特集:行ってみようよ!深圳 1

2016/09/06

深圳

家族で楽しむ! 買う! 寛ぐ! 飲む! 食べる!
行ってみようよ!深圳

香港に暮らしていれば誰もが知るおなじみの響き、「深圳(シンセン)」。その出会いは周囲の人達の会話から聞こえて来る「こないだシンセンに行ってきてさ~」というフレーズからだったりするのでは。

香港から1時間もすれば訪れることができるこの場所。街の中心部は計画的に整備されており、ショッピングロードには人がごった返し、立ち食いB級グルメ店が軒を連ね…。と、まるで香港の延長のように感じる土地だけれど、耳をすませば道行く人が交わす言葉は北京語で、周りを見渡せば書かれている文字は簡体字で…。そう、やはりそこは中国なのだ。

だからといって、ここは二の足を踏んでいる場合じゃない!

今回の特集では、買い物三昧ができて、家族で一日中楽しめるアミューズメントパークがあって、大人が寛げる雰囲気のいいバーがあって。そんな香港版「安・近・短・楽しい~!」なスポット深圳のあれこれをPPWが徹底調査。休みというとどうしても飛行機に乗りたくなっちゃうあなたも、今こそご近所回帰。これであなたも「行かず嫌い、ザ・深圳」にさようなら!

 

深圳アクセス指南     まずは「どうやって行くの?」の疑問をここで解消!

電脳街、ネイルサロン、マッサージ、洋服の仕立て屋さん。聞けば聞くほど魅力的な街。「いつかは行きたい」で終わらせないために、PPWが誰でも行ける深圳へのアクセス方法を伝授!ビギナーの人でも利用しやすいMTR。香港人や中国人に混じって買い出し気分が味わえるバス、そしてもはや達人の域? のフェリー。近い深圳を「身近な深圳」に。目から鱗な情報満載の本ページ片手に、さあ、次の休みに早速行ってみよう!

意外に簡単、楽々!   パスポートをお忘れなく!

MTR

東鐵

紅磡(ホンハム)駅から東鐵綫に乗り、羅湖(ローウー)もしくは落馬洲(ロッマーチャウ)まで行くルート。交通事情や天候などを気にせずいつでも利用できるのが電車のよいところ。ただし、羅湖も落馬洲も週末や通勤時間帯など曜日と時間帯によって非常に混み合うイミグレーションなので、時間に余裕を持った計画を。イミグレーション通過後はそれぞれ隣接する駅【罗湖(羅湖)・福田口岸(落馬洲)】から地下鉄で移動しよう。


★ゆったり快適なファーストクラス

東鐵  東鐵

紅磡から羅湖や落馬洲までの所要時間は約50分程。普段の街中の移動を考えると少し時間がかかる。つかの間の電車旅をより楽しむならファーストクラスの利用がおススメ。オクトパスを使えば乗り方も簡単!いつも通り改札を通過した後、ホームに設置されている「頭等確認(First Class Validation)」用の専用機械にオクトパスカードをかざすだけでOK。料金は倍かかるが布張りのシートで座り心地も抜群だ。

■所要時間■
紅磡⇔羅湖:44分
紅磡⇔落馬洲:49分

■料金■
紅磡⇔羅湖・落馬洲)
スタンダードクラス:HKD40
ファーストクラス:HKD80
※窓口でファーストクラスシートの切符を購入するか、オクトパスカードを使った上記の方法で乗車。

BUS

バス

複数のバス会社が香港⇔深圳間のバスを運行している。香港内の各所に乗り場があり、ほとんどの路線が30~1時間に一本という頻繁な運行スケジュールであるため気軽に利用できるのがよい。チケットは乗り場近くのチケットセンター、また、バス会社によってはオンラインで購入できるところも。それぞれ下車後にバス停に隣接されたイミグレーションに向かう。その後の移動はタクシーなどが便利。また、路線によってはそのまま深圳内の各地まで運んでくれるルートもある。その際はイミグレーションで一旦下車して中国に入った後、もう一度目的地までのバスに乗りなおすことになるので、乗り間違えに注意しよう!

★身近なこんな場所から「いざ深圳!」
●銅鑼灣(タイムズスクエア前)⇔深圳湾口岸
【バス会社:環島旅運】
チケット購入場所:タイムズスクエア地下2階バスチケットカウンター
●九龍(エレメンツのバスターミナル)⇔深圳灣口
【バス会社:中港通集団】
チケット購入場所:エレメンツ1階
バスチケットカウンター
●旺角(中国旅行社旺角支店前)⇔深圳灣口岸
【バス会社:香港中旅汽車】
チケット購入場所:中国旅行社旺角支店
その他、様々な路線があるので詳しくは下記ホームページをチェック!

