特集: 資産運用の基礎知識 3

2017/01/17

「投資信託」の基礎知識

投資信託はプロにお任せする分、初心者には始めやすい金融商品と日本では言われているが、依頼する会社をしっかり見極めないと、あとあと大変なことに成りかねない。そうならないためにも、投資信託の基礎知識について解説していこう。

 投資信託

投資信託とは

投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品のこと。集めた資金をどのような対象に投資するかは、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行う。投資信託を一言でいえば、共同投資をするための「器」だと思うとわかりやすい。投資信託の運用成績は市場環境や運用の指図をするファンドマネージャーなどによって変動し異なる結果となる。投資信託の購入後に、投資信託の運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って、損をすることもある。このように、投資信託の運用によって生じた損益は、それぞれの投資額に応じてすべて投資家に帰属する。つまり、投資信託は元本が保証されている金融商品ではない。この点は銀行の預金などとは違う点になり注意が必要となる。なお、海外の素材を原材料とした同一ファンドを日本国内で購入した場合と海外で購入した場合とでは運用成果も大きく変わってくる。

 投資信託

投資信託の分類

●インデックスファンドとは
インデックスファンドとは、設定したインデックス(指標)に連動したファンドのこと。指標が下がれば、当然、成績は下降する。インデックスファンドの長所はコストが安いこと。インデックスファンドは、指標と同じように取引するのみとなり、有望な企業がないか調査したり、頻繁に銘柄の組替えをする必要がないため、調査費、売買手数料が少なくて済む。以上の理由から、信託報酬が安くなる。インデックスファンドの運用は、設定したベンチマーク※と同じポートフォリオになるように、コンピューターで計算をしながら行われる。ローリスク、ローリターンが特徴ともいえる。

●アクティブファンドとは
アクティブファンドとは、積極的な運用で、ベンチマークをこえる収益を目指すファンドのこと。アクティブファンドの長所は、運用手腕の優れたファンドに投資すれば、インデックスファンドより多くのリターンが期待ができるが、短所としては、コストがかかることが挙げられる。コストには、有望企業を探すための”調査費”、積極的に運用を行うためにかさむ”売買手数料”がある(売買手数料を抑えた運用を行うファンドもある)。信託報酬もインデックスファンドより高くなる傾向がある。インデックスファンドに比べハイリターンとなるが、リスクも大きくなる。

●バランス型ファンドとは
バランス型ファンドとは、株式や債券など複数の種類の資産に、分散投資をするファンドのこと。バランス型ファンドの利点はポートフォリオを組む手間が省けるため、初めから、様々な資産を組み合わせ、ポートフォリオを組んでいるので、複数の投資信託を、自分で組み合わせる手間が省くことができる。複数の投資信託を、購入する必要がなくなることで、投資信託の運用状況のチェックも、1つのファンドだけで済むようになる。デメリットは資産配分を自分で勝手に変えられない点と言える。

※ベンチマークとは、投資信託が目標とするマーケット(市場)をさす。ほとんどの投資信託は運用目標としてベンチマークを定めている。例えば、東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとする投資信託はそれを目標に運用をしていく。

投資信託のメリット

メリット1 少額から投資ができる
投資というと、まとまった資金が必要だと考える人もいるかもしれないが、投資信託の中には、少額から始めることができる商品が数多く存在する。小口からの投資が可能な為、複数の投資家から資金を集め易い。集めた資金の中から分散投資していくという仕組みだ。これは投資信託のメリットの中でも、非常に大きなポイントとなる。

メリット2 分散投資ができる
投資信託では、集めた多くの資金でたくさんの銘柄に分散して投資をしていく。これをするメリットは多くの銘柄に投資をすることで、値動きの幅を低く抑える事ができる為、値動きの安定性を高める効果がある。また、1つの銘柄の値動きに資産が左右されることを防ぐこともできる。

投資信託をする時の注意点

投資信託は投資未経験の初心者でも始めやすい投資方法だが、欠点として運用期間中に随時コストがかかるため、預けたお金が減ってしまう可能性はある。万が一減っても、生活に支障が出ない金額で始めることが肝心。まずは、すぐに飛びつかずにしっかりと投資について予備知識をいれ、専門の人に相談することをお勧めする。

 

 

