ART特集 ~香港でアートに触れよう~

2021/03/10

ART特集 香港でアートに触れよう

 アート(英語:Art)とは、芸術・美術など間接的に社会に影響を与え得るものである。(Wikipediaより引用)
日本人のイメージする”アート”とは、おおよそ絵画を思い浮かべるであろう。間違いではないが、芸術の総称であり手にとって鑑賞が出来ない無形表現のダンス・演劇・音楽などもアートである。
今回PPWは香港での“アート”にフォーカスし独自に調査してみた。
日々の生活に彩りを与えてくれるアート、是非生活の一部に取り込んでみては。

 

香港 美術館/ギャラリー紹介

 香港にも様々な美術館やギャラリーがあり、民間で運営しているもの以外に、なんと政府管轄の施設が15ヶ所もある(LCSD – Leisure and Cultural Services Department 広東語:康樂及文化事務署)。

 今回は数ある美術館の中で、厳選した大規模な4ヶ所をご紹介。ここ以外にも魅力的な施設が数多くあるので、是非お気に入りの場所を探してみよう。

※政府アナウンスなど状況により運営時間等変更の可能性があります。

 

LCSDとは

LCSD

 世界クラスの都市香港に見合った質の高いレジャー・文化サービスを提供することをビジョンし、すべての人にレジャーと文化サービスを経験してもらい、人生を豊かにするのを目的とする香港政府機関。様々なレジャー施設・会場を管轄しており、図書館・博物館や美術館、パフォーマンス会場をはじめ、ビーチやプール、子供向け施設、キャンプ場、陸上スポーツ施設やハイキングコース、公園、動物園、庭園、公園、動物園など、幅広く管轄している。このLCSDマークは誰もが一度は見たことあるだろう、在住者にとって実に生活に密着している機関だ。

(公式ウェブサイト:www.lcsd.gov.hk/en/index.html)

 

 


香港藝術中心 HKAC Hong Kong Arts Centre

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 香港芸術センターはローカル及び国際的な芸術交流の促進を目標にかかげ、香港の才能を集結し、地元独自性の高い芸術作品を世界に発信する民間の施設で、芸術の革新と創造を重点的に取り込むことで知られる。香港で唯一の非営利マルチ・アート施設であり、香港クリエーター業界全体の発展と国際交流に寄与し、様々な展示会、上映会、パフォーマンスを行うスペースを提供している。人材育成から個展まであらゆる用途に応えられ、身近に芸術を体験できる場所として来訪者のインスピレーションを刺激する。

住所:2 Harbour Rd., Wan Chai
電話:(852)2582-0200
ウェブ:hkac.org.hk/

写真:HKAC提供


西九文化區 戲曲中心  West Kowloon Xiqu Centre

Xiqu Centre3

Xiqu Centre1Xiqu Centre2

 戲曲センターは2013年9月の着工から約6年の歳月を経て、2019年に設立された粵劇と戲曲(中国の伝統的な舞台演劇・広東オペラ)の文化保存、発信、技能向上において世界トップクラスを誇る新しいプラットホーム。充実した技能プログラムを通じて、新しい戲曲の開発と若い才能の発掘に多大な影響を及ぼしている。人材育成とともに、広い観客層を呼び込むことにも注力している。地域に広がる戲曲の施設や団体と協業することによって、国を超えた戲曲振興のネットワークを築いてきた。2019年、戲曲センターはTIME詩の「世界で最も素晴らしい場所」のひとつに選出された。約90分の粵劇を中国語と英語字幕つきで鑑賞することができる。音声ガイドも施されており、粵劇の芸術表現への理解を深める第一歩に最適だ。20世紀初頭の香港茶室の雰囲気を再現するために、点心と中国茶を提供している。おいしいものを食べながら、伝統文化も充分に味わうことが出来る(※現在は点心と中国茶の提供を一時中止しているため、「Tea House Theatre Experience tickets」に15%割引を実施)。また、約60分のガイドツアーもあり、広東語、英語、中国語に対応。訪れた人々に戲曲センターの建築コンセプトに触れつつ、戲曲の芸術と歴史を学べるように企画され、映像を使った展示もあり初心者でも楽しみながら戲曲文化について理解することができる。学校やNPO向けにグループツアーも開催。

住所:88 Austin Rd. W, TST
電話:(852)2200-0217
ウェブ:www.westkowloon.hk/teahouse

写真:西九文化區提供


香港文化中心 HKCC Hong Kong Cultural Centre

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 香港文化センターは1989年に設立され、演芸ビル、アドミンビル、レストランビルと露天広場の4エリアから構成されている。主要なパフォーマンススペースである音楽庁、大劇院、 劇場は演芸ビルの中にあり、現代と古典芸術を含む、様々な演奏、ダンス、舞台演劇の会場になっている。演出スペース以外に、作品展示会、リハーサル、練習室、会議室としても利用できる。ギフトショップとレストランも併設しており、文化交流拠点としてもエンタメスポットとしても気軽に行ける場所だ。文化センターの露天広場はTSTの海沿いにある、ビクトリアハーバーの美しい風景を眺める立地を持ち、香港人が集まりやすい場所、大型イベントや伝統祭典の会場になっている。

