海外で作る自分年金セミナーin香港&深圳開催のお知らせ

2017/03/13

「混迷する日本の社会保障改革」

政府が黒字化をめざす2020年度の国と地方の基礎的財政収支は8.3兆円の赤字を見込んでいる。16年度の税収が円高で落ち込んだことで想定が狂い、赤字は昨年7月の前回試算より2.8兆円膨らんでいる。高い成長を想定し、19年10月の消費増税を織り込んでも財政健全化目標の実現は困難な状況だ。赤字解消には社会保障の抜本改革も含めた追加策が必要な状況となっている。

安倍晋三首相は黒字化目標の旗は降ろさない方針だが、道は険しい。民間エコノミストは「20年度の黒字化は遠のいた。高成長・高インフレを前提とした財政健全化が困難なことが浮き彫りになった」と指摘している。

一方、厚生労働省は17年度の年金額を0.1%引き下げると発表した。マイナスは3年ぶりで、消費者物価指数(CPI)が下落したのを年金額に反映する形となる。国民年金を満額で受け取っている人は16年度と比べ、月あたり67円減の6万4941円となる。厚生年金を受け取る標準世帯(夫が平均的な給与で40年働き、妻が専業主婦)では227円減の22万1277円となる。

年金給付を巡っては、年金額を今より抑え、将来の年金額を確保するために、21年度からは現役世代の賃金が下がったときに高齢者が受け取る年金額も減らされることになる。現在の公的年金制度の持続可能性を高めるためには、他にも年金の受給開始年齢の引き上げや、私的年金の充実などの大きな改革が避けて通れない状況だ。

もはや自分の年金は自分で作る時代、将来的な年金削減リスクに備えて、アジア随一の国際金融センターである香港の金融商品を活用するメリットについて詳しく知りたい方は、「海外で作る自分年金セミナー」に参加されてみてはどうだろうか? 香港・深圳での個別相談会は随時開催しているので、気軽に問い合わせてみると良い。

木津英隆

プロフィール: 木津英隆(きつひでたか)
謙信アセットコンサルティング(香港)代表取締役。格付け会社勤務経験を生かした金融商品のリスクとリターンの丁寧な説明に定評がある。ブログ「香港IFA木津英隆のマネーは巡る」でも独自の視点で世界の金融情報を発信中。

<セミナー日時・場所(参加費無料)>
3月25日(土)香港10:00~12:00もしくは14:00~16:00
3月26日(日)深圳10:00~12:00もしくは14:00~16:00
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HP:www.kenshin.com.hk
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