「株式投資」の基礎知識

株式投資とは、将来的に株価が上昇しそうな企業の株を購入して、実際に上昇した時点で、その株を売却して利益を得る投資のこと。株式投資について解説していこう。

株式投資

株式投資は、キャピタルゲインとインカムゲインの両方から利益を得る事ができる。キャピタルゲインとしては、投資をしている株価が上昇した場合、その比率に応じて投資をした資産価値が増えるところにあたる。例えば、1株100円の時に購入した株が105円になった時に売却した場合、5円の差益が発生する。これを1万株購入していれば、単純に5万円の利益となる。購入している銘柄にプラス材料があれば、1日に5円の差益が出ることなんてざらである。もちろん、この逆に株価が下落することもあるので、キャピタルゲインによる利益を得るためには、テクニカル分析やファンダメンタル分析についての勉強を行う必要がある。一方、インカムゲインとしては、株の長期保有などによる配当金や優待による利益にあたる。投資先の会社が得た利益の一部を株主に還元する仕組みとなっている。キャピタルゲインのように大きな差益を期待することはできないが、還元によるものである為、確実に利益を得ることができる。優待には株を保有している会社から、商品券、お食事券などの優待券が配布されたり、お米や化粧品などの物品が送られるものがある。会社によって様々ではあるが、優待内容から株式の購入先を選ぶ人も多い。楽しみながら資産運用を味わえるのが株式投資の魅力である。

株式投資を行う際には、2つのリスクを抑えておきたい。1つ目は、どんな株でも、株価は上昇したり下落したりするので、購入時よりも株価が下落したときに売却すると、損失が出ること。一喜一憂せず、予めルールを決めて、損失を抑える事が重要。2つ目は、上場している会社はそうあることではないが、投資先の会社が倒産した場合、買っていた株式の価値がゼロになるということ。日々、情報を確認し万が一のリスクは常に意識しておきたい。

株式投資は、年間で元本の数倍まで資産を増やすことができるという可能性があるが、投資先の会社の業績不振などにより投資資産を目減りさせてしまうことがあるので、許容できるリスクの範囲内で取引を行おう。

配当利回り(配当利率)の計算方法
配当利回り(配当利率)=「1株あたりの年間配当金」 ÷「 購入株価」 × 100
例)1株あたりの年間配当金30円・1株あたりの株価800円の場合 30÷800×100=3.75%
→配当利回り3.75%となる

 

 

「FX投資」の基礎知識

FX投資は外国為替証拠金取引の略で、外貨を安く買い、高く売ることにより利益を得る投資となる。FX投資について解説していこう。

FX投資は米ドルやユーロなどの、世界の数十種類の通貨から選び取引する。取引方法は株式投資のように一つの企業を選んで購入するのとは異なり、ドルー円というようにセットで取引する。例えば、「1ドル=110円」のときに11万円で1,000ドルを購入し、2ヶ月後に「1ドル=120円」のように円安になった時に、手持ちの1,000ドルを売ると12万円になり、1万円利益を得ることができる。逆に、「1ドル=100円」になった場合に、手持ちの1,000ドルを売ってしまうと10万円にしかならず、1万円損失を生む。FX投資は為替レートの差額を利益とする。そのため、各通貨の値動きを予測して投資する必要がある。

FX投資

FX投資を始める時に押さえておきたい「レバレッジ」「スワップポイント」「スプレット」の3つのワードを紹介しよう。「レバレッジ」とは、テコという意味で、少額で大きな金額を売買することができる。これがFX投資最大の魅力。手持ちの資金の2倍、5倍、10倍などの金額を運用することで、大きなリターンを得られる。ただし、レバレッジを大きくすればするほどリスクが伴うので、注意する必要がある。「スワップポイント」とは、為替レートが予想通りに動くことで利益を狙う取引とは別に、FXで金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買い、それを保有し続けることで金利の差額を受け取る方法のこと。日本では、銀行に預けても利息がほとんど付かないため、日本円の貯金をFXで高金利国の外貨に交換してスワップポイントで利息を手にする人が増えている。「スプレッド」とは、通貨の買値と売値の価格差のこと。例えば、買値は「1ドル=130.000円」、売値は「1ドル130.005」と表示される。この0.005円がスプレッドであり、FX会社の取り分となる。FX投資では口座開設費や口座維持費はもちろん、入出金手数料や売買手数料なども基本的には無料となるため、FX会社は売買時にスプレットを発生させることで利益を得ている。FX投資は、専門家に依頼しなくても、24時間スマートフォンでワンクリックで売買が完了する手軽さから株式投資よりも初心者が始めやすいと言われているが、FX投資で注意しなければならないのは、自己資金の数十倍以上の金額の取引を行う為、損失を出した場合は預けた証拠金以上の金額を支払わなくてはならないことがあるという点である。しっかりとリスク管理して、損失を抑えることが重要。のめり込み防止のために、初めに自分の投資ルールを設定しておくのも一つの手だ。

 

 

親切・丁寧に教えてくれるから、はじめてさんでも安心!
資産運用商品が購入できる会社一覧

資産運用の基礎知識がわかったら、次は会社選び。
どこに頼めばいいかわからない、そんな人のために、弊紙に掲載している6社を紹介。
購入方法や商品説明、一人ひとりに合わせた資産運用計画まで親切・丁寧に教えてくれるから安心。
ぜひ、気になる会社に問い合わせてみよう。

insurance110
日本で契約した保険内容を
見直しした上で保険商品を紹介

才田弘一郎氏

日本で保険の見直しでおなじみの「ほけん110番」と長年香港進出企業の保険を扱っているNNI香港が、海外に住む日本人向けに2013年に香港で設立。日本の保険事情に詳しいFPが在籍するため、香港の保険紹介をはじめ、日本の保険の見直しも可能。複数の保険会社の商品を比較し無駄のないプラン提供を得意とする。(写真はDirector 才田弘一郎氏)