 香港文化中心のオフィシャルパートナーは「香港管弦樂團」、「香港中樂團」、「香港芭蕾舞團」、「進念・二十面體」と四つある。

住所:10 Salisbury Rd., TST
電話:(852)2734-2009
時間:09:00~23:00(年中無休)
ウェブ:www.hkculturalcentre.gov.hk/

写真:HKCC提供

 


香港藝術館 HKMOA Hong Kong Museum Of Arts

HKMOA2 HKMOA1 香港芸術館は1962年に設立された香港初の公立美術館である。アートコレクション17,000点を集めることで、様々な文化が融合する香港芸術の多様性の保存を図る。昔と今、中国と海外、ローカルと国際の視点から、芸術の本質を見直し、香港における伝統文化に新しい視点を与えることを目指し、香港芸術館は新しい芸術を体験できる、文化を学び続けられる空間を作り上げている。

住所:10 Salisbury Rd., TST
時間:10:00~17:00(木曜・旧正月始め二日間定休)
(チケット売り場は閉館30分前まで)
ウェブ:www.lcsd.gov.hk/CE/Museum/Arts/en_US/web/ma/home.html
写真:公式ウェブサイトより

 


街中で見るウォールアート with Google Street View

wall art QR

編集部が実際に撮影した写真をご覧いただけます。

 日本人の感覚からするとおよそ迷惑行為な壁へのラクガキも、ところ変われば立派なアートだ。
近年ではアメリカのHIPHOP文化からGraffiti(Aerosol Art)だったり、バンクシーのアートが有名になり市民権を得てきつつあり、さらに香港には HK Wallsというアーティスト団体もある。
今回はそんなウォールアートを、Sham Sui Po / Sheung Wan / Sai Ying Punにて見つけてGoogle Street Viewで撮影してみた。
マップと共にご紹介するので、気になるものがあったら実物を見ていただきたい。
こちらはほんの一例、是非ご自身でもお気に入りを探してみよう!


 

上環 MAP

 

1.住所:49 Gough St.,Sheung Wa 2.住所:36 Gough St.,Sheung Wan 3.住所:97 Hollywood Rd.,Sheung Wan4.住所:Sam Ka Ln.x Abedeen St. 5.住所:82 Hollywood Rd.,Sheung Wan6.住所:Wa In Fong W,Sheung Wan7.住所:58 Bridges St.,Sheung Wan 8.住所:50 Square St.,Sheung Wan9.住所:2 Tai Ping Shan St.,Sheung Wan10.住所:17 Tai Ping Shan St.,Sheung Wan

 



西営盤

 

Ki Ling Ln.Chung Ching St., Sai Wan2-4 Chung Ching St., Sai Ying PunKi ling ln. 227 First St., Sai Ying PunLeung I Fong, Sai Ying PunLeung I Fong, Sai Ying Pun 2

 



深水埗

 

131 Fuk Wing St., Sham Shui PoTai Nan St., Sham Shui Po230 Tai Nan St., Sham Shui Po

 


 

\ 日本人オーナーのギャラリーが香港に /

「Whitestone Gallery」とは一体?!

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 2018年に完成し、中環(セントラル)を代表するようなアイコンとなった「H Queen’s」というビルをご存知だろうか? このビルは、香港のアートとライフスタイルの中心となるよう設計されたという。その中に入っているのが、「Whitestone Gallery」(以下、ホワイトストーン・ギャラリー)だ。なんと!オーナーは日本人!そんなギャラリーの真相に迫るべく、オペレーションマネージャーのMayu Buetさんにお話を伺った。

 

———ホワイトストーン・ギャラリーの紹介をお願いします。

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 ホワイトストーン・ギャラリーは、1967年に銀座で誕生しました。香港に進出したのは2015年。翌2016年にハリウッド・ロード店をオープンし、2018年に現在の場所(H Queen’s)に移りました。H Queen’s ギャラリーは7階と8階の2フロアから成り、7階ではギャラリーコレクション、8階では作家たちのソロ・グループ展を行なっています。ギャラリーコレクションは、当ギャラリーが所有する作品を定期的に入れ替えながら展示しており、ソロ・グループ展は、約1ヵ月半のペースで新しい企画に替えてお届けしています。

 香港での経験を経て、2017年には台湾に進出を果たしました。現在は、日本の銀座に2ヵ所、軽井沢に1ヵ所、そして、香港と台湾に1ヵ所ずつ、計5つのギャラリーを所有しています。

 

———香港進出のきっかけを教えてください。

 日本人アーティストを国際マーケットで紹介しつつ、海外のアートの動向を日本のシーンへと取り込むための第一歩として、ここ香港に進出しました。香港は、世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル」の舞台になっていることでもわかるとおり、アクセスのよさ、人種の多様性、そして、コレクターさんにとっても税金面でのメリットもあり、アート界でもアジアのハブ的存在です。特に最初にギャラリーをオープンしたハリウッド・ロードは現代アートの中心地で、他と一線を画すほどアートにまつわる動きが盛んです。やはりアジアに進出すると考えたとき、真っ先に候補に挙がるのが香港ですね。

 

———どのような作品を取り扱っていますか? また、展示する作品はどのように決めているのでしょうか?

