ラーメン特集2・日系ラーメンの移り変わり

2015/05/18

味千ラーメン味千海外特許經營有限公司 Director
本田 修さんに伺った「日系ラーメンシーン」の移り変わり

味千ラーメンは19年前の1996年に香港に進出しました。出店のきっかけは後のパートナーが熊本の味千ラーメンに惚れこみ、味千のラーメンを香港で提供したいという彼らの熱意に応えるために出店をサポートしました。第1号店はコーズウェイベイ(銅鑼湾)のそごうの裏あたりにオープンしました。
今から30年前には「一平安」さんが、それから「別府」さんなどの日系・日式のラーメン店はありましたが、個人店は少なく主にチェーン展開している数社がある程度でした。味千ラーメンがオープンした当時でも、たくさんの種類の麺・粉文化に親しんでいる香港人にとっても、ラーメンはまだ浸透している状況ではありませんでした。しかし、オープン当初から反響を呼び、行列もできる程の人気を博しました。もともと香港人の味覚として、豚骨スープには抵抗が無かったのがすんなりと熊本ラーメンが受け入れられた要因ではないかと思います。
2003年にはコーズウェイベイに日本のラーメン店が数店入る「日本拉麺横丁」がオープンしました。こちらには現在も香港にある有名店も軒を連ねていました。この頃から巷のラーメン店の数も急激に増えていき、味千ラーメンも2005年には35店舗にまで拡大していました。しかし2008年に起こったリーマンショックにより一時期よりも香港全体のラーメン店の数が減ってしまいました。現在のようないわゆるラーメンブームが起こりだしたのはここ最近5年くらいでしょうか。香港のラーメン業界にとって大きな出来事として2010年に開店した「豚王」さんは外せませんね。これをきっかけとしてラーメン店の料理人が「職人」として認知されるようになっていったと思います。それから2012年にジョーダン(佐敦)に「ラーメンチャンピオン」がオープンしたり、東京や福岡の有名店が次々に上陸しました。2013年には一蘭さんが開店し、連日大賑わいだったことは記憶に新しいところです。
あまりに増えすぎて香港には何軒のラーメン屋さんがあるのか・・・もう分かりません。これまでは香港では豚骨ラーメンが主流でしたが、ここ数年は魚介の風味が効いたものや、つけ麺などバラエティーに富んできてますね。私自身もなるべく他店のラーメンを食べるようにして、日々の研究も忘れてませんよ。
今後の香港のラーメン界はヘルシー路線になっていくのかもしれません。香港人の間にも健康指向の人たちがだんだんと増えてきてますからね。また、これから幅広い世代を取り込んでいくために、香港人を飽きさせない商品開発をどんどんしていく予定です。香港人は日本と違って、ラーメン屋で家族みんなで食事をする傾向がありますね。味千ラーメンも、ラーメン以外のメニューを充実させて、日本のラーメン文化を広めると同時に、現地のニーズに沿った事業展開を進めて行きます。

味千ラーメン

味千ラーメン(HKD48)

にんにく軟骨ラーメン

にんにく軟骨ラーメン(HKD64)

味千拉麺味千拉麺
銅鑼湾Windsor House、香港国際空港など香港内に12店舗
ウェブ:http://www.ajisen.com.hk

 

 

つけめん・らーめん漁場台風。
姉妹店が旺角にオープン!昼はつけ麺、夜はラーメン、2つの味と顔が楽しめる
チュンワン(荃湾)にあるラーメン屋「らーめん台風。」の姉妹店がモンコック(旺角)にオープンした。新店舗は午後は「つけめん漁場台風。」、夕方以降は「らーめん漁場台風。」に店舗名もメニューも変わる。アイディアが斬新なお店だ。
両店舗とも日本から輸入した、にぼし、さば、秋刀魚など様々な魚介類の干物と豚骨からダシをとり、2日間かけて煮込んだダブルスープをベースとしている。おすすめのつけ麺は「魚介つけめん」(HKD83)。モチモチした食感の麺が自慢の一品で、食べている途中でスープに焼き石を入れるというユニークな方法で温度の低下を防ぐ。夕方からはこだわりのダブルスープをアレンジして厚みのあるチャーシューを加え、誰にでも愛される「らーめん」(HKD78)などを提供している。
メニューには日本語も書かれており、スタッフ全員が日本語を話せるので、オーダーで困ることはないだろう。谷津店長は「昼と夜の違った顔を見に来てください」と語る。「らーめん台風。」と同様、新店舗も大旋風を巻き起こすのを期待したい。

らーめん    魚介つけめん
濃厚魚介豚骨スープは味に深みがあり絶品

谷津店長「香港につけ麺の文化を根付かせたい」と語る谷津店長。大漁旗が飾られた店内は大勢のお客さんで賑わう

 

 

 

 

つけめん・らーめん漁場台風。つけめん・らーめん漁場台風。
住所:G/F., 39 Fife St.,KinWongMansion, MongKok
電話:(852)2487-4488
営業:12:00~15:30(つけめん漁場台風。)
17:30~22:30(らーめん漁場台風。)
ウェブ:http://www.ramen-taifu.com

 

 

札幌
荔枝角に2号店登場!道産子も太鼓判の味を楽しむならここ!

今年2月に2号店をオープンした「元祖北海道ラーメン札幌」。MTRライチーコック(荔枝角)駅B1出口から徒歩10分ほどの場所にあり、オープンして数ヶ月だが日本人のみならず地元住民からも人気を集めている。カウンター、テーブル席の他、カラオケができる個室も完備されており、1人で立ち寄るのも良し、同僚や友人とわいわい楽しむにも持ってこいだ。
「札幌」といえばなんと言っても「西山製麺」!同店ではこの西山製麺を北海道から取り寄せているこだわりよう。北海道では知らない人がいないほど有名で、太くてコシのある縮れ麺なのが特徴だ。豚骨が主流の香港だが、ここでは醤油、味噌、塩も提供している。「濃厚味噌ラーメン」は、縮れ麺に濃厚な味噌がよく絡み、一度食べたらやみつきになること必至。「塩バターラーメン」は、バターのコクがトッピングのトウモロコシやワカメと相性抜群。スープは塩加減が程良く飲み干してしまうほど。その他、「醤油ラーメン」や「味噌バターラーメン」、イカ飯や鮭とばを始めとした夜のアラカルトメニューも人気だ。
また、同店のオーナー山田さんは無類のラグビー好き。店内にはラグビーに関する写真も飾られている。ラグビー好きの人もそうでない人も、本場北海道の味を楽しみに行ってみよう。

塩バターラーメン
自慢の塩バターラーメンこれぞ北海道!「荔枝角でお待ちしています」と、山田オーナー

元祖北海道ラーメン札幌元祖北海道ラーメン札幌
住所:456 Castle Peak Rd., Cheung Sha Wan
電話:(852)2140-6883
時間:12:00~23:00
メール:[email protected]

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