九龍城特集3・グルメ&レストラン

2015/10/19

九龍城グルめぐり!

九龍寨城公園

落ち着きのある中国式庭園に大変身!
鳥のさえずりに耳を傾け歴史散策してみては?

九龍寨城のビル郡が取り壊された後、政府は、今までのその暗いイメージを払拭するかのように直ちに公園を整備した。そして、1995年12月に清王朝初期の庭園スタイルを特徴とする「九龍寨城公園」が、一般市民へ開放されたのである。公園の中心に資料館を設け、その周りに、回廊、池、チェスガーデンなどを造成。現在では近隣住民の憩いの場所となっている。回廊で友人と立ち話をする人、ベンチに腰掛けて休憩をする人、追いかけっこをする子供たちがいたりと緑溢れるオアシスのような空間が魅力だ。

メインとなる南門をくぐるとすぐ公園の記念碑が建てられ、その裏には、ビル郡が所狭しと並んでいた時代の模型を設置。門の脇には、1843年に清王朝によって九龍寨城が建設された当時の門の跡「南門懐古」が残されている。

ここを訪れたら「衙府」は見逃せない。当時の古代建築物として唯一残る貴重な建物で、年表や当時の写真、大砲が飾られ古い歴史を学ぶことができる。さらにその建物の奥には、展示館がありシアターのような1つ1つの小部屋を巡り当時の様子を伺うこともできる。写真からは当時の人々の生活風景が垣間見えるが、中でも無数のアンテナが立つ屋根の上で遊ぶ子ども達の写真は印象的だ。

そこから東に抜けると、中国上海にある「豫園」のような回廊と「邀山樓」があり、タイムスリップした感覚にさせてくれる。続いて西側へ移ると、さまざまな形をした穴の空いた奇石、龍の形をした植木、池などがあり綺麗に整備されているのが感じ取れる。地面に描かれた石のアートにも注目してみよう。敷石の装飾は大変素晴らしく、その中でも鶴を表した石絵は見事だ。

池の周辺を歩き、高台にある回廊にあがるとそこには「九龍城歴史圖片廊」があり、九龍城の歴史を紹介する写真が展示されている。貴重な写真が1枚1枚並び、写真の下には説明文が記載されていて、当時の面影とともに歴史を学ぶことができる。またその壁には、独特な模様の透かし窓も開けられており、中国の趣きも感じられるだろう。香港にいるなら1度は訪れてほしい場所であり、休日の息抜きにももってこいの場所だ、この機会に足を運んでみてはいかがだろうか。

九龍寨城公園

九龍寨城公園

住所:Tung Tsing Rd., Kowloon City
電話:(852)2716-9962
時間:6:30~23:00
展示館:10:00~18:00(水曜休館)
ウェブ:http://www.lcsd.gov.hk

 

 

 

なぜ九龍城には潮州料理レストランが多いの?

60~70年代、九龍城の近に衙門(今の警察署)があり、中国本土の潮州から来た人たちがその保護を受けるためにここに集まった。ほかの民族より団結の強い潮州人は香港に来てすぐ、城南道から衙前圍道までのエリアに住みつつ、雑貨や料理店を作り、潮州人コミュニティーを形成したからだという。

「潮州打冷」の老舗店メニューがない?!

創發潮州飯店 Chong Fat Chiu Chow Restaurant

「潮州打冷」の老舗店

メニューがない!「打冷(ダァラン)」のことをよく知らない人なら、そう思ってしまうだろう。「打冷」とは、実は「打ROUND」という意味。つまり「冷檔(料理する食材の置き場)」に行って、選んだ食材と調理方法や希望の料理を店の人に伝えて、席に戻って待つということ。だからメニューがない。創發潮州飯店(チウファチョウシュウファンディム)は香港に数少ない、この伝統的な「潮州打冷」の店だ。そしてその「冷檔」の大きさと潮州料理メニューの種類の豊富さは、おそらくここでしかお目にかかれない充実ぶりだ。

 

 

住所:G/F., 60-62 South Wall Rd., Kowloon City
電話:(852)2383-3114
時間:月~日 11:00~24:00

 

50年の歴史を持つ、易くて美味しい潮州デザート

潮州合成甜品 Chiu Chow Hop Shing Dessert

1950年代の九龍寨城の「繁栄」から60年、なにもかも変わってしまったが、その中に今も全く変わらない店がある。龍崗道の「潮州合成甜品」がそれだ。メニューは店の名前のとおり、「合成」した「甜品(デザート)」。つまりここのデザートは自分好きな数種類の材料を選んで、一つに混ぜるというもの。50年の歴史を誇るこの店、もちろん紅豆沙(しるこ)、芝麻糊(ゴマの糊)、湯圓(タンユェン)など伝統的なデザートも揃っている。「何も知らずに『合成甜品』を試すと外れの方が多い」という香港人のアドバイスに従って、最初は定番の伝統デザートを味わってみるのが無難かも知れない。

芝麻糊(ゴマの糊)紅豆沙(しるこ)

住所:G/F., 9 Lung Kong Rd.,Kowloon City
電話:(852)2383-3026
時間:月~日 12:30~25:00

 

 

 

なぜ九龍城にはタイ料理レストランが多いの?