 展示する作品は、数か月以上前からプランを立てていきます。新しいアーティストの場合は、どのくらいオリジナリティがあるか、どのくらい可能性を感じられるかという部分が重要な要素です。

 いわゆる現代アートがメインで、そもそもは「具体」(正式名称・具体美術協会)という、日本における戦後初の前衛的なアーティスト集団の作品を初期の頃より扱ってきました。「具体」のアーティストは、今では欧米でも非常に評価され、注目を集めるようになりました。当ギャラリーの作品は、日本人アーティストだけでなく、中国・韓国などのアジア、そして、オランダやドイツ・アメリカなど欧米アーティストの作品も多く扱っています。大人気の草間彌生・奈良美智なども見ることができます。

 

———ホワイトストーン・ギャラリーの楽しみ方を教えてください。

 アートというと美術館のイメージが強く、ギャラリーにあまり馴染みのない日本の皆様「こちらの商品は売っているのですか」と聞かれることも多いのですが、ギャラリーのほぼ全ての作品お買い求めいただくことができます。

 個人的には、香港在住期間はアートとの距離を縮めるチャンスだと感じています。というのも、日本とは住宅事情が異なり、香港の家はドリルで壁に穴を開けることも簡単! 気軽な気持ちでアートを飾ることができます! 湿気や直射日光などを気にされる方も多いですが、額縁屋さんでUVガラスを
入れたり、ちょっとした工夫で乗り越えられます。 作品も生きています、一緒に生活していく感覚で日常にアートを取り入れていただければと思います。

 「アートのことはわからない」と敬遠されがちですが、そんな方にこそ、ぜひギャラリーに足を運んでいただきたいですね。スタッフが作品について説明したり、お好みのイメージのものを提案したりすることもできますし、購入いただいた作品は世界中どこにでも配送可能なんですよ!

 実は、7階のギャラリーコレクションの奥に、よりお求めやすい作品を集めたおもちゃ箱のようなスペースがあります。こちらは展示の仕方も他とは異なり、価格も明記していますので、よりアートを買うという目線で楽んでいただくことができます。もっともっとアートを身近に、そして、生活の一部として味わっていただきたいですね。

 

———現在行なわれているイベントなどの紹介をお願いします。

 

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 現在、ホワイトストーン・ギャラリー香港では、「Intermixture Vol.2」を開催しています(2021年3月20日(土)まで)。こちらは、2017年開催のグループ展「Intermixture」の続展で、異なるモチーフ・素材・技法・色彩・形式などの要素を持つアーティストを集め、鑑賞する皆様に独自の視点で関連性や新たな解釈を見つけていただけるような内容となっています。

 

「Intermixture Vol.2」
2021年1月29日(金)〜3月20日(土)
www.whitestone-gallery.com/jp/exhibitions/hk-q-intermixture-012021

 

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 その後3月末からは日本人アーティスト江上越さんの個展『一期一会』を開催します。昨年の大館のUNSCHEDULEというアートフェアで2日目に完売した大注目のアーティストです。オープニングカクテルの詳細はWebでご確認の上、是非お立ち寄り下さい。

 

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———今後の展望を教えてください。

 他のアジア諸国への進出を考えています。また、コロナウイルスの影響もあり、去年はほとんどアートフェアに参加することができなかったので、今年は積極的に参加していきたいです。現時点で決まっているのは、5月に香港で開催される「アート・セントラル」へ参加することと、それに合わせて、当ギャラリーでもスペシャルイベントを行なうことです。これまで中国本土のお客様や外国勢が強かった印象があるので、ローカルのコレクターたちとの出会いも大切にしていきたいところです。

 

 

Whitestone Gallery Hong Kong(ホワイトストーン・ギャラリー香港)
住所:7-8/F., H Queen’s, 80 Queen’s Rd., Central
電話:(852)2523-8001
時間:火〜土 11:00〜19:00、日月祝休
ウェブ:www.whitestone-gallery.com


 

アートの知られざる効能
アートセラピスト・三谷里江子さんに聞く

~アートセラピー~

―至る所でアートが鑑賞できるが、このアート、心理療法に用いられるというのはご存知だろうか。

今回、香港でアートセラピストとして活躍されている三谷里江子さんにインタビュー!

