深セン特集・おすすめスポット!

2013/11/13

遊んで食べてお買い物!深センで楽しむ秋の休日

大好評を頂いてる、広東コラム「DEEP深セン」が特集に!香港からも気軽に行ける深センには、遊んで、食べて、ショッピングが楽しめるスポットがたくさんある。秋の行楽シーズンにもぴったりの家族連れやデートにもおすすめのスポットを紹介しよう。

大劇院駅周辺でフローライフが味わえるスポットを散策

深セン書城の店内MTR大劇院駅のF出口をおりると、すぐにおしゃれな雑貨をたくさん販売している「深セン書城」がある。ここでは日常的に使用するペンや、デザインの凝った陶器そして書道品などを買うことが出来る。値段はそこそこするが、香港でもあまり見ないようなお洒落な文具や雑貨がたくさん並んでいる。また、普段香港では見る機会も少ないグランドピアノや巨大陶器なども販売していて、斬新だ。

深セン書城地上階にはお洒落なカフェが沢山ある。土地の広い深センらしく、香港のカフェと違い、ゆったりとしたスペースがとれるので、フォルクスワーゲンバスを店頭に飾るなど凝った内装のお店が多い。しかも価格はチョコパフェやフルーツドリンクだったらRMB10~

25と安くて、味もいい!かなりオススメ!店員さんは英語が分からない店もあるが、そんな時は「イーガ!(1つ下さい!)」で充分通じる。店員さんも優しくスタイリッシュな装いで接客してくれた。

 

 

荔枝公園のんびり過ごせる池の周辺大劇院周辺でのオススメが「荔枝公園」。香港から3駅しか離れていないのに、とにかく広く、キレイに整備されている。ここで初めて深センのマイナスイオンを感じた(笑)。
また、巨大な公園内には無料の絵画展示等が開催されており、平日でもほどよく人が集まっている。家族で来てピクニックしたり、卓球場や運動器具も多いので、友人や仲間とバトミントンや卓球、ランニング、太極拳などスポーツや体を動かしたり…と過ごし方も多種多様だ。池の周辺では雑誌の撮影が行われていた。

清掃員も多く、巨大な池も清掃が行き届いてるので、ゴミもほとんどなく清潔。警察官も頻繁に巡回しているので安全性も高い。ただ、かなり広いので子供や迷いやすい人は、迷子にご用心(笑)。それでも、迷子になってしまったら…、これ!ひときわ高くそびえるビル「京基100」がある。ここを目指せば下にMTRがあり、帰路につけるのでご安心を!

京基100この「京基100」もオススメ。ウィキペディアの解説だと「98階建て」となっているが、名前も「100」で、中に入ると100階まであるので、階数はよく分からないがかなり高いことは間違いない。実際に高さは441.8mで深センで最も高いビルとなっていて、上層階には高級なことで知られるセントレジスホテルが入っている。また夜には、展望階からの絶景の夜景を味わったり、おしゃれなレストランをご堪能してほしい!(展望階入場料:RMB100)

京基100住所

 

 

 

 

萬象城(ワンシャンチャン)the mixC大劇院駅の近くにある高級なショッピングモールが「萬象城(ワンシャンチャン)the mixC」だ。ここはかつて深センで最も高かったという「地王ビル」(今は2番目)のすぐ隣にある。本当にここは中国なのか?と疑問を持つぐらい広く、高級ショップが立ち並ぶオシャレなショッピングモールだ。内部はゆとりのある吹き抜けになっていて、中には高級ブランド店がずらり。このようなブランドを見ると中国人がお金持っていることを実感する。PRADA、HOLLISTER、D&G、BOTTEGAなどのブランドが、香港、いや、東京でも見ないくらい広いスペースで、そして数多く入っている。HOLLISTERの場合は、ハワイのアラモアナショッピングセンターと同じ位の大きさ、品揃えとデザインで、香港より巨大だ(笑)。

POLICEまた、中央部には未来の深センの様子をイメージした模型などもあり、今、まさに発展している最中なんだということを再認識させられた。作品のコンセプトは「ビーチのある生活」で、実際に模型ではビーチ付近に建設中のマンション模型、そのマンションに設置中のお部屋のパンフレットなどが置かれている。このような、未来の形を模型にして展示するのは必要なことだと思った。見ていると気持ちをワクワクしてくる。