■所要時間■
1時間30分~2時間程度

■料金■
HKD40~HKD70程度(乗車地による。往復割引や子供料金あり)

■運行会社のホームページ■
中港通集団:http://www.chinalink.hk/
環島旅運:www.trans-island.com.hk
永東集団:www.eebus.com
香港中旅汽車:www.hkctsbus.com

FERRY

フェリー

香港国際空港から蛇口へ行く航路があり、出張者などに良く利用されているが、便利なのは上環にあるマカオフェリーターミナルからの航路。蛇口のイミグレーションを利用するのがフェリーの乗客のみなので他の場所に比べて混み合うことがなく、出入国がとてもスムーズ。ただし、本数が少なく夜間は運行していないので気をつけたい。深圳市内への移動はタクシーやフェリーターミナルのすぐ近くにある蛇口港駅から地下鉄を利用しよう。チケットはオンラインでも購入可能。

■時刻表■
港澳碼頭発:09:00/11:30/13:15/15:30/18:00
蛇口発:07:45/10:15/12:00/14:15/16:45

■所要時間■
約1時間

■料金■
HKD140(エコノミー・子供料金なし)

■運行会社のサイト■
※空港⇔蛇口航路もこちらでチェック!
珠江客運有限公司:www.cksp.com.hk

 

香港-深圳   携帯事情

携帯私たちの生活に無くてはならない必需品、「携帯電話」。プライベートやビジネスで香港―深圳間を行き来するときに沸いてくる携帯電話の〝?〞やおすすめプランを3香港ジャパンデスクに聞いてみた!

●香港在住日本人が深圳に行く際に注意することはありますか?
深圳は近くても「国外」。深圳でのスマホの利用は全てローミング扱いとなりますので、事前に契約内容を通信会社に確認しておく必要があります。ローミング通話は高額な上、受信電話でも課金されるので深圳で着信電話(着信$6.8/min)を取る時は注意が必要。またデータローミングはあっという間に高額請求につながる恐れがあるので海外データ1日定額プランの利用を特におすすめしています。

●香港深圳を頻繁に行き来する方におすすめのモバイルプランがあれば教えてください。
3香港ジャパンチームでは日本人の皆さまが海外でも安心してモバイルサービスをご利用いただける【ジャパニーズプラン】を提供しています。中国を含む2 8カ国ローミング通話割引サービス(深圳での着信$2.8/min)をはじめ、海外データ1日定額プラン、日本への国際電話IDD001が毎月100分無料などの特典が無料でもれなくついてきます。

●香港携帯、深圳携帯の2台持ちをしているビジネスマンも多いと思いますが、1台にまとめる良い方法などあれば教えてください。
現在既に香港番号と中国番号を2枚持っている方には、SIMカード2枚を同時に利用できるAndroid携帯に機種変更してご利用いただくか、1つの香港SIMカードに中国の番号も入っている1C2N(ワンカードツーナンバー)サービスをおすすめします。

●SIMの入れ替えが面倒、という方におすすめのプランはありますか?
3香港が自信を持ってお勧めするマルチカントリーPocket Wifiなら、中国、日本、ベトナムをはじめとするアジア主要国はもちろん、全106カ国で3G/4Gのローカルネットワークに自動で接続するので、海外出張の度に現地SIMカードの差し替えが不要です。6,000mAhの大容量でバッテリーチャージャにもなるので、出張の多いビジネスマンにおすすめです。

3香港
お問い合わせ:(852)2126-6188
メール:3hk.japandesk@hthk.com
ウェブ:www.three.com.hk/japanese
ジャパンデスク:大橋・二村
法人営業部:小日向・足立・山田(NTTドコモ)

 

OKサポート  ヘレンさんに訊く
「深圳に住むなら…」

もし突然、会社から「来月から深圳に転勤」と言われたら…。単身で住むにしても、家族帯同で住む事になった場合でも、今、深圳ではどこに住むべきなのか。また、生活面では何に気を付けなければいけないのだろうか。そのあたりを現在、深圳地区で主に日本人向けに物件を紹介している「OKサポート」に勤務しているヘレンさんに聞いてみた。


ヘレンさんプロフィール

OKサポート

中国・上海出身。これまで10年ほど不動産関係の仕事に携わり、深圳在住歴は現在5年目。人と話すのが大好きな事もあって、現在の職業に就いた。趣味は料理で、最近は自宅でよくパンやクッキーを焼いて、おもてなしをしているのだとか。


深圳で日本人が住みやすいエリアとして、今回は深圳の中で東側に位置する羅湖、中央にある福田、西側の南山の3つのエリアに分けて紹介させて頂きたいと思います。

まず羅湖地区についてですが、一番お勧めしたい場所は地下鉄大劇院駅(1号線)周辺です。短期滞在に便利なサービスアパートメントがあり、単身赴任の方向けが1つ、2LDKから3LDKといった家族向けの大きさのサービスアパートメントが1つあります。いずれも現在、利用者の半分以上は日本人の方が住まれています。またオーナーが管理している物件も家族向けが2棟ほどあります。周辺の観光スポットとしては、深圳で2番目に高いビルである、「地王観光ビル」がある事でも知られていますね。69階建のビルの屋上にある観光スポット「深港の窓」からは香港側を一望する事が出来、絶景ポイントです。

次に福田地区については、地下鉄購物公園駅(1号線)周辺が充実しており、お勧めです。オーナーが管理している物件が3つ、大きさは2LDKから3LDKあり、庭付きの物件もあります。サービスアパートメントは2つあり、いずれも約半分は、現在日本人が住んでいます。単身赴任の方、家族で住まれる方両方に対応可能です。駅周辺はショッピングモールも充実しており、生活に不自由することはありません。

最後に南山地区についてですが、蛇口には日本人学校があり、お子さんをお持ちの方で家族帯同で深圳に住むとなった場合、一番お勧め出来る場所はこの地区と言えるでしょう。また現在日本人が一番多く住んでいる場所でもあり、人気があるため、値段は他の地区に比べ、やや高めです。

以上、各地区の物件について紹介してきましたが、次は、香港から深圳に初めて住む場合の注意点についてお話したいと思います。まず一つめが、排水のニオイについてです。常に臭いというわけではありませんが、芳香剤などを用意しておいた方が無難かもしれません。また、トイレの水量が少なく、詰まりやすいこともあるので、一度に流す量を減らすなど注意した方が良いでしょう。そして、インターネットの問題があります。普段、香港のインターネットの速さに慣れていると、深圳ではスピードが遅いと感じる事でしょう。中国電信などが提供している光回線などを利用することはできますが、香港と比べるとまだまだ不便に感じることが多いのが現状です。

深圳は香港に隣接しているとは言え、やはり中国。もし深圳に住むとなった場合に、事前にある程度違いを認識しておけば、不安も少しは解消されるかもしれません。

OKサポート
深圳市内の不動産物件、賃貸・住宅・マンション・サービスアパートメントを案内。エリアは主に羅湖、福田、南山、蛇口地区において、日本人向けに快適な生活が送れるようにサポートを行っている。

住所:深圳市福田区彩田路東方新天地広場D座1808室
電話:(86)755-2360-2214
メール:info@ok-support.asia
ウェブ:www.ok-support.asia

 

深圳生活プチQ&Aコーナー
深圳で新生活を始めるなら、気になるあれこれをここでちょっと押さえておこう!

Q1:オクトパスカードのようなものはある?深圳
A:もちろん!深圳にもあります、その名も「深圳通」。オクトパスカードのように、地下鉄やバス、セブンイレブン、ファーストフード、一部スーパーで利用できる他、将来的には水道電気ガスなど公共料金、家賃、公共施設使用料の支払までこなせるという、従来の交通系ICカードの常識を覆すスーパーカードになるという計画も進んでいるとかいないとか。とにかく、生活するなら是非持っておきたいアイテムだ。購入や追加料金のチャージは、地下鉄の窓口やコンビニでできる。一回のチャージ料金は最少RMB50。

Q2:Wifiなとのネット環境はどうなってる?
A:地下鉄やカフェ、ホテルから小さな個人経営のレストランまで、フリーWifiが使える場所は以外と多い。ただし、例えばスターバックスコーヒーやマクドナルドなど、特に大手チェーン系のお店などでは中国の電話番号を使用した認証が必要な場所も増えてきており、本格的に携帯を契約するまでは利用不可能なWifiスポットもあるということは覚えておこう!

深圳Q3:深圳で銀行口座を作りたい!どうやったら開設できる??
A:やはり、生活するとなれば中国本土の銀行口座がないと何かと不便だ。開設に必要なのはパスポート(申込書にパスポートNo.を記入する)、携帯電話(中国本土の番号のもの)、及び中国の住所。と、いずれも生活している人であれば問題なく用意できるものばかり。窓口には英語が話せるスタッフもいるので安心。不安な人は、日本人向けの口座開設サポートサービスを利用するのも手だ。「中国 口座開設 サポート」で検索してみよう。

 

 

 

 

 

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