アートがもたらす効能や、描かれたアートで心理状態が読めることなど様々なことを聞いてみた。

 

———まず初めにご自身のご紹介やアートセラピストになられたきっかけなどについてお聞かせください。

香港で結婚し、娘を出産しました。香港からインドネシアに移住し子育てをしている中、バリの幼稚園の先生から「子供の描く絵には意味があるんですよ」と聞かされ、衝撃を受けたことが心のどこかに残っていました。その後娘の高校受験で日本に帰国したのですが、なかなか馴染めず逆カルチャーショックといいますか、気候も合わず、日本で知り合いもいないことで日本のペースについていけなかったようで、しばし引きこもってしまいました。その時ネットでアートセラピーを知り、言葉にしなくても自分の心理状態が解ることに興味を持ち、バリで言われた「描かれた絵には意味がある」という言葉に引き寄せられるように、色彩学校でアートセラピーを学びました。そんな中私自身がパニック障害を患ってしまった時、セルフアートセラピーをしながら改めてアートが心に影響することを実感しまして、大学で心理学を学びました。通院をしながらアートセラピー仲間やアートを通じて徐々に回復していきました。アートセラピーで感情の発散ができ、心と身体の状態を知ることができ、助けられた経験からアートセラピストとして活動していく事となりました。

 

———ご自身の経験からアートセラピストとして活動される事となったのですね。具体的にどのような活動をされているのでしょうか。

 主に依頼があった方のご自宅やクラブハウスへお伺いして、出張アートワークを行っております。ボランティアで湾仔の聖雅各福群会 湾仔長者地区中心(高齢者施設)で5年間アートセラピーを行ったり、柴湾 張振興伉儷書院・培正中学校・寶琳 羅氏基金中学などでワークショップを行っております。お客様は日本人のみならず、香港人向けアートセラピー講座も行っております。

 

———そもそもアートセラピーとはどのようなものなのでしょうか?

 総称してアーツセラピーといいまして、要するに”藝術治療”です。絵だけでなく、ダンス、ドラマ、音楽や誌などがあり、私はその中で”アート”セラピーを行っており、描かれた絵や造形・ビジュアルアートなど非言語表現といわれるものを用いて、その人の心の内を聞いていきます。人間の身体的、精神的な問題を改善するために藝術を使用した表現方法です。すのプロセスには新しい気づき、発見、発散、開放、問題点、解決方法などのメッセージが隠されていることが多いのです。ストレスが溜まっている方、問題を抱えている方、単純に癒しを求めている方…様々な方がいらっしゃいます。その様な方が考えている事、悩んでいる事を読み解き、その人へ今後のヒントを与えてあげるのが目的です。自由に絵を描いていただき、言葉では出ない感情を、安心・安全に心情を発散させてあげる場を提供します。発散した事で、ご自身が気づくきっかけを作ってあげて、それをお伝えするのがアートセラピーです。絵の上手さ下手さは一切関係ありません。絵が描きたくなかったら何か違うことで表現してもらいます。例えば粘土細工をしてもらうとか、コラージュ(写真など切り抜きを貼る)など、色々な手法があります。これをやりなさい、という強制はしません。やりたくない人はやりたくない気持ちがあるので、その時になぜやりたくないかを気付いてあげて、心情を読み取ってあげます。これは子育てにも活かせます。絵は自分との大切なコミュニケーションです。私の場合は、アートセラピストとして、その描かれた絵や作品を色彩心理学をベースに心理状態の様子を作者(クライアント)との心に沿ってお伝えしてきます。その他絵本の読み聞かせをし、思ったこと、意見のシェアリングをする絵本セラピーも行っております。

 

———新しい言葉が出てきました。絵本セラピーとは何でしょうか。

 絵本セラピーは、大人になると触れる機会がなくなってしまう絵本を読み聞かせして、グループワーク(感想などをシェアリング)をし、自分にはない意見からたくさんの気づきを発見してもらう事を目的としています。同じ絵本を読んでも全く違う受け取り方をする人がたくさんいて、絵本の感想や受け取り方にはその人の経験や価値観、知識などが垣間見え、絵本はまるで心の鏡のようなものです。対象は子供だけでなく、絵本にしばらく触れていない大人にこそやっていただきたい人と人をつなぐ技術なのです。

 

———絵だけでなく絵本も用いる心理療法があるのですね。ズバリ、アートがもたらす具体的な効能は何でしょうか。

 たくさんあって話しきれませんが、心理的な変化が具体的にわかります。潜在意識への影響(無意識とのコンタクトで自分自身を知る)ですとか、癒される、ストレス発散など精神面に良い影響をもたらします。他にも五感が研ぎ澄まされ、感情が湧き出てきたり、脳の活性化につながったり、想像力、想像力、発想力、観察力を養い自由な発想が育ちます。これはお子様だけでなく、大人でも同じです。美意識・審美眼も育ち、視野が広がる(考え方の幅が広がる)、自己肯定感が得られやすくなり、自信がつく・達成感を味わえるなどなど……数えたらきりがありませんが、効果は多数あると実感しています。近年では慶應義塾大学文学部教授 川畑秀明氏(感性心理学)によると、アートの鑑賞が血圧を下げる事や不安・抑うつの兆候を改善させ、他者とのつながりを促進し、幸福感や生活満足度などポジティブな影響が量的に示させつつあるとのことです。親御さんからみると、子育てに活かす事もでき、成長や発達具合もわかります。