面白いことに施設内にはスケートリンクがある。香港にも室内スケート場があるが、それらより広く、また、リンクもよく整備されている。営業時間は平日は9:00~21:00、土日祝は8:30~21:00。値段は個人だとRMB70~80となっているのでご家族やカップルにおすすめしたい。

 

飲食店やカフェも充実

飲食店やカフェも充実飲食店やカフェなど飲食店も充実していて、中華料理はもちろん、日本人も大好きなリン・タイ・フォンや1881、日本の居酒屋の和民、一風堂、香港でもお馴染みのPACIFIC COFFEEや満記甜品など数々のショップが入っていた。なかでもオススメがKEE WAH BAKERY(奇華餅家)。たくさんの焼きたてパンの中から好きなものを選び、飲み物と一緒に店前のカフェで食べることもできる。オススメ品も週替わりで提供している。ぜひ味わっていただきたい。

最後に一度立ち寄っていただきたいのは、高級お茶店「BAMA TEA(八馬茶業)」だ。店内には高級茶葉の販売や、お茶の試飲ができる。今回、急須でいれるお茶の入れ方を教えてもらった。

BAMA TEA(八馬茶業)まずは、急須、湯のみ、ポット、お湯捨て、茶葉を用意し、急須にポットのお湯を入れる。そしてポットが温まったら、お湯を、湯のみに入れ、湯のみも温める。その後、茶葉を小皿に入れ、奮って急須に入れる。こうする事で香りと味がマイルドになるそうだ。その後湯のみのお湯を捨てる。これにより湯飲みを温めることでお茶が冷えずおいしく頂ける。ここで、茶葉を捨て、急須から湯のみへ、少しずつ順番にお茶を入れる。濃さが急須内で均一ではないので順番に少しずつ入れると濃さが均一になるそうだ)そしてゆっくりと味わう。お茶の世界も奥が深い。スタッフはすごく親切で、英語が話せる方もいる。欲しいお茶の味や健康茶なども選んでくれるので、気軽に相談してみては?

 

 

 

お洒落を発信するアート村、OCT当代芸術中心

家族もカップルも1日遊べる

深センの地下鉄僑城東駅から5分ほど歩くと、アート好きの若者で賑わう近代的アート村「OCT当代芸術中心」がある。ここは、中国の現代アートターミナルとして、新しい現代美術組織の中国国有美術館が運営している。このアート村は海外にある中国町がコンセプトになっていて、テーマを持った公園のような観光地になっている。また、中国における現代美術における国際的ターミナルとしての役割を担っており、国際色豊かな展示会やフォーラムも多く行われている。

建物内には、無料のデザイン展、美術館、雑貨屋、カフェ、レストランと一通り揃う。また、メインの建物には何社か設計事務所が入っており、1階には今まで事務所がデザインしてきた建築や内装の写真が美術館のように展示されている。その1社である「PALDESIGN」の担当者に話を伺ったところ、これらの写真は全て中国国内(香港を含む)のビルだという。近年の巨大ビルやホテルの建設時に、他のホテルとは違う高級感やデザインの内装の要望に受けて手がけたもので、その期待通りの出来上がりとなっているそうだ。

PALDESIGNの事務所は、香港、深セン、上海、北京にあり、深センではOCT当代芸術中心が事務所になっているそうだ。「ここに事務所を構えることにより多くの美術関係者に訪れていただける。また、来所された方に他の作品を見て、芸術の良さを再確認していただける」とここに事務所があるメリットを語る。

美大生が作成したかわいいネックレス個性的なショップが勢揃い
芸術的なのは事務所だけでない。ヤシの木風の南国式レストランで台湾料理を楽しめたり、竹を使って和風とモダンを融合させた洋服屋で、中国ではあまり見ないようなお洒落な服を見たり、十数種類のアイスクリームをオープンテラスで味わえたりと、1日いても飽きない。また、どのお店も施設が大きいので、席が広く、インテリアが全て凝っている。

