西環(サイワン)特集4・西環グルメとトラム

2014/06/26

ディズニーランドの花火も見られるFish & Chick

フィッシュ&チップス

鮮やかなブルーの外観がひときわ目立つこの店。店の前にあるのは道路だけで、その向こうにはベルチャ-ベイ(BelcherBay)が広がる。夜8時にはディズニーランドの花火を鑑賞できるそうだ。

お店が提供するメインは2種類のみ。ひとつは「フィッシュ&チップス」。魚は鱈(Cod)をはじめ8種類から選べる。そのうち2種類は油で揚げずに、ヘルシーにフライパンで焼くスタイル(PanFried)でも注文可能。ここではイギリス式にこだわり、衣はバッター(天ぷら風)生地を使用。サクサクの衣に、ふっくらした白身がとてもおいしい。本場イギリスではモルト酢をかけて食べる。香りがきつめなので、好き嫌いが分かれるかも知れないが、通な食べ方を試してみては。

もう一つは、「ローストチキン」。一羽丸ごと、ホール(Whole)、またはハーフ(Half)のサイズが選べる。ホールにはサイドが2種類、ハーフには一種類ついてくる。もちろん追加でほかの種類のサイドもオーダーできる。ハーブなどに漬け込むこと6時間、そして1時間かけてローストされた鶏は、皮はぱりぱり、肉はジューシーに仕上がり、口に入れるとハーブの風味が広がる。

Fish & Chick
住所:Shop 6, 25 New Paraya, Kennedy Town
電話:(852)2974-0088
営業時間:日~木12:00~22:00、金・土・祝12:00~23:00
フェイスブック:http://www.facebook.com/fishandchick

料理のボリュームにビックリ!
Jaspas Kennedy Town

USバック・リブ(USBabyBackRibs)

吉席街(CatchickSt.)を歩くと、ガラスドアで全面が解放され、外にもテーブルが並ぶ、大きな店が目に入る。

パスタ、ピザ、ステーキ、アジア料理など、世界各国の料理が楽しめる。アレルギーや好き嫌いのリクエストにも対応可能。デリバリーやテイクアウトのサービスも提供する。できる限りのサービスに対応することをモットーにしている。週末は家族連れで賑わい、子供用のメニューも用意されている、家族に優しいお店だ。

ここの料理はボリュームたっぷり。種類豊富なメニューを見ると、あれもこれもと沢山オーダーしたくなるが、食べ切れなくなることも!

オススメ料理は「JKTピザ(JKTPizza)」。自家製の生地は厚すぎず、薄すぎず、ちょうど良い厚み。もし薄い生地が好みの人は注文時にお願いすれば、うす生地でも調理してくれる。そして、長さが50センチ近くある、驚きのサイズ「USバック・リブ(USBabyBackRibs)」にはサラダ、コールスロー、ポテトが付いてくる。自家製のBBQソースで調理されたリブは肉が骨から簡単に外れるほど柔らか。

Jaspas Kennedy Town
住所:Commercial Unit B, G/F., Manhattan Heights,
83 Catchick St., Kennedy Town
電話:(852)2872-0823/(852)2872-0789
営業時間:月~日8:00~23:00
ウェブ:http://www.casteloconcepts.com

国籍・人種を越えて飲み明かす
WARE WARE

WARE WARE

日本の文化が大好きという3人の若者が、昨年11月「居心地の良いBARを開きたい」という長年の夢を実現した。店名の「WAREWARE」はそんな彼らの「我々」という意味でもあり、ここに集まるすべてのお酒好きな仲間達を表してもいる。毎日カウンターに立つ、オーナーの一人、メラニーさん(通称メル)は東京に留学経験もあり、日本語堪能だ。

ぶらりと一人で立ち寄っても、いつしか隣同士、国籍や人種を越えてワイワイ飲んで楽しめるのも、30人も入れば一杯になってしまうという小ぢんまりしたお店ならではの魅力かもしれない。

WARE WARE
住所:Shop 9, G/F., Hau Wo Bldg.,
44 Hau Wo St., Kennedy Town
電話:(852)2872-6399
営業時間:月~日17:00~25:00

110年変らず走り続ける香港名物

西環には
トラムファン必見の
スポットも!