 

———対象は自分自身だけでなく、子育てにも活用できるとは!良い事尽くめですね。実際このようなセラピーはどのような方が対象となるのでしょうか。

 お子様、大人、高齢者と年齢も国籍も問いません。ただし心理的状況を読み解けるのは、自我が確立してきている3歳からです。1~2歳児はアートに触れる、遊ぶといった目的で行っています。そこから成長、発達程度を知ることができます。

 

———セラピストとして活動されている中で嬉しかったことや、悲しかったことはございますか。

 嬉しかったことはたくさんありますが、子供たちの笑顔が増えて、目が輝き、次から次に湧き出る想像力を見た時です。子供が持っている観察力、たくましさ、健気さを見た時もそうです。大人や高齢者も同じで、みなさんが最後に笑顔になったときです。他にも精神的にまいっている人が、自分を認めてあげることが出来たですとか、子供との向き合い方がわかった、子供の心に気づくことがきたというお声や、ご夫婦でアートワークをされて、同じ方向を向くことができたといわれた時など、本当にたくさんあります。

 逆に悲しかったことは、アートセラピー=治療と、言葉のみで思われる方がまだ多く説明をしてもなかなか理解されず自分の力不足を感じた時です。

 

———せっかくポジティブな効果のあるものなのに、ご理解されないのは悲しいですね。ちなみに対象が日本人だったり香港人だったりしたときの地域差の様なものはありますか?

 地域差はあまり感じる事はありませんが、どちらかというと日本の方には、なにか怪しげなものと受け止められることがあり、敬遠されがちかと思います。絵が下手なので、と拒否されることもあります。特に男性の方は拒否反応が強い気がします。香港の方は男女差、年齢など関係なく興味を示していただける方が多いかと感じます。また、”セラピー”という言葉から日本の方でも香港の方でも「私は病気じゃないから必要ない」と言われることもあります。

 

———アートセラピーを知れば、病気云々ではなく、自分自身を見つめなおす良い機会なのにもったいないですね。アートセラピーを受けて感銘した方はご自身もアートセラピストになりたいと思う方も出てくるかと思います。どのようにアートセラピストになれるのでしょうか。

 現在日本ではアートセラピストは民間資格しかありません。アートセラピストになるには民間の資格学校か芸術系大学、専門学校に通って学ぶことが出来ます。ヨーロッパの方では国家資格として認められている国もあります。アメリカでは州によって認定資格があるようですが、何れにしても心理学か芸術系大学を出て、さらに大学院で学び、トレーニングを受けてからという条件のようです。香港もヨーロッパやアメリカと同じように、大学で社外学、医学、教育、藝術心理学に関する分野で学士号を取得し、既定のトレーニングを積んだ後にアートセラピストとして活動ができるようになります。また、海外のアーツセラピースクールと提携している学校があり、最終的には海外でそのスクールで受講することが条件となっております。

 

———香港でアートセラピストとして活動を始めるのはなかなか大変なのですね。それでは最後に、今後の展望をお聞かせください。

 コロナで閉塞感のある現状の中で、アートを介して誰かのお役に立てたなら、と思っています。アートセラピー講座はもちろんですが、子供が描いた絵の相談、子供の絵の見方講座~子供の絵をもっと褒めよう~といった子育てにもご活用いただけるもの、他にもその場での対人だけでなくオンラインアートセラピーワークショップも考えております。

 

———何かと混沌としてネガティブになりがちな世の中ではありますが、自分自身を見つめなおしてポジティブにコロナ禍を乗り切っていきたいですね。本日はありがとうございました!

 

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こちらはコラージュ。好きなものを好きなように切り貼りする。

決まった形はなく、どのように作成するかは自由だ。

ここからも心理状態などを読み取ることができるとの事。

 

 

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これは風景構成画といい、指示された項目を描いてもらい、

最後に一枚の風景画を完成させる方法。

同じ指示を聞いているのに、人により全然違う絵となる。

ここに様々な感情・心理状態の描写が。

 

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元気なおばあちゃんが塗った絵。

実は、お子さんを無くして心の中は悲しみで溢れている。

絵から悲しみが伝わってくるようだ。

 

 

 

 

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細かく細部まで丁寧に描かれている自分自身。

手足が切れているのは受験の苦しみから、

自分自身を殺してしまっている描写。

 

 

 

 

 

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アートを描く画材は様々

 

 

 

