香港仔(アバディーン)特集5・アプレイチャウ散策

2014/10/27

海の食材の宝庫とショッピング天国へ。アプレイチャウ散策

さらにディープな街探検へ。アバディーン(香港仔)海浜公園でサンパンに乗って対岸に渡ろう。映画でお馴染みの圧巻の風景を楽しんだ後、もう1つの漁民の町、アプレイチャウ(鴨脷洲)に上陸。海鮮食材の宝庫と言っても過言ではない街市で、今晩の肴をゆっくり選ぼう。宝探し気分で、アウトレットビル「ホライズン・プラザ」にも寄ってみよう!

海の幸を新鮮直送! 鴨洲市政大厦

鴨脷洲市政大厦

 

https://www.youtube.com/watch?v=7dHQ2Ngh_fc&list=UU9qjE2KT48EQ8x9c1DCG18Q&index=5

アバディーンからの渡し舟を降りると、埠頭には魚を売っている小舟が。今夜の夕食にと岸壁から魚を買う人、その様子を見物する人だかりを横目で見ながら街の方へ歩いて行くと、すぐ目の前に、5階建ての「鴨脷洲市政大厦」が見えてくる。1999年にオープンした香港初の冷房付きの市政ビルである。この中に入っている街市は香港で最も新鮮な海鮮が買える場所の1つだ。

建物の中には、街市のほか、庶民食堂、図書館と体育館などローカル住民が気軽に利用できる施設が入ってる。特に注目したいのは、街市の海産物の種類の豊富さ。約16件の魚屋の中には、朝自分の船で漁に出て、午前中までに新鮮な海産を持って帰ってくるという店もある。リーズナブルな値段、そして、抜群の新鮮さはお墨付き。食天国の香港の街市の中でも、ココでは珍しい種類の魚にも出合えると評判だ。貝類も魚類もその種類は水族館と比べても劣ることがない!シーズンによって売られるものも変わるので、旬の食材を狙って来てみるのもいいだろう。

2階には活気あふれる香港式屋台食堂がある。かつては現在鴨脷洲公園になっているあたりのオープンエリアで営業していたが、市政ビルのオープンに伴い、ここへお引越しとなったそうだ。5軒ほどの店だけだが、お粥、麺、海鮮・・・それぞれの自慢料理が食べられる。元々は地元住民の食堂として経営されていたが、手頃な価格で海鮮などが楽しめるとあって、観光客らしい人たちの姿もあった。

舟上からの魚の「直販」。動画はこちら

 

https://www.youtube.com/watch?v=xyf6YYng8HE&list=UU9qjE2KT48EQ8x9c1DCG18Q&index=4

庶民の足を観光にも利用
丸一尾やアラなど様々な形で渡し船情報をチェック!

アバディーンと対岸のアプレイチャウは鴨脷洲大橋で結ばれているが、香港仔海浜公園と街渡埠頭を結ぶ渡し船で渡ることもできる。料金は大人がHKD2、子供がHKD1.1で、住民の足にもなっている。買出ししたたくさんの荷物を持って乗り込む人もいれば、観光で利用する人もいるようだ。所要時間は約3分。あっという間の「船旅」だが、少しだけ湾内の風景も楽しめる。レジャー気分で対岸に渡り、また乗って帰ってくるのもいいかもしれない。

インテリアにファッション、ベビーグッズにワイン
掘り出し物が見つかるアウトレットビル

HORIZON PLAZA

HORIZON PLAZA

アプレイチャウには香港最大のアウトレットビル「ホライズンプラザ」がある。センスのよい家具や雑貨、ファッションのブランドショップが入っているので、見て回るだけでも楽しい。人気セレクトショップの「Lane Crawford」や「Max Mara」、「Joyce Warehouse」を目当てに訪れる人も多い。普段は手が届かないブランド品が90%オフで売られていることも!買い物好きな観光客や奥様方には魅力満載のスポットだ。ビルのエントランス付近は、タクシーを乗り降りする人たちで賑わい、周辺の道路にはベンツなどの高級車がずらりと駐車している。

