国際ジュエリー貿易「宝飾品を高値で手放すコツ」CIRCA

2014/03/24

CIRCA ダイヤモンド欧米ではかつて“3つのD”を連想させると言われ、ジュエリーを売ることはあまり良くないこととされたもの。“3つのD”とは、“Death(死)”“Divorce(離婚)”“Debt(借金)”だ。しかしそんなことをあまり気にされなくなった昨今、ジュエリー売買は必要不可欠なものとなり、消費者はよりよい情報を求めるようになった。
CIRCAは、ジュエリーを売ることに深い意味などないという人々の声を、いち早く代弁した企業。深い専門知識と市場洞察力を備え、安心して取引を行ってもらえるよう努めている。
今回は、最近価値が高まっている宝飾品と、それらを高値で買い取ってもらうための重要な八箇条をCIRCAの副社長Angelina氏に伺った。

あなたは自分のジュエリーボックスの中身をちゃんと把握しているでしょうか。1年以上身に付けていないジュエリーがあるとしたら、今それを手放すチャンスです。まずはお手持ちの使わなくなったジュエリーや時計がいま価値のあるものなのかについてお話しましょう。

「小さな文字盤の時計」
ここ数年のレディース時計は、文字盤の大きな、インパクトのあるものがトレンド。しかし小さな文字盤の時計も、カルティエやロレックスといった有名ブランドでは20年前からすでに人気がありロングセラーの商品が多いので、売る時には影響しません。

「ゴールドのネックレス」
プラチナやゴールドといった貴金属は安定して需要が高いので、身に付けなくなって久しい高価な貴金属があれば今が売り時です。

「アール・デコのアイテム」
親族などから相続した装飾品のなかにアール・デコのアイテムがありましたら、あなたはラッキーですよ。アール・デコとは1920~1930年代、当時の建築様式などに影響を受け流行した装飾美術で、最近になって市場価値がとても高まっているため、売るにはかなりいい時期です。

「エンゲージ・リング」
もし結婚生活が破綻したあともその名残りで指輪を残しているのだとしたら、なぜ手放しませんか。手放すことでジュエリーボックスには隙間ができますし、過去と決別し前向きな気持ちになれますのに。

「ファースト・ティファニー」
16歳の誕生日にもらった、初めてのティファニーがまだ手元にあるという方。あなたはもう立派な大人なんです。自分の今のライフスタイルにあった、もっと洗練されたものに変えてはどうでしょうか。もう自分で買ったネックレスが並んだジュエリーボックスを持てるほどになっていることでしょう。

 

CIRCA リング買い取られた良質なジュエリーや時計は、価値を新たに見出されます。大した特徴のないシンプルな金の時計や0.5カラット程度のダイヤが、財産となりうる素晴らしい宝飾品に生まれ変わることができるのです。ここからは、実際に売ることを考えてみましょう。ジュエリーを高値で買い取ってもらうための重要な八箇条をご紹介します。

「価値を知ろう」
あなたのジュエリーボックスの中に、どれほど価値があるものが入っているのかを自分自身で把握していない場合、一度専門家に鑑定してもらうのがオススメです。宝石や貴金属の質や技量は、鑑定時の重要なポイントとなります。

「良いバイヤーを選ぼう」
買い手選びも重要。相当額のジュエリーや時計などの取引きを日々扱う会社の、眼識ある専門家を選ぶことで、より良い結果となるでしょう。

「修理はおすすめしない」
ジュエリーを売る前に、修理や研磨、クリーニング、再加工などはしないこと。専門家のバイヤーは、少しでも壊れていたり欠けていたりすると状態が良くないと査定するため、素人が手を加えない方が良いです。

「その場で支払いを要求する」
一度書面で出された値段はオフィシャルなもの。もし書かれている価格で納得できたのだとしたら、鑑定後すぐに支払いを求めましょう。

「鑑定は1社で十分」
ジュエリーを売る際、完璧な鑑定を受けたいあまりそれぞれのアイテムを別々の所に鑑定に出すといったような、保険としての鑑定は必要ないですよ。

「不満のない鑑定を受けよう」
売るものはたった1つのジュエリーなのか何百個もあるのか、いずれにしてもひとまとめではなく個別にそれぞれ鑑定してもらうべきです。鑑定は、カルティエ、ティファニー、ヴァンクリーフといったブランド名や、その状態や質、流行のデザインかヴィンテージものか、といったところで値が付けられます。

「附属品は取っておこう」
可能であれば、購入時に付いてきたブランドの箱や袋を一緒に持っていくと良いです。特にヴァンクリーフやカルティエ、ロレックスなどは高値が付きます。

「証明書は重要」
GIA(米国宝石学会)など国際的に認められた団体の証明書は鑑定結果に大きく関わるため、たとえ要求されなくても提出したほうが良いでしょう。

Angelina Chen氏

 

Angelina Chen氏

CIRCAのニューヨークと香港を統括する副社長。2004年の入社以前にはPhillips de Pury & Luxembourgの重役も務めた。世界で活躍するジュエリーバイヤーとして、業界内でも一目置かれる存在だ。

 

CIRCA

 

アメリカ、スペインや香港で、世界中に12つのオフィスを持ち、国際ジュエリー貿易のトレンドをリードしている。
ウェブ:http://www.circajewels.com

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