 


profile

三谷 里江子さん
香港滞在歴は計12年(現在2回目の香港滞在、8年目)。
アートセラピスト/色彩学校 子供アート療法士・絵本セラピスト協会認定 絵本セラピスト/カラーアドバイザー/アロマボタニカルワックス認定講師/生涯学習インストラクター/レクリエーション介護士(2級)/終活アドバイザー など多数の資格を持ち幅広く香港・日本にて活動中。出張アートワークで大人/子供に対し個人宅・グループワークを実施。

 

お問い合わせは下記よりお気軽にご相談を。

電話:(852)9722-4327 (WhatsApp可)
メール:rieko.y.m@gmail.com

 


\ 徹底解剖 /

世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」

「アート・バーゼル」をご存知だろうか? 1970年にスイス北西部の都市バーゼルでスタートした、世界最大級の現代アートフェアである。毎年、同じ名称で香港とマイアミ・ビーチ(米国)でも開催されており、世界中から美術商やバイヤー、コレクターたちが集結する。もちろんチケットを購入すれば、一般の人たちも参加可能。それほどアートに興味がないという方にも「一度は訪れたい」と言わしめる、通常の美術展にはない、バイタリティ溢れるイベントだ。今回は、ここ香港で開催される、「アート・バーゼル香港」に迫ってみた!

 

\ そもそも、どんなイベント? /
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 そもそも、出展しているギャラリーやアーティストは、一般来場者をアートで楽しませようとは思っていない。彼らの目的は、世界中から集結する美術商やバイヤー、コレクターたちと出会うこと。「アート・バーゼル」は、世界中のアート関係者の社交場であり、アートのスペシャリストたちが主役の場なのだ。VIPと呼ばれるビッグコレクターのお眼鏡にかなうべく、出展ギャラリーたちは厳しい審査をくぐり抜け、このイベントに参加する。だからこそ、VIPカード保有者のみがアクセスできる「VIPプレビュー」があったり、一般公開後にもVIP限定の「VIPアワー」があったり、専用の入口まで用意されているなど、会期中の最も重要なイベントはVIPと認められた人しか味わえないようになっている。

 ただし、チケットさえ購入すれば、誰でも入場可能。規模の大きさや、参加者たちの本気度が桁違いなので、たとえVIPでなくても、実際に会場に足を運んでみることをおすすめする。

 

\ いつ開催される? /
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「アート・バーゼル香港」がスタートしたのは、2013年。それ以来、毎年3月末に開催されている。残念ながら、昨年は、新型肺炎コロナウイルス(以下、コロナ)の影響で中止となったが、一昨年は、特別公開期間も含めた5日間の会期中で、過去最高となる88,000人の来場を記録した。

 ちなみに、今年も、コロナによる渡航制限の影響を受け、5月に延期することが発表されている。新しい会期は、2021年5月19日(水)〜23日(日)。前半2日間がVIPプレビュー、後半3日間が一般公開日となっている。

 

\ 開催場所はどこ? /
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 毎年、湾仔(ワンチャイ)にある「香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター」で大規模に開催される。メイン会場はこちらだが、「アート・バーゼル香港」の開催時期に合わせて、街中の至るところでアートイベントやアートフェアが行なわれるのも見もの。アート界の重鎮たちが一斉に集まるとあって、地元のギャラリーやアート関連施設の気合いの入れ方も半端ではない。

 

\ チケットの購入方法は? /
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「アート・バーゼル香港」の一般チケットは、オンライン・電話・会場にて購入可能。前回開催時(2019年)のチケット価格は、ウィークデーチケットが前売HKD300 / 当日HKD375、ウィークエンドチケットが前売HKD400 / 当日HKD475だった。その他、ハーフデーチケット・2デーチケット・3デーチケット、そして、様々な特権がついているプレミアパスチケットなどの展開がある。

 「前売・当日共にすぐに完売することが予想される。特に、当日チケットは長蛇の列に並ばなければならない可能性も高いため、あまりおすすめしない。ちなみに、オンラインや電話で前売チケットを購入した場合も、会場での引き換えが必要。極力待ち時間を減らすためには、会期前に引き換えをしておこう!

チケットに関する詳細はこちらをチェック!

www.artbasel.com/hong-kong/buy-tickets

 

\ 楽しみ方は? /
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 現代アートフェアとはいうものの、前回(2019年)の「アート・バーゼル香港」では、ピカソやアンリ・マチス、エゴン・シーレやシャガールなど、20世紀を代表するアートを拝むこともできた。また、前澤 友作氏(ZOZO前社長)が落札したことで、日本でも一躍有名になった、ジャン=ミシェル・バスキアの作品もあった。新進気鋭のアーティストだけでなく、アートに精通していなくてもわかるような超有名作家の作品まで幅広く展開されているのが嬉しい。しかも、美術館とは異なり、販売会も兼ねているため、至近距離で作品を眺められる貴重な機会でもある。

 

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 毎年、250近いギャラリーが集結し、2フロアに渡って作品を展開する。駆け足で見て回ったとしても、軽く2〜3時間はかかるほどだ。会場にはカフェスペースも設けられているので、疲れたら休憩を挟みつつ、時間を忘れて鑑賞したい。

 

 

アート・バーゼル香港

日時:2021年5月19日(水)〜23日(日)
会場:香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター
住所:1 Harbour Rd., Wan Chai
ウェブ:www.artbasel.com/hong-kong

 


\ 香港で独自に発展した絵付技術 /

美しき「港彩」に迫る!

