香港、華南やアジアの起業特集6・香港和僑会

2014/06/09

香港からひろがる和僑のつながり

香港和僑会

何をするにも不安がまとう海外での生活。
そんな心許ない環境に身をおくからこそ耳を傾けておきたい先人たちの言葉がある。
香港に住む“和僑”には頼れる相談役がいる。

香港和僑会(荻野正明会長)は、海外で起業を志す人または企業でリーダーを目指す人を育成・支援することを目的に2004年8月に設立されたNPO法人だ。会員の共通理念に「自助をベースとした互助」を掲げ、皆が助け合うコミュニティーを目指し活動している。“互助会”ともいえる同会の活動内容は多岐に渡る。

●月1回の定例会・・起業家や香港で活躍する人物を講師に招いての講演会

●分科会・・カテゴリー別のワークショップ

・フィナンシャル分科会・・保険、投資、資産運用に関する勉強会

・PR分科会・・プロモーションやマーケティングなどを学ぶ勉強会・IT分科会・・インターネットの仕組み、PCの使用方法、SNSの勉強会

・教育分科会・・子育て情報、情報交換の場

この他にも同会では、香港を拠点にビジネスを展開する人のために、「論語の会」や「y.n.club(やまとなでしこ会)」などを行っている。

会長の荻野氏は、香港の有名企業フェニックスグループホールディングスの会長でもある、経験豊かな起業人。日本人らしく50年間海外で勝負をしてきた同氏は、異国の地で起業することの大変さを痛いほど知っている。だからこそ自身が培ってきたノウハウを後輩たちに伝えていく場が必要と考え、2013年に荻野氏とマンツーマンで話し合うことのできる「起業分科会」等を立ちあげた。

・起業分科会

①起業塾・・・これから起業を考えている人を対象に、基本的な心構えなどについての勉強会を行っている。

②起業相談室・・これから起業予定の人を対象にビジネスプラン、モデル等の相談に応えている。

③経営相談室・・すでに起業している人を対象に、事業拡大や経営戦略等についての実際的な相談に応えている。

こうした活動からもわかるように、香港和僑会の掲げる「互助の精神」はここ香港でも着実に根を張っているように思える。そして今年、企業に関心を持つ幅広い人たちを対象に「起業塾」を開講した。これらの積極的な活動からすでに数件の事業が進行、設立から10年目の香港和僑会から目が離せない。

起業塾“ちょっとひとひねり”から生まれる起業家への第一歩

香港和僑会が今年2月に開講した「起業塾」。香港で活躍する筋金入りの“和僑”荻野塾長に学ぶ起業、そして人生のヒント。香港での成功のカギが見つかるかもしれない!

―具体的に何をするか決まってないけど、心の中に漠然と「起業」という二文字が浮かんでいる、起業したいけど何から手をつけていいか分からない、すでに起業したがなかなかうまくいかない―

これから起業を志すに人も、すでに起業した人にも悩みは尽きない。まして異国の地での起業となればその苦労もひとしおだろう。そんな悩み多きあなたに朗報がある。ビジネスの街・香港には、起業に関する様々な不安や疑問に応えてくれる場がある。それが「起業塾」。今回はその活動を取材した。

起業塾は、香港和僑会会長も兼任する荻野正明塾長が起業におけるノウハウを講演する入門塾だ。参加者は、学生から主婦、会社員と職種も年齢も幅広く、約20名の塾生”たちは塾長の経験から放たれる生きた言葉に真剣な表情で聞き入っていた。

-「誠実であること」-

第3回目となる今回のテーマは、「自分にあった起業の形、目指す方向性」、「事業を始めるにあたっての基本的な心構え」。講演のなかで“誠実であること”、“Be Innovative(革新的)であること”を塾長は強調した。

初期段階は「泥道のぬかるみの中を30Kgの荷物を背負うようなもの」で、いかにして食いつなぐか、小さな成功の積み重ねこそ最も重要であり、泥道を脱するには“誠実さ”が大切であると語る。

-「他人のやってないことをやる」-

起業プランについて“Be Innovativeであること”と聞くと少し後ずさりしてしまうかもしれないが、それほど難しいことではなく身の回りにあるビジネスを見渡し、そこに“ちょっとひとひねり”を加えることでそのビジネスはそれまでの市場になかったものへと変化するという。常に起業を念頭においた視点で物事を眺めてみることで私たちの日常も少しずつ変化し、他にはないときめきに満ちたアイデアが浮かぶかもしれない。

同塾は会員以外にも幅広く門戸を開いている。未来の起業家への道はここからはじまる!

香港和僑会 (NPO HONG KONG WAKYOKAI LTD)
住所:36F., Tower 2, The Gateway, 25 Canton Rd., TST
電話:(852)6850-9300
ファクス:(852)2956-0768
メールアドレス:[email protected]
ホームページ:http://www.wa-kyo.org
フェイスブック:http://www.facebook.com/hkwakyo

人生のリスタートで趣味を仕事に!

