離島特集3・情緒あふれる長洲島

2015/05/05

長洲島

長洲島は、セントラル(中環)から高速フェリーで約25分のところにある小さな島。この島の有名なお祭りが、毎年旧暦の4月8日行われる饅頭節、正式名は「長洲太平清醮」である。その前後に行われるイベント搶包山比賽は、“搶包山(チョン・バーウ・サーン)”と呼ばれる高く積み上げられた“包子(バーウ・ジイ)”に登って、饅頭を取り合う競技。“飄色巡遊”と呼ばれるドラゴンダンスや長洲島の子供たちが歴史上の人物に扮した衣装を身につけ、高く持ち上げられ街を練り歩くパレードも開催され、この時季には観光客も多く訪れる。それ以外にも、チュンチャウの寺院、シーフード・レストラン、ハイキング、サイクリング、ビーチ、バーベキューそして海賊の隠れ家まで、どの季節に訪れても楽しむことができる島。

海鮮料理は外せない!伝統文化が今も息づく情緒あふれる島
■チュンチャウ・シーフード・ストリート
埠頭付近のシーフード・ストリートでは、新鮮な魚介類を堪能することができる。香港島からシーフードだけを目当てに日帰り観光で来る香港人、観光客も多くいるほどの盛況ぶりで有名。
チュンチャウ・シーフード・ストリート 観光客も多くいるほどの盛況ぶり

■チュン・ポー・チャイ洞
かつて南シナ海に出没した海賊チュン・ポー・チャイの隠れ家の1つだった洞窟。18世紀に大海原を荒らした悪名高き海賊の洞窟は現在では出入り自由のため、勇気のある方は懐中電灯を片手に中へ入ってみては。
住所:Cheung Po Tsai Rd., Cheung Chau, Outlying Islands
チュン・ポー・チャイ洞

■長洲饅頭節(チュンチャウフェスティバル。正式名:長洲太平清醮)
毎年陰暦4月5日から9日の間で開催される香港伝統行事。フェスティバル期間中、島では歴史上の人物たちに扮した子供たちが乗った山車が島の目抜き通りを練り歩くパレードが開催されたり、無病息災を願う「平安」と印字された饅頭が街中に溢れたりと見どころ満載。一番のオススメはフェスティバルのメインを飾る饅頭争奪戦(搶包山比賽)。高さ約14メートル、直径約3メートルの竹で組み立てられた饅頭タワーをよじ登り、制限時間内により多くの饅頭を取ったものが優勝するという、シンプルながらも体力と器用さが求められる競技。今年は5月22日から26日の間でフェスティバルが開催される。ぜひ香港伝統のお祭りの熱気に触れてみてはいかがだろうか。
長洲饅頭節無病息災を願う「平安」と印字された饅頭

喜霊洲(ヘイレンチャウ)喜霊洲(ヘイレンチャウ)
別名、監獄島とも言われている。離島の坪洲の南に位置し、島には住民は居ないが「懲教所」「戒毒所」が所在する島。「懲教所」は「男性成年中度保安風險類別犯人(中程度に保安上危険な犯罪者)」らを収容。「戒毒所」は薬物中毒者の更生施設。1975年までは「痲瘋病院」すなわちハンセン病患者隔離施設だった。

・喜靈洲懲教所(男性成年中度保安風險類別犯人)
・勵新懲教所(在戒毒所條例下接受戒毒及康復治療的男性年輕吸毒者)
・勵顧懲教所(在戒毒所條例下接受戒毒及康復治療的女性成年及年輕吸毒者、女性成年犯人)
・喜靈洲戒毒所(在戒毒所條例下接受戒毒及康復治療的男性成年吸毒者)

※4つの施設がある。喜霊洲への交通手段は存在しないが、囚人の家族が面会に行く時に、坪洲から政府が指定したフェリーに乗船し行く事が出来る。

参考サイト:http://cha-siu-baau.com/?tag=%E5%96%9C%E9%9D%88%E6%B4%B2

 

 

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