さて、このビルの前身は、1993年に落成した海怡工貿中心という工業ビル。2003年からアウトレットショップが入居するようになり、商業施設へと変身していった。2009年に正式にホライズンプラザになる。このビルは、最上階は28階となっているが、縁起をかついで、13階、14階、23階、24階がないため、実際には24階まで。

買い物に出かけたら、まずは受付でショップリストをもらって、お目当てのお店を確認しよう。上の階から、ときに階段を使って回ると効率よくまわれる。せっかく来たからと、最上階から全フロアを見て回る人も少なくない。「TREE HOUSE」(28階)は木のぬくもりが感じられる家具や雑貨、食器などを扱うインテリアショップ。香港最大規模のベビーとママのためのストア「Bumps to babes」は21階。マタニティウェアにベビーカー、ベビーウェアなど、出産前にココに来れば必要なモノは何でも揃いそう。「Carpet Buyer」(17階)は、イランやインド、トルコなどから仕入れたハンドメイドのカーペットを扱う専門店。ウールやシルクカーペットがなんと50%オフで販売されている。

ビル内をくまなく見て回ると、さすがクタクタ、喉もかわいてくる。そんなときは、2階にあるインテリアショップ「SHAMBALA」へ。アンティーク家具やユニークな雑貨を見ながら店内を歩くと、一角にカフェ「Pacific Coffee」がある。カフェの椅子やテーブルにも値札がついているのにはびっくり。コーヒーを飲みながら座り心地をみて、気に入ったら購入するのもいいだろう。但し、「0が一個多いんじゃない?」と疑いたくなるお値段かも。

ホライズンプラザ
住所:2 Lee Wing St., Ap Lei Chau
電話:(852)2554-9089
アクセス:MTRダイアモンドヒル(鑽石山)駅C2出口のバスターミナルで671番バスに乗り、海怡工貿中心で降り、利栄街方面にまっすぐ。またはセントラルのExchange SquareバスターミナルでM590番バスに乗り、海怡半島で降り、利栄街方面にまっす

香港仔、鴨脷洲の不動産事情

南洋不動産のリンダさん

香港仔、鴨脷洲の不動産事情  南洋不動産のリンダさん

水上レストランや、隣接するオーシャンパークで観光客の間では人気のアバディーン(香港仔)、アプレイチャウ(鴨脷洲)は、「交通が不便」なイメージを持たれながらも漁民の町から住宅エリアに成長してきた。

香港島側で26年間不動産屋を経営し続けるリンダさんに伺うと、外国人が増え、アバディーンで暮らす日本人の数も増えているようだ。ショッピングモールもあり、日常生活にほとんど不便がなく、自然に恵まれている環境がここの利点だろう。現在MTRは工事中だが、大型路線バスやミニバスなど様々な交通手段も充実しているので、イメージに反して実は便利。90番などのバスは、ここの住民が銅鑼湾や湾仔方面へ行く時結構利用している。

「深灣9號(マリネッラ)」や対岸の「南湾(ラルヴォット)」などの物件は、築浅の上に閑静な環境のため、とても住みやすいという。2015年前半に開通予定のMTR南港島線が完成次第、一躍注目エリアとなるだろうが、そのとき家賃は5%以上上がる可能性が高いと彼女は予測する。

南洋不動産
香港の日系不動産企業の中でも26年の実績を持ち、大手日系企業のクライアントも数多く抱える。日本人スタッフも常駐。
電話:(852)2891-4892
(852)9460-4892(リンダー)
(852)9122-4865(香坂・日本語でどうぞ)
メール:nanyang2@netvigator.com
総経理リンダさん
香港不動産代理商協会の会員。
香港で生活する日本人の為、日々快適な住まい探しに奔走している。

セントラル、アドミラリティ、チムサーチョイからのアクセス

 

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