路線バス特集2・バスのことなら巴士迷に聞け!

2015/07/15

Bus3バスのことなら「巴士迷」に聞け!

バスの写真は生活の一部。
毎日撮ってますね。

私がバスに興味を持ち始めたのは子供の頃です。3歳時にはもうすでに、バスの外見やエンジン音でさまざまな種類のバスを区別することができていました。(バスの車種を言うことまではできなかったのですが…)また、家族がKMBからの定期便りをとっており、幼いながらもいつも楽しみに読んでいました。よくデザインされていて、興味深いテーマで、プロのポスターのような写真で編集されていたKMBの定期便りが何よりも好きな本でした。もう1つ「Life of Bus driver」という別の定期便りがあったのを記憶しています。そこにはバス運転士の1日のスケジュールが載っていて、私には本当に魅力的なものでした。香港中に張り巡られた路線図も記載されていて、私はそれで路線と料金を覚えたのです。おかげで、香港内の移動にはどのようにしたらよいか知識がついていきました。
その後、大学でホームページ作成の基礎を学んでいた私はその実践のために作るホームページのトピックを飛行機とバスに決めました。(実は、1999年まではバスより飛行機が好きだったのです。)しかし、飛行機よりバスの方が写真が撮り易いということもあって、1999年1月12日からバスページを開設しました。
他の人々のバスページを見ていますと、ほとんどはバス写真のコレクションを分類するために使用していますが、バス会社を通じての分類では、同じ種類のバスを比較することができません。私は、難しいことだとわかりながらバスの車両メーカーによってバスを分類することに決めたのです。
KMBの定期便り定期便り様々な定期便り
当時バスに関する書籍は多くなく、私のような学生にはとても高値で手が出せない存在でした。私はプロのライターではありませんが、少なくともバスに興味のある方に私の知識の一部を共有することはできます。それがバス好きには重要だと考えています。
その後さらにフェイスブックページを開始し、それにより仕事で忙しく費やす時間が限られている中でも情報と写真をアップデートすることができるようになりました。さらに仕事後のリラックスできる時間として毎日バスの写真を撮り始めました。私は写真やバスのニュースにコメントや説明を記入しています。興味を持つ人もいればそうでない人もいます。全ての人に興味を持ってもらうことに重点はおいておりません。もし興味がありましたら気軽にフェイスブックへ訪れてみてください。

Anthony氏Anthonyさん
◉大学の時にバスニュースのフォローを開始
◉バスの音で車種を区別することが可能
◉カメラは生活の一部分としていつも所持
◉バスに関するフェイスブックとウェブサイトを開設
◉自身の見たものや考えている事を記載
ウェブ:http://hkabh.co.nf/
フェイスブック:worldabh

 

勉強そっちのけでバス路線を記憶。初恋もバスがきっかけでした。
MTRやKCRがまだ存在しなかった幼少の頃、私は「バスの時代だ!」と言い放ち、バスの情報が何よりも好きでした。自宅付近には「彩虹邨巴士站」があり、父と外出する際は観光客のような気分で香港の街をよく旅したものです。これがバスとの深い関わりの第一歩であり、バスとバスターミナルは家族との懐かしい思い出が多く残る場所でもあります。
初めてバスの路線図を手にしたのは中学校3年生の時でしたね。周りの同級生が勉強に励む中、私は勉強そっちのけで全てのバス路線を記憶し始め、バスに魅了されていきました。さらに路線情報を膨らませ、バスルートの改正などバスニュースのどんな種類のものでも収集したのです。その当時、私は単位を落としそうになっていましたが、おかまいなしに香港の全バスルートを記憶し続けました。新路線が発表された際には、バス停の間隔を測るために毎回その路線に乗車し、路線テストを必ず行っています。今年3月28日、荃灣と将軍澳を結ぶ新路線「290」と「290A」が誕生しましたが、この時も新路線をテストするために乗車したんですよ。
また、さらに詳しくなると、バス路線の記憶によって携帯番号を覚えることが可能になりました。例えば、「969270」のような番号があったとすると、「銅鑼湾・上水」というように覚えます。「969」という銅鑼湾を発着するバス番号と「270」という上水を発着するバス番号を組み合わせて記憶しています。これは私にとって番号を覚えるのに最善の方法であり、香港には現在757種類のバス路線があるのでどんな数字も組み合わせて覚えることができるのです。

バスターミナルを再現した模型

ackieさんの家に飾られた、バスターミナルを再現した模型

Leyland Victory MK 2

Leyland Victory MK 2

Daimler D Yellow Stripes

Daimler D Yellow Stripes

恋の13番バス!甘~いラブストーリーは、やっぱりバスから?!
ジャッキーさんの家には、まるで本物のバスターミナルのようなバス路線やバス停も全て精巧に作られた模型がある。それは1986年夏の彩虹邨バスターミナルを再現したものだ。なぜ「彩虹邨バスターミナル」なのか…。そこには自身の幼少期の楽しい思い出とそこから生まれた若かりし頃のロマンティックなラブストーリーが詰まっていた。
彼が高校生だった頃、乗っていた彩虹邨と佐敦道碼頭を結ぶ13番バス内で出会いは突然訪れた。そこに乗車していたのは、当時のクラスメートだった少女。車番「CL8303」、彼は彼女と出会ったバスの車番をはっきりと記憶している。1986年の夏、このバス内での出会いから甘く純粋なラブストーリーが始まったのだ。模型はその甘い恋の証、眺める度にその時のキュンとして甘酸っぱい思い出がよみがえるという。

Jackie氏Bus6Jackieさん
◉30年以上のバスファン歴を持つ
◉香港で会計士として勤務
◉仲間うちでは「バスインフォメーションセンター」と呼ばれる
◉全てのバスルートを記憶
◉ニックネームは「香港・マカオ交通カスタマーサービス総督」

 

 

 

 

 

Anthonyさんの「オタクネタ」

Dennis Trident最も人を乗せることができるバスはDennis Tridentだろう。
これは床が通常のものよりも低いタイプの2階建てバスで、
およそ1000台以上が様々な会社で使われ、今なお5つ全ての
フランチャイズのバス会社やMTRのフィーダーサービスで用いられている。

 

 

バスの広告はペイントされているバスの車体の広告は通常ステッカーを貼り付けるのではなく実際にペイントされる。

 

 

 

1970年代に3×2の座席形式のバスが登場人口が増えた1970年代に3×2の座席形式のバスが登場したが
今日まで続くことはなく、また2×2の形に戻ってしまった

 

 

歴史のある2階建てバス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香港で最初の2階建てバスの車種となるのが、ドイツのダイムラー社による「Daimler CVG5」である。1949年の4月、九龍モーターバスにより最初に導入した4台のバスが紹介された。写真のバス(車番:4962)は、1949年5月に登録された5台目で、1950年にスターフェリーターミナルで撮影されたものだ。当時の尖沙咀鉄道駅(のちの香港文化センター)と時計台が背景にあり、バスの2階にはスライド式の窓があるのがわかる。しかし、縦にスライドするタイプの窓はメンテナンスが難しかったため、1950年代の中頃に通常のスライド式窓に変わった。

 

続きアイコン

Pocket
LINEで送る