とある年末のIT大惨事! (前編)

2017/07/11

年の瀬も迫る2016年のある日、普段どおり外回り営業をしていると部下から何度か着信があったことに気付いた。顧客先で好物のラーメンをすすりながら、「食べ終わったら折り返すか」と考えていたら再度オフィスから呼び出しが。ただ事ではないな、とたまらず電話に出ると、その内容を聞いて、私は空いた口が塞がらず、しばらく箸を持ちながら固まった。

社員A:「原因不明のコンピューターウイルスで社内データが消えちゃって…」
私:「えっ?! 具体的にどういう状態なの?」
社員A:「いつも使っているコレとコレとコレが開けません。拡張子が変わっちゃって…」
私:「うそだろ?! バックアップとかは取ってあるの?」
社員A:「可能な範囲で今やってます!かなり深刻な状況なので、パソコンやITサポートの『Kato Tech』さんに電話して、これから来てもらいます」
私:「分かった。これからすぐ戻ります」

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自社セキュリティの脆弱性を狙われて社内すべてのパソコンがウィルスに感染してしまう

 その後、オフィスに戻った私は改めて事態の深刻さに直面した。社内で保存していた7~8割のデータを損失、「どう復元するか?」を考えれば考えるほど顔が硬直、頭に色々な情報が刹那的に駆け巡る。ちょうど私の帰社より10分程前に現場に入り、作業に取り掛かっていたKato Techの技術者Kさんも、「うーん、これは復元は難しいですね。サーバー上で自動バックアップなどはとられてますか?」

私:「いやぁ~、全て会計総務スタッフに任せっきりで、聞いてみないと分からないですね。〇〇さん、これ分かる?」
会計総務スタッフA:「I donʼt know because I just startedworking in this company.」
私:「だよなぁ~…、ちょっと諸々確認しますので、少々お待ちを」

それから約2時間が経過して、何とかサーバーへアクセスするURLとパスワードらしきものを見つけたものの、悪戦苦闘。以前にサーバーの設定をローカル業者に委託していた関係で、連絡は取ったものの、「パスワード? それは前におたくの会計総務に教えたよ。私は分からないな」と、冷たくあしらわれ撃沈。Kato TechのKさんも結局はそこが分からないと何もできず、緊急のウイルス駆除ソフトを各パソコンにインストールする応急処置を施していただき、その日の作業は終了した。

次号に続く(後編は7月21日号に掲載します)

Kato Tech

Kato-Information Technology Co., Ltd. (Kato-tech)
住所 :Unit L82, G/F., On Lower, Peninsula Ctr., 67 Mody Rd., TST
電話:(852)2368-4673 メール : [email protected]
ウェブ : www.kato-tech.com.hk

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