九龍城周辺はタイの文化が色濃く反映されており、まるで「リトル・タイ」のようなエリア。毎週日曜日には礼拝も行われ、春にはタイの旧正月を祝う水掛け祭り「ソンクラーン祭」も開催されている。

しかしなぜ九龍城周辺にはタイ人口が多いのだろうか?諸説あるが、最も有力なのは旧啓徳空港に近かったから、という説。1980~90年代多くのタイ人は家政婦として香港にやってきたが、環境や人になじみのなかった彼らはまずは空港の周辺に居を構えたというものだ。

現在となっては「白南道(South Wall Road)」と呼ばれる通りに、タイ雑貨店や、人気のタイレストランなどタイ関連の店が多く軒を連ねている。タイの雰囲気を味わいたくなったら、まずはココを訪れてみよう!

九龍城グルめぐり!

今宵の宴会はタイフードで決まりピリッとした酸味がやみつきに!

金寶泰國菜館 Cambo Thai Restaurant

ピリ辛メニューが食べたくなったら、九龍城にある「Cambo Thai Restaurant」に足を運んでみよう。香港セレブリティ達からも愛されている同店はスパイシーなタイの家庭料理を提供しており、2010年には「Best South East Restaurant」を受賞しているほどの名店。

来客の多くが注文するという「海老のタイ風刺身」と「海老揚げボールの海老ソース和え」はどちらも海老の甘さとプリプリとした食感が楽しめる一皿。「チキン・グリーンカレー」はグリーンカレー独特のスパイシーさをココナッツミルクがまろやかに仕立て上げているもの。「スパイシーチキン」はさらに刺激的な辛味を求めている方にオススメしたい。地元タイ人も好んで通うという連日大行列の同店で、新たな味覚にチャレンジしてみよう!

地元タイ人も好んで通う金寶泰國菜館 Cambo Thai Restaurantチキン・グリーンカレー

住所: G/F., 15 Nga Tsin Long Rd.Kowloon City
電話: (852)2716-7318
時間: 月~日11:00~25:00

 

いつも行列ができるタイ料理レストラン

小曼谷Mini Bangkok

本場タイの味

タピオカプリン

九龍城の本格なタイ料理と言えば、この店もそのひとつ。10数年歴史がある小曼谷、最初は「小曼谷泰國美食」1軒しかなかったが、現在は分店「小曼谷海鮮燒烤屋」、屯門にも1軒の「小曼谷泰國美食」と、香港内に合計4軒を展開している。本場のタイ料理レストランから、本物のタイのスタッフとシェフを揃えているだけではなく、新鮮な食材を毎日タイから空輸で仕入れている。そして味を香港人の好み合わせることなく、本来のタイの味を貫いている。その姿勢が毎日たくさんな人が並ぶほどの人気の秘密なのだろう。

●小曼谷泰國美食
住所:8-10 Nam Kok Rd, Kowloon City
電話:(852)2716-7828
時間:月~日12:00~26:00

住所:Hong King Garden, Tsing Sin Street, Tuen Mun
電話:(852)2458-9928

●小曼谷海鮮燒烤屋
住所:Shop 1-3, G/F, The Prince Place, 398 Prince Edward Rd. West, Kowloon City
電話:(852)2716-7868
時間:月~日 11:30~25:30

住所:Shop 1A, G/F, Nga Tsin Long Rd., Kowloon City
電話:(852)2716-7868
時間:月~日 11:30~25:30

 

これまで数々の賞を受賞してきた人気の名店

清真牛肉館 Ialam Food

九龍城といえば誰でもタイと潮州の料理店を思い浮かべるが、実はそこに有名なイスラムフードの料理店もあったのだ!30年の歴史を持つ同店は、今まで、多くの賞を授けられている。いったい何がそんなに人気なのか?理由はこの店の牛肉餅(牛肉パイ)。カリカリの皮と肉汁たくさんの中身、そして完璧な調味は、香港一と言っても過言ではないほど。

住所:1 Lung Kong Rd., Kowloon City
電話:(852)2382-2822

住所:G/F., No. 33-35 Tak Ku Ling Rd., Kowloon City
電話:(852)2382-1882

牛肉餅(牛肉パイ)チキンカレー

 

九龍城で人気のタイ式麺料理レストラン

昌發泰國粉麵屋 Cheong Fattトムヤムクンスープ

タイ料理レストランが非常に多いエリア・九龍城でも、昌發泰國粉麵屋はとても有名な料理店。この店は昔から春雨や、パッタイなどおなじみの麺料理を主要なメニューとして提供ているが、その中でも一番有名なのが「遊船河」。タイの水上生活者がよく食べるという、少し甘めの独特の出汁のこの料理のお陰で、昌發がここまで人気の粉麵屋になったという。「河粉」を使うので、広東語の『船遊び、クルージング』という意味にも掛けて「遊船河」。麺の料理以外にも、定番の「トムヤムクンスープ」など、味はどれも本格的。まるでタイで食事している気分に浸れるかも。

住所:G/F., 27 South Wall Rd.,Kowloon City
電話:(852)2382-5998
時間:月~日 11:30~23:30

 

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