香港で就労ビザを取得「Asia Business Centre」湾仔

2018/09/05

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香港で就職や起業を考えているなら、正式な労働許可証やビザを取得する必要がある。

香港の就労ビザに関しては、実は外国人居住者から問い合わせが多いトピックの1つ。香港政府は自国の経済を支えてくれるワールドワイドな才能を必要としているので、これは驚くべきことではないかもしれない。実際香港は、高い雇用水準を保っているサービス業が盛んな経済先進国で、現在のところほぼ完全雇用を実現しており、多くの業界が希望の人材を見つけることに苦心している。

今回は香港居民でも中国居民でもない日本人の方向けに、ビザ取得の流れをご説明しよう。

 

【訪問ビザは就労許可証ではない】

在留資格は国籍や旅券の種類により与えられるもので、それによって香港での旅行や訪問の際、自動的に入国許可を得ることができる。それが無い人々は、訪問前に最寄りの中国外交領事館で訪問ビザの申請が必要だ。

ビジターとして入国した人は、香港においていかなる形でも労働や起業、事業への参加や勉強、住居を構えることは許されない。訪問ビザはビジネス開発のために香港を訪れる人のためのビザなので、ビジネス会議やカンファレンス、フォーラム、契約のサインなどに関しては可能である一方、物品やサービスの提供、事業者登録、学生として勉強することなどはできない。

 

【香港は様々な才能を求めている】

香港政府は様々な産業の促進を目的とした、世界中のプロフェッショナルな人材を惹きつけるための移民労働者措置を講じている。ビザ取得の際には、移民局の条件に厳格に従うことを強くお勧めする。

 

【移民局の権限は絶対】

移民局が規定しているのは、ビザ申請に一般的に有利な条件と基本要件のみであり、最終的な決定権は移民局にある。どんなエグゼクティブでさえ、申請に苦労する確率は0ではない。

 

【特殊技能をもった外国人のためのビザプログラム】

経験と移民政策の理解から、外国人向けの2種のアドミッションプログラムを以下に挙げる。

1)プロフェッショナルとして
香港で働く意志のある外国人プロフェッショナルは、専門家として一般就業政策(GEP)に基づく審査を受けることができる。主な要件は以下の通り。○申請者の学歴や業務経験に見合った、且つ香港人に代わることのできない雇用の確定○香港の専門職の標準的な水準を満たし、かつ市場価値に合った報酬の確定○優れた教育背景、技術資格、または実績のあるプロフェッショナルな経験があること

2)起業家として
香港で事業を設立または事業に参加する意志のある外国人起業家もGEPに基づく申請をすることができる。主な要件は以下の通り。
○優れた学歴や技術資格、または実績のあるプロフェッショナルな経験
○香港の経済に大きく貢献する立場にあること

また、具体的に以下のような要素を評価する。
○事業計画
○売上高
○財源
○投資総額
○従業員数
○新しい技術やスキルのイントロダクション

有資格者政府支援プログラムの支援を受けて事業をスタートアップ、または事業に参画しようとしている起業家の申請は、ある程度有利に進むことがある。政府からのインセンティブ、インキュベーションプログラム支援の詳細に関しては、インベスト香港から情報を得ることが可能だ。

(テキスト:Hilary Kwan、翻訳:Shoko Masuda)

 

 


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Asia Business Centre
住所:Rm 1501, 15/F., Eastern Commercial Centre, 397 Hennessy Rd., Wan Chai
電話:(852)2110-0908
ウェブ:https://asiabc.co/jp

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