メイドカフェを経営する中国人

メイドカフェをオープンした月下見さん中国でおそらく初となるメイドカフェをオープンした中国人の月下見さんは、自他共に認めるオタク。子供時代から日本のアニメと漫画が好きで、趣味が高じてビジネスにしたと語る。そんな月下見さんは苦労人で、幼い頃は家が貧しかったので、十代からいろんな仕事をやってきたという。幸い不動産景気に乗り、忙しいながらも、生活に少し余裕が出てきた頃、「オタク文化は周りの人にはなかなか理解してもらえない。話の合う友達もいないし、ただ金を稼ぐだけの日々。このまま一生を終えてしまって本当にいいのか…」とふと考えた。そこで、仕事を辞めて、貯めたお金で大学に入って人生をやり直そうと決心する。そして大学に入って2年目、再び考えた。「やはり、日本のアニメや漫画が好き!オタク文化には人を引きつけるものがあるんだ。この世界には同じ趣味を持っている人がたくさんいるはず。それこそ市場じゃないか!と思ったんです。」それで大学を辞め、手作りのコスプレグッズやコスチュームを扱う小さなお店を始めた。

ちょうど9年前、中国では映画「電車男」が大人気となり、メイドカフェもこの文化の一部として認識されるようになった。月下見さんは「中国初のメイドカフェを作れるのはメイド好きな私以外にはいない!」と思い、メイドカフェを開いた。「私自身、同じ趣味を持つ人たちが自由に語り合えるような場所が欲しかった」と振り返る。

月下見さんはオタク文化に関連したビジネスを始めて10数年になるが、「この仕事をこれからもずっとやっていくつもり」と微笑む。これまでの自分の経験を生かして、オタク文化のファンや仕事にしたいと考える方のために情報提供も行っている。時々新聞や雑誌に寄稿したり、イベントでスピーチすることも。日本のオタク業界と組んで、中国でのオタク文化普及にも注力する。アニメはもちろん、最近は日本の携帯ゲームの輸入も計画しているそうだ。

彼の最新情報はここでチェックしよう!
Weibo:http://weibo.com/inodopalace

戦う起業家の「オフ」は?自分だけのリフレッシュ空間で新たな活力を。

オープン1周年大人の時間を楽しむバー
明日への英気はここで養う

Goshen

Goshen様々な種類のシングルモルトやジャパニーズ、スコッチウイスキー、リキュール類や上質なワイン、さらには葉巻も揃えるエレガントなバー「Goshen」。ロケーションもコーズウェイベイ(銅鑼湾)のクラウンプラザの向かいで使い勝手が良い。リラックスできるオープンな雰囲気の店内で大人のお酒を味わう事ができる。2つのVIPカラオケルームも完備していて、大人数にも対応している。主な客としては金融や貿易などに就く日本人、欧米人のビジネスマンが多い。男性も女性も関係なく来店し、スタッフと気軽に会話を楽しんでいる。落ち着いた時間を過ごしたいならぜひ訪れてみよう。

 

 

Goshen
住所:9/F., First Comm. Bldg., 33-35 Leighton Rd.,
CWB (MTR銅鑼湾A出口徒歩5分)
電話:(852)2577-1881
ミニマムチャージ:HKD200
PPWの読者は初回に限りお会計から10%オフ!
6月23日~27日はオープン1周年記念イベントも開催予定。

起業家たちがホッと一息つける空間
歴史ある洋館に癒される

逵園1922 Gallery & Cafe

逵園1922 Gallery & Cafe忙しい毎日を送る大人たちがホッと一息つけるような場所といえば、都会の喧騒から少しだけエスケープできて、ちょっと大人の遊び心を刺激してくれるところ。「逵園1922 Gallery & Cafe」はそんな要望にピッタリのエスケープスポットだ。

1922年に建造された「逵園芸術館」は、「東山洋房」と呼ばれる洋館の建ち並ぶ閑静なエリア、越秀区恤孤院路にある。2階にあるカフェは、歴史ある洋館の魅力を十分に感じさせるデザイン。レリーフの施された柱、アイアンアートの窓、フローリングなど、90年以上の歴史が作り上げた美しさを感じさせる。その空間に芸術家たちによる作品が、見事に調和していてる。このカフェで一息つけば、窓の外に見える「老東山」の閑静な風景と木々の緑に安らぎを感じられる。

素敵な画廊とカフェは大人たちの骨休みには理想的。友人と訪れるもよし、一人静かに心を休めるもよし、楽しみ方はそれぞれだ。

逵園1922 Gallery & Cafe
住所:広州市越秀区恤孤院路9号(「中共三大会址」の真向い)
電話:(86)20-8765-9746
時間:10:00~24:00
ウェブ:http://weibo.com/kuiyuangallery
メール:[email protected]

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