ショップも高級家具屋から、手ごろな値段の雑貨屋まである。その中でも1番のオススメが「MQO空間」。こちらのメインは雑貨なのだが、奥には美術館のように絵画が飾ってあり、もう一部屋には美術大生が書いたと思われる絵画や装飾品が置いてある。多分、美大と共同制作しているのであろう。スタッフも若く、フレンドリーで、堅苦しい雰囲気はない。絵画についても説明してくれる。また、販売スペースには、長いソファーがあり、ゆっくりとカタログや作品を見ることもできる。そして、中国や香港ではどこの店でも「買え買えオーラ」がすごいが、この施設は時間がゆったりと流れていて、「ゆっくり見て、気に入ってもらったものを買ってください」、そんなオーラが感じられる。商品に自信があるのだろう。
芸術やおしゃれカフェが好きな方、子供連れでもゆっくりしたい家族、もちろんデートにもオススメ。1度は訪れて欲しいスポットだ。

また、ゆっくり芸術を堪能し、心が豊かになったところで、疲れた体も癒したいと思った方は、OCT当代芸術中心とは僑城東駅を反対に見える、老舗のサウナ「新浩健康城」もあるので行ってみては?数多くのマッサージ店が軒を連ねている。

プチ世界旅行気分が味わえるテーマパーク、世界之窓

世界之窓MTR世界之窓駅前にある「世界之窓」は、その名の通り世界中の遺跡や建造物のミニチュアが見られる夢のテーマパーク。香港からイミグレ入国後、地下鉄でRMB5でたどりつくことができる。

入口には、江澤民首席により「世界之窓」の文字が書かれたピラミッドがあり、多くの人の記念写真のスポットになっている。園内の広さは約48万平方メートルとかなり広い。大小含め130以上のスポットがあり、歩いて見学すると、じっくり見たら5時間、駆け足に見ても3時間かかってしまうだろう。入場料はRMB160と少し高めだが、園内を歩くと、世界の有名な建造物(パリ風の塔やエジプトのピラミッド)や風景(ナイアガラの滝や中国都市の模型など)のミニチュアがたくさんある。良く知られる有名なものばかりで、1日で世界を旅行したような気分と、たくさんの記念写真が撮れる。中には、思わず笑ってしまうような小さいなものもあるが、物によっては、とても精巧に作られていて、その入場料に対する費用対効果は非常に高いものがある。

また、単なるミニチュアだけでなく、いろいろな乗り物や3Dアトラクション、ロッククライミングの体験など、大人も子供も楽しめるスポットも豊富。各エリアで各国の文化を紹介するショーや入場口にある大きな屋外ステージでのショーもある。歩き疲れたときや、異国の文化や舞踊を知りたい人にはオススメ。

巨大スケートリンクのあるALPSICE&SNOWの看板隣にはアイススケートリンクも!
そして、「アルプス」と言う世界之窓に隣接する施設には巨大なアイススケートリンクもあり、スケート利用者と同じくらい見学者がたくさんいる。かなり大きなリンクだが、家族連れでも危なくなく、入場料もRMB60とリーズナブル。また、日によっては中国のアイススケートの選手がショーを行っているそうなので、チェックしてみて。

充分施設を堪能し、満喫できたら、次はココ、「HOLYDAY PLAZA」だ。世界之窓の出入り口ピラミッドをまたMTR方面にもどり駅をはさんで、逆側に位置するショッピングモールで、地上階には、ブランドショップが立ち並んでいて、ショッピングを楽しむこともでき、中央のイベント広場ではクイズ形式のイベントを行っている。さらに3階にはスケートリンクやコーヒーショップ、そして家族連れにも嬉しいTOYSRUSや子ども服店などのキッズコーナーもある。4階には映画館があり、平日も賑わっている。そして同フロアには、日系レストラン、香港系レストラン、高級食の食べ放題店などがある。どれも高級なのにRMB100~250と、価格は抑え目。また、地下には小さな飲食店やショップが多く並び、タピオカ屋やパン屋、軽食屋がずらりと並び、食べ歩きスポットとなっている。そこで、以前、「中国人だっていつも中華食べているわけじゃないからね」と中国人の友達が話していたのを思い出し、「たこ焼きIN SHENGZHEN」にトライ!店名は「和米堂」で、価格は「たこ焼き6個+トッピング(筆者はタマゴを選んだ)」でRMB15、そしてドリンクはレモンティー1LでRMB10と馬鹿デカいのに破格。味は…、美味しい!!香港の日式たこ焼きと比べてもはるかにおいしく安い!!是非、中華に飽きたときにはご堪能を。是非、少し足を伸ばして、「テーマパーク+ショッピング+グルメ」な休日はいかかだろうか?

 

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