レトロな路面電車「トラム」

香港島北部を東西に結ぶレトロな路面電車「トラム」。「ディンディン」と鐘を鳴らして走るので、香港人には「ディンディン(叮叮)」という愛称でも呼ばれている。(日本人には『チンチン』と聞こえるが)ケネディータウン(堅尼地城)とサウゲイワン(筲箕湾)とを結ぶ区間が開業したのは1904年7月。1922年にはハッピーバレーを回る支線が開通した。1949年に新型車両として導入された120号車は、モダンなデザインで話題を集めた。この120号車は、香港で最も古い型式のトラムとして現役で活躍している。また、1962年に登場した広告でラッピングしたトラムは、やがて香港名物になる。

車両の中

現在大人運賃は一律HKD2.3という破格の安さ!その代わり、スピードは出ないし、冷房もない。でも、次々とやってくるので、ちょっとした移動には便利。風に吹かれながら、香港の風景をのんびり楽しむことができるので、観光客にも人気で、重要な観光資源にもなっている。

さて、西環にはトラムに関係したスポットも多い。セットンチョイ(石塘咀)の屈地街にはトラムの車庫がある。門のそばで待っていれば次々と車庫に出入りするトラムを見ることができる。その近くにあるセットンチョイ駅は、ノースポイント(北角)駅とを結ぶルートの始発・終点駅になっており、線路はループ状になっている。路線の最終地となるケネディタウン(堅尼地城)では、トラムはひとつの街区をぐるりと回って折り返す。トラムに乗って西環を訪ねてみるのも面白そうだ。

 

 

トラム110周年についての情報は
フェイスブックで要チェック!
http://www.facebook.com/hongkongtramways

歴史ある乗り物を支える人々

歴史の長いトラムには、陰で支える多くの人が存在する。
そこで、長年に渡りその舞台裏で活躍し続けるトラムスタッフにお話を伺った。

西環とトラムを愛し続けて40年

「トラムの生き字引」と呼ばれる関シーフーさん

中国では古くから、先生をシーフー(師傅)と呼ぶ。今回取材させていただいたトラムスタッフは、「トラムの生き字引」と呼ばれる関シーフーだ。

関シーフーは25年もの間、トラムで安全監査官として勤務するベテランだが、当初は運転手になりたかったという。裕福な家庭で育った彼は、小さな頃からこのレトロな路面電車に憧れていた。成長するにつれこの夢もますます大きくなり、就職の際には迷わずトラム運転手を志望した。しかし面接で「あなたは頭がいいから、もっと上のポジションに」と言われてしまい、希望とは違い監督係の職を与えられたという。それでも彼はトラムの安全のため仕事にいそしみ、トラムについてありとあらゆる知識を身につけた。そしていつしか、彼に聞けばどんなトラブルも解決できることから、「生き字引」と呼ばれるようになった。

さらに、トラムを愛して止まない彼はいつもトラムを身近に感じていられるようにと、わざわざ西環に引越したという。「40年前、まだ天光墟(朝市)が盛んだった頃は、その活気溢れる雰囲気が大好きでよく家族揃って散歩していたよ。一番好きだったのはケネディタウンの食肉処理場の辺りだけど、もう昔のように賑やかではないね。今も歴史のあるビルがどんどん消えていっているよ…」と彼は嘆く。

西環の変貌にため息をつく一方、トラムの未来に関しては楽観的に捉えている。「一見ただ古いだけの交通機関だけど、運賃の安さからお年寄りだけじゃなく学生やサラリーマンにも支持されているよ。それに地下鉄のように駅と駅がそんなに離れていないから、特に沿線で生活する人たちにとってはとても使い勝手がいいんだ。それが地下鉄がトラムの代わりにはどうしてもなれない理由かな。」

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