中国法律コラム46「日本から深圳への移動・隔離の実態レポート」その一

2020/03/25

houritu

〜 「日本から深圳への移動・隔離の実態レポート」その一 〜

 みなさんこんにちは、日本人法律家の大嶽です。今回は弊所のパラリーガルのFさん(日本人女性)が日本から深圳へ戻ってきた際の隔離の様子について、みなさん興味があると思いましたので、レポートさせていただきます。

 

一、日本からの帰国(関空 → 上海浦東 → 上海虹橋 → 深圳)

3/13 18:30 関空
 当初の予定では名古屋便だったが、フライトキャンセルにより関空より出発。搭乗手続きにて、吉祥航空のスタッフより、上海で入国手続後に14日間隔離と告知される。

3/13 21:1523:15 関空 → 上海浦東T2
 到着後、すぐに問診のため列に並ぶ。前に並んでいる中国人に話を聞くと、乗り換えが12時間以内であれば、上海での隔離はセーフとのこと。チケットを確認すると乗り換え15時間。上海での隔離を覚悟。上海での隔離は14日間すべて公的負担とのこと。
 12時ごろに問診が終わり、パスポートに黄色いシールを貼られる。隔離対象の8か国から来た人には黄色シールが貼られるとのこと。入国手続き後、虹橋での乗り換えと伝えると、40人埋まらないと公式な送迎はできない、乗換時刻までに枠が埋まらなければ虹橋まで辿り着けず、そのまま上海で隔離と言われる。上海での隔離はこのまま40人埋まる方にかけるか、もしくは浦東のチケットを買い直すか選択を迫られる。浦東→深圳のチケットを探すも、予約できず断念。40人埋まるのを待つことに。同じような中国人たちが防護服を着た係員たちに突っかかるが、カップラーメンと水が配給されるとみんな静かに。

3/14 1:00
 虹橋までの送迎を待つ待機スペースへ移動。エアコンが切られているため極寒。防寒対策は必須。フライトの5時間前に声がかかると言われる。

3/14 10:00
 虹橋までのバスに乗せられたかと思いきや、浦東T1へ移動させられる。またも待機スペースで待つことに。

3/14 11:0012:00
 用意されたバスで虹橋空港へと護送。待機スペースで待つ。吉祥航空より昼食が配給される。フライトの75分前に係員が呼びに来るとのこと。

3/14 13:45
特別ルートを通って出発ゲートへ。ゲート前の待機スペースで待つ。飛行機までの送迎バスも他の人たちとは離れた席で移動。乗客4人。

3/14 15:1517:30 上海虹橋 → 深圳
最後列に座らされる。隣は湖北省出身の男性。降りてから知らされ衝撃。
アナウンスで「日本人が
2人乗っているので書類ができるまで降りられません」と流される。晒し者。針の筵になりながら体温測定、WeChatでの登録、紙の問診票の記入後、他の隔離者の手続きも含めて1時間ほど飛行機入り口付近で待機。その後空港の待機スペースに移され、ホテルまでの送迎バス待ち。

 

二、深圳のホテルでの隔離

3/14 19:30 ホテル(機場大酒店)着
チェックイン時に体温測定。チェックイン後、部屋へ。ここでもエアコンは使えない。ホテル内は消毒液の匂いが充満。デリバリーは
OKで、フロントまでは自由に移動できる。各階のエレベーターホールに水、トイレットペーパー、スリッパ、ゴミ袋等が用意されており、自由に取りに行けるようになっている。受け入れ態勢は万全の模様。

3/15 朝食 → 体温測定 → PCR検査 → 昼食 → 体温測定 → 夕食
部屋の前に朝食、昼食、夕食が届く。
12時頃に防護服を着た2人がPCR検査にやってくる。鼻と喉に綿棒を突っ込まれる。結果が出るまで約1日、早ければ半日とのこと。

3/16 朝食 → 体温測定 → 昼食 → 検査結果陰性
検査より
1日で結果が出るとのことだったので、昼食後、フロントまで確認しに行く。陰性と言われ、荷物をまとめておくように言われる。

3/16 20:30 チェックアウト、龍崗区へ
シャワー中に電話が来て、もう出発できるから今すぐ下に降りてくるように言われる。慌てて準備しフロントに行くと、そこからしばらく待たされる。ここまで
3日間の費用は一切請求されず、公的負担の様子。ようやくバスが到着し、出発したのは23時頃。行き先は誰にも知らされず、散々ホテルを回ったあげく、龍崗区のホテルに着いたのは夜中の1時。

3/17 1:00 龍崗区双龍の維也納酒店着
ホテルに到着。そのまま自宅隔離と思っていた乗客たちから不満の声が噴出。ここでもう一度検査を受け、陰性が出てから自宅隔離組は家に帰れるとの説明がなされる。パスポートを預け、部屋に入れられる。部屋にタオル、歯ブラシ等の備品がない。今日から隔離ホテルに指定されたとのことで、受け入れ態勢が全く整っていない状態。ここからの滞在は自費なのか、公的負担なのか?と尋ねるも、防護服の面々は誰も知らない模様。

3/17 朝食 → 昼食 → PCR検査 → 夕食
 PCR検査の際、検査員より、14日間の隔離期間は今日から開始とのお達しが。深圳入り4日目にしてようやく隔離生活14日間がスタート?開放は331日とのこと。

つづく

 

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ddd広東盛唐法律事務所
SHENG TANG LAW FIRM
法律顧問

大嶽徳洋  Roy Odake

行政書士
東京商工会議所認定
ビジネス法務エグゼクティブ
Tel:(86)755-8328-3652
E-mail:[email protected]

中国の法律事務所で10年以上の実務経験を有しています。
得意分野は、労働法・会社法・契約法です。
法律関係でお悩みのことがありましたら、お気軽にご連絡ください。

九州出身、趣味は卓球です。
深圳市で日本人卓球クラブの代表を勤めております。
卓球が好きな方は、ぜひお気軽にお声掛けください。
部活経験者を特に歓迎しています。

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