取扱い商品
学資保険、 年金保険、 生命保険、 医療保険

問い合わせ先:(852)3182-0110
ウェブ:www.insurance110.com.hk
メール:[email protected]
住所:Rm. 3902, 39/F, Windsor House, 311 Gloucester Rd., CWB

 

マニュライフ
アドバイザー歴10年の平原氏が
貯金に適した保険商品を紹介

マニュライフ

香港で110年以上の歴史がある、カナダトロントに本社を置く生命保険会社。主にアジア、カナダ、米国を中心に事業展開をしている。香港では、世界の保険営業マンのトップ5%に授与されるMDRT受賞経験のある平原奈津子氏が優しく丁寧に保険を紹介してくれる。“香港ならではの生活に役立つ基本的なマネー講座”などプチ財テクセミナーを随時開催している。

取扱い商品
個人向け:生命保険、年金プラン、学資積立て、医療保険、インカムファンド
法人向け:MPF、団体医療保険

問い合わせ先:(852)9722-0012
ウェブ:http://hiraharanatsuko.hk
メール:[email protected]
住所:12/F.,Manulife Tower,One Bay East,83 Hoi Bun Rd.,Kwung Tong

 

Borderless Management & Investment Ltd.
20年のキャリアを持つ投資家が
生命保険・個人年金を紹介

玉利将彦さん

玉利将彦氏が2008年に香港で設立。顧客の年齢、家族構成、ライフプラン別資産運用計画を提案。保険商品や積立年金の取り扱いだけでなく、海外不動産の販売、海外金融機関の口座開設・運営のサポートまで行う。香港で認可を受けた日本人アドバイザーが2名所属。生命保険や個人年金の必要性を丁寧に説明し、海外居住の今だからこそ手が届く有利な商品を紹介する。

取扱い商品
生命保険、学資保険、積立年金

問い合わせ先:(852)9185-8291
ウェブ: www.borderless-investment.com
メール:[email protected]
住所:Office 2,6/F.,Kaiser Centre,18 Centre St.

 

謙信アセットコンサルティング(香港)
格付け会社勤務経験を活かした
金融商品の丁寧な説明が定評

木津英隆

ロイター通信(香港)、米系格付け会社S&Pを経て、2009年に木津 英隆氏が香港で設立。金融商品のリスクとリターンについて丁寧に説明する。香港の優れた金融サービスや年代別資産運用方法などについて、初心者にも分かりやすい小口投資家向け「海外で作る自分年金セミナー」を各地で開催。ブログ「香港IFA木津英隆のマネーは巡る」でも独自の視点で世界の金融情報を発信中。

取扱い商品
オフショア投資商品、 個人年金、 貯蓄型生命保険、 相続対策商品など

問い合わせ先:(852)9062-0532
ウェブ: www.kenshin.com.hk
メール:[email protected]
住所:Rm. 3A,18 Percival St., CWB

 

プルデンシャル
上場している世界最大手の保険会社
保険と貯蓄商品を紹介

プルデンシャル

1848年に米国で設立。169年の歴史があり管理資産5,620億ポンド以上、顧客を2,400万名以上持つ大手保険会社。ロンドン、シンガポール、香港で上場している。学資保険、老後や退職後に向けた貯蓄のアドバイザーは顧客一人一人の声を聞き「お客様のニーズに合った保険と貯蓄商品」を提供している。香港では13年間MDRTを受賞するFPのLee Kelvin氏があなたの将来設計を手助けする。

取扱い商品
生命保険、学資保険、積立年金、医療保険、MPF、損害保険、会社保険、経営者保険、投資ファンド

問い合わせ先:(852)9199-9777
ウェブ: www.prudential.com.hk
メール:[email protected]
住所:18/F., Lee Garden Two, 28 Yiu Ping Rd., CWB

 

Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank
銀行サービスから保険まで
ワンストップの資産運用が可能

長谷川 建一氏

数多くの日本・香港の優良企業の出資を経て2013年に香港で設立。香港在住日本人をターゲットとした保険や債券などの商品をはじめ、日本での不動産投資に興味のある香港人富裕層に向けて金融サービスを提供している。定期的に開催する投資フォーラムに定評あり。また、月次報告書や年間の取引報告書などのサポートを日本語で行っている。(写真はCOO 長谷川健一氏)

取扱い商品
定期預金、債券、ファンド、派生商品、保険・その他

問い合わせ先:(852)3958-8828
ウェブ:jp.www.nipponwealth.com
メール:[email protected]
住所:16/F.,The Peninsula Office Tower,18 Middle Rd., TST

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