中国大陸(主に広州)から入ってきた陶磁器への絵付技術「広彩」が、香港独自の発展を遂げ、「港彩」となった。香港の文化・芸術・歴史を語る上で、「港彩」は欠かすことはできない存在だ。20世紀に世界貿易港としての地位を築き上げた香港は、その文化もさることながら、陶磁器の中でも中国と西洋のスタイルを融合させ、香港独自のスタイルを確立させている。

技術者たちの高齢化や、後継者の不在は問題となっているものの、近年の香港レトロブームで再び注目が集まり、これまでとは違うスタイルで、「港彩」を生活に取り入れ、楽しんでいる若者も増えてきた。そんな「港彩」に触れられる場所を紹介しよう。


粵東磁廠(Yuet Tung China Works)

 約100年前に創業した香港で最初の磁器工房。決して立地がよいとは言えず、また、店内には所狭しと食器が積み上げられ、おしゃれとは程遠い空間ではあるが、絶妙な色合いで描かれた絵はどれも繊細で美しく、「ザ・ペニンシュラ香港」にも卸されているという質の高さから、香港に住む日本人にも人気が高い。

住所:Unit 1-3, 3/F., Kowloon Bay Industrial Ctr., 15 Wang Hoi Rd., Kowloon Bay
電話:(852)2796-1125、(852)2796-1127
ウェブ:www.porcelainware.com.hk


 

興祥富記(Hing Cheung Fu Kee)

 SOHOにある陶磁器屋さん。親子で営む小さなお店ながらも、食器類から置物、花瓶、壺に至るまで、様々な種類の商品が並んでいる。これらがリーズナブルな値段で手に入れられるというから、リピーターが続出するのも頷ける。

住所:17 Staunton St., Central
電話:(852)2524-2756


道風山基督教叢林(Tao Fong Shan Christian Centre)

 「港彩」ゆかりの地であるこちらの教会には工房があり、「粵東磁廠」で学んだという若い絵付師が常駐している。敷地内の随所でその絵が見られたり、絵付に関するイベントが開催されることもある。

住所:33 Tao Fong Shan Rd., Sha Tin
電話:(852)2694-4038
ウェブ:www.tfscc.org


摩羅上街(Upper Lascar Row)

 上環(ションワン)にある、骨董品店が建ち並ぶ通り。別名「キャット・ストリート」。高価なものからガラクタと呼ばれるものまで、その内容は幅広い。掘り出し物が見つかる可能性のある場所。

住所:Upper Lascar Row, Sheung Wan
ウェブ:www.cat-street.hk


半路咖啡(Halfway Coffee)

 「キャット・ストリート」から東街を少し下ったところにあるコーヒーショップ。「香港レトロ」という言葉がぴったりな雰囲気のお店。特にドリンクが提供されるカップには香港の伝統的な絵付が見られ、現代らしくインスタグラムでも大人気。

住所:G/F., Tai Shing Bldg., 12 Tung St., Sheung Wan
電話:(852)9511-7197

 


 

Art Workshop紹介 香港広東

今回のArt特集、最後はご自身で作品を作ってみよう!
ということで、香港・広東アートにまつわるワークショップをご紹介。
今日の状況もあり、家の中でもできるアートを趣味にするのもおススメだ!!!


【香港】陶芸教室 COBOセラミックスワークショップ

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 1995年に設立されたCOBOセラミックスワークショップは初心者から上級者までの陶芸教室を定期に開催し、企業や個人の制作依頼を引き受けたりする業務を行っている。初心者教室では、粘土を使い、容器やオブジェクトを作っていきながら、手びねりという基本の動きを学び、陶芸のいろはを体験できる。中級コースでは、ろくろを使い、マグカップ、花瓶、ティーポットなどより難度高い器作りに挑戦できる。定期ワークショップが週1回・月4回で開催され、月初めに開講。生徒のリクエストに合わせたフレキシブルなレッスン時間で受講可能。

住所:1/F., Fortune Court, 33 Morrison Hill Rd., CWB
時間:月〜金 14:30〜21:00、土 11:00〜17:00、日・祝日 休み
電話:(852)2528-0672
WhatsApp:(852)9101-0013
ウェブ:www.coboworkshop.com
メール:coboceramic@gmail.com
料金:HKD1,120 月4クラス (材料費と焼成費別途)

 


【香港】Glass class  Glazden™

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 Glazdenとはグラス愛好家の秘密の花園だ。2017年に設立され、Glazdenは期間限定のグラスウェアや彫刻作品、故人を偲ぶメモリアルグラスなどを制作する独立スタジオ。グラスエデュケーションプログラムの一環として、様々なワークショップやグループ活動を開催。Glazdenは、グラス制作のプロを講師として招き、テクニックを共有するプラットフォームを提供するほか、HKBUのインターンシップやNGOの支援もしている。他にもグラス制作を通じてチームビルディングを学べる。チームワークとクリエイティビティに着目したスペシャルイベントは、12人まで参加可能。(状況により変更有)。ご予約はGlazden™まで。

住所:G/F., 23 Sau Wa Fong, Wan Chai
時間:火 15:00〜20:00、水〜日12:00〜20:00、月曜定休
電話:(852)2528-0672
WhatsApp:(852)9133-2698
ウェブ:www.glazden.com
メール:info@glazden.com
料金:一人HKD580~HKD2800(講習内容により変動)

 


【香港】中国伝統剪紙ワークショップ Eldage傳耆

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 紙とは中国の伝統的な民間芸術。一般的な図案のモチーフは日常風景、伝統祝祭、植動物など。例えば、「年年有餘」に因んだ蓮と鯉などの図案デザインがある。ワークショップの担当講師は中国で有名な剪紙アーティスト。リー先生は40年以上の講師経験があり、国際コンクールの受賞歴もある。著作に『Who’s Who in the World』『List of Chinese Folk Celebrities』ほか多数。

 Eldageと中国伝統剪紙の歴史紹介、リー先生の芸術にまつわる経験談、中国伝統剪紙のテクニック紹介、図案のデザインと紙の切り抜きを学ぶ。

 

住所:1/F., Hung To Centre, 94-96 How Ming St., Kwun Tong
時間:月〜金 9:00〜13:00、14:00〜18:00(祝日を除く)
※Private Workshop若しくはPublic Workshopを選択
電話:(852)3973-2496
ウェブ:https://en.eldage.com
Facebook:Eldage 傳耆
メール:eshop@eldage.com

 


【香港】Chinese Ink Painting KA Atelier

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 KA Atelierは「イースト・ミーツ・ウエスト」として知られる香港の芸術と文化の発信、アートと言語表現を題材とし活動している。旅行ガイドブック『Lonely Planet』に推薦され、世界中から生徒が集まる同スタジオは、中国と西洋のアートスタイルを融合させた教室やワークショップを開催。本格的に学習する人向けの定期コースのほか、アート好き向けの1回完結アートワークショップも開催。初心者水墨画クラスでは、専用紙に竹を描きながら、技法や水墨画の思想と歴史を学び、中国の水墨画の魅力を、筆と画法別に体験できる。

住所:Star St., Wan Chai
時間:予約のみ
電話:(852) 3484-2919
ウェブ:www.ka-atelier.com
Facebook:KA Atelier . Painting Studio
メール:info@ka-atelier.com
料金:ビギナーワンオフクラス HKD400(材料と用具費込み/淹れたての中国茶も提供)

 


【広州】絵画教室 愛聚絵ART絵館

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 愛聚絵ART絵館はセミオープン式のギャラリー。セミオープンではあるがとても静かで快適な環境。店内には観賞用に彫刻や学生の作品が並べられており、油絵、デッ サン、水彩画、中国の伝統画、漫画など様々な絵画プログラムが体験できる。コースには専門の講師による指導があり、絵の基礎がない人も気軽に体験可能だ。授業が始まる前に、絵の種類をレベルにより選んでからどのように色を調整するかなど教わった後、作画中も描き方をレクチャーしてくれる。もちろん、完成した絵は持ち帰り可能だ。

住所:広州市天河区珠江東路16号高徳置地冬広場4階
時間:平日11:00~21:30 週末:10:30~22:00(要事前予約)
電話:400-030-3096
We Chat: aijuhui-ART
料金:90~188元/人

 


【広州】絵画教室 週末画館

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 週末画館は基礎絵画体験、アートサロン、カジュアルコーヒーを提供する総合アートスペースだ。海を見ながら絵を描いたり、コーヒーブレイクができる。運が良ければ店の看板猫にも遭遇可能。店長は、来客みんながまるで週末のアートギャラリーに来ているようにのんびりと過ごして欲しい、と願いを込めてこの店名としたとの事。店全体が白い砂浜、風と植物、パラソル、リゾートチェアが用意されており、ビーチで過ごしているような感覚も。のんびり過ごすだけでなく、絵画の指導は個別で受講でき、様々な絵画のスタイルを選択できる。

住所:深圳市南山区龍井路方大城T 4 1004
時間:11:00~22:00(平日)
電話:166-7511-3895
We Chat:zhoumohuaguan
料金:201元/人


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