で、栄養豊富な上に低脂肪で、女性を中心に大人気だ(HKD150/1~2人前)。この冬の新メニュー、フルーツといただく「グリル豚カルビ」と「醤油チキン」も人気だ。ちょっと贅沢焼肉で、冬の寒さを忘れよう!

銅鑼湾登龍街店
住所:Shop 3, G/F. & 1/F., Golden Dragon Bldg., 41-51 Tang Lung St., CWB
電話:(852)2618-5331
時間:日~木 11:30~14:30、18:00~24:00  金・土 11:30~14:30、18:00~25:00

湾仔店
住所 : 3/F., Capital Bldg., 181 Lockhart Rd., Wan Chai
電話:(852)2392-8699
時間:11:30~14:30、18:00~23:00

 

熱々チーズフォンデュで身体の中から温まる
The Swiss Chalet

チーズフォンデュ

尖沙咀(チムサーチョイ)、ハートアベニューの喧騒から逃れるように「The Swiss Chalet」は家庭的な空間を提供してくれる伝統的なスイス料理店だ。ドイツ、フランス、イタリアの影響をうけたスイス料理は多彩で、ひと言で「スイス料理」といっても、ジャガイモ料理のレシュティ、ソーセージ、ラクレットなど、その組み合わせや選択肢も多様だ。とはいえスイスを代表する伝統料理といえばチーズフォンデュ。同店ではグリュイエール、エメンタールなど4種類のチーズから選べ、材料の種類も豊富なフォンデュが人気だ。パンやジャガイモ、ほうれん草やトマトなどの野菜を熱々とろとろのチーズでいただけば、身体の中から温まる。デザートのチョコレートフォンデュも見逃せない。

The Swiss Chalet
住所:12-14 Hart Ave., TST
電話:(852)2191-9197
時間:月~土 11:00~22:45

寒い季節の看板メニュー、もつ鍋で芯から温まる!
健康食品ラーメン

もつ鍋

中環(セントラル)で本格博多長浜ラーメンが食べられると評判の「ケンコー食品ラーメン」。金融街という立地柄、昼は証券・銀行マンで賑わうが、本領を発揮するのはディナータイム。夫婦で店を切り盛りする山崎夫妻の人柄もさることながら、「もつ鍋」(HKD96)、「おでん」(HKD8~)といった食欲そそられる居酒屋メニューが大人気。週に1、2度の頻度で来店するファンも多く、まさに愛され店だ。そんな同店でラーメンを凌駕する人気の「もつ鍋」は、塩と味噌から味が選べ、追加料金で各種トッピングも可能。野菜(HKD16)を追加してヘルシーにアレンジしたり、麺やご飯(HKD21)を投入して〆たりと楽しみ方も色々だ。

健康食品ラーメン
住所:Shop B, C, D, Welly Bldg., 97 Wellington St., Central
電話:(852)2328-6227、(852)9667-0905
時間:11:30~16:00、18:00~22:30 日曜定休

 

隠れた名店で愉しむ、熱燗と粋なつまみのマリアージュ
和処 酒肴さかな

酒肴さかな

尖沙咀(サムサーチョイ)中心部から程近い路地裏に位置する「和処 酒肴さかな」は、6席のみの和酒BARをコンセプトに60種類以上の日本酒と焼酎を常備。各種グラスで愉しむことができ、なかでも幻と言われる「十四代」を升で飲めるのは、おそらく同店だけだろう。日本酒は全てSSI公認の利き酒師が毎月日本より独自ルートで入荷した厳選酒に、東京・築地から仕入れた旬の鮮魚や合鴨など粋な摘みをペアリングで提案。この時期、ほっと温まる熱燗も人気で、顧客のリクエストに合わせた酒の肴をリーズナブルに提供してくれるのも、また有難い。なかでも「焼きおにぎり明太子だし茶漬け」は気持ちよく酔ったからだに染みわたる逸品。家路につく前のひとり呑みにも重宝しそうだ。

酒肴さかな

和処 酒肴さかな
住所:Unit 2-8, G/F., Kings Comm. Bldg., 2-4 Chatham Court, TST
電話:(852)3791-2346
時間:17:00~24:00(フードラストオーダー 23:30) 日曜定休

 

仲間や家族と四川式火鍋を囲んで温まろう!
川熙樓 Chuanxi Restaurant

四川式火鍋 四川式火鍋

尖沙咀(チムサーチョイ)の君怡酒店(キンバリーホテル)に店を構える四川料理の店「川熙樓」。モダンなインテリアと良心的な価格で味わえる本格四川料理の店として尖沙咀では話題を集める人気店だ。同店の「冬メニュー」は火鍋。四川料理のイメージ通りの「スパイシー羊肉鍋」や「薬膳サーロイン鍋」など8種類の四川式火鍋が揃っている。それぞれの
スープは好みに合わせて辛さを調整してもらえるので辛い物が苦手な人でも安心。仲間や家族とワイワイ鍋を囲めば心も、身体も温まること間違いなし!

四川式火鍋

もちろん火鍋以外の本格四川料理のメニューも充実している。「辛いだけではない、香りと深みのある味がやみつきになる」という人も多い。

また、同店では現在「PPWを見た」で火鍋が食べ放題(日~月、HKD268/1人 金・土・祝、HKD298/1人)、プラスHKD98で生ビール、中国酒、ウィスキー、ワイン、日本酒が2時間飲み放題となる、お得な冬のキャンペーンを実施中だ。宴会に最適な個室も完備している同店の四川火鍋、四川料理の数々を、仲間を誘って、お得に楽しんでみては。

アレックスさん ビール

川熙樓 Chuanxi Restaurant
住所:M/F., Kimberley Hotel, 28 Kimberley Rd., TST
電話:(852)2882-9020
時間:12:00~24:00

 

素朴な家庭的雰囲気の中で本格北国料理を
Ivan The Kozak

北国料理 北国料理

この季節、あえて寒い国の料理を楽しんでみる、という趣向はいかがだろう。中環(セントラル)の「Ivan The Kozak」は香港では数少ないウクライナ&ロシア料理の本格レストラン。店内はロシアの装飾品で飾られ、木製家具が素朴で家庭的な雰囲気を演出している。料理はボルシチ、チキンキエフ、ビーフストロガノフなど、ロシア料理としてお馴染みのものから、ペリメニ(ロシア風餃子)やヴァレーヌィク(ウクライナ風水餃子)など本格メニューが並ぶ。また、ロシアといえばヴォトカ。同店には氷点下で本場のヴォトカが飲める「アイスルーム」がある。ロシアの極寒を体感すれば、なぜヴォトカのアルコール度数は高いのか、自ずと理解できるかもしれない。

Ivan The Kozak
住所:1/F., Parekh House, 63 Wyndham St., Central
電話:(852)2851-1193
時間:月~金 12:00~24:00、土日祝18:00~24:00

お喋りと旨いお酒と、ちょこっと摘めるおでんを
酔いしょ

酔いしょ

昨年12月のオープン以来、大人の隠れ家として他愛もないお喋りと美味しいお酒が愉しめると評判の「酔いしょ」。日本に留学経験もあるジェシカママが、カウンターでのBARスタイルを保ちながらも、ポテサラなど、簡単だが男心をくすぐるちょっとした酒の摘みを提供してくれる。この時期におすすめしたいのが、何といっても「おでん」(5点盛り/HKD80)。かつおと昆布のダシでコトコト煮込まれており、愛情もたっぷり注入されている。しかも同店では、おそらく香港では初の「トマトおでん」も提供している。しっかりダシを吸い込んだトマトは、熱燗や焼酎との相性抜群!その他にも、どこで覚えたのか不明だが、日本ツウのママならでは、東京・日本橋の名物グルメ「とうめし」も味わえる。

酔いしょ
住所:16/F., SOHO Tower, 25 Hart Ave., TST
電話:(852)5336-8036
時間:18:00~26